昨日師匠が帰りがけに
「今夜は朝日屋の三角揚げでおいなりさんを作る」
とおっしゃっていたのが気になって、気になって。

朝日屋さんというのはin-kyoから歩いて10分弱のところにある
お豆腐屋さん。普段はお豆腐と三角揚げを売っています。
大豆の香りがぷんと香って美味しいお揚げ。
私も時間があるときは朝日屋さんまでお買い物に行っています。

その三角揚げで作るということは三角のおいなりさん。
しかも三春の名物三角揚げは中のお豆腐の部分に厚みがある。
おいなりさんが大好物の私は
「食べてみたいです!」と声を大にして師匠にお願いしたかったのですが
もうさすがにここのところごちそうになりっぱなしで図々しいなぁと思ったので
ゴクリとその言葉を飲み込むことに。

厚みがあるお揚げを炊いたら出汁がたっぷり煮含まれて
さぞかし美味しいだろうなと想像、想像。
うーん食べてみたい。

で、今朝も師匠がいらしたので、さっそくおいなりさんの話に。
作り方を詳しく伺うと、三角揚げをまず湯通しして
半分に切り(小さな三角になるワケですね)口を開ける。
そしてなんと!中のお豆腐の部分を取り出すらしいのです。それにはビックリ。
それからコトコト時間をかけて炊くのだそう。
取り出した中味は別で炊いてごはんのお伴にするんだとか。

地元の方はみなさんそういう作り方なのでしょうか?
三角の小ぶりなおいなりさんが並んだ様子はかわいらしいだろうなぁ。
もともとのお揚げが美味しいんだから味はそれはもう。
私の脳内キッチンではすでに調理が始まっております。
レンコンや胡麻を入れるのも好み。
ゆったり時間があるときに作ってみようっと。

2軒となりのお花屋さんで購入した桜が
先週は蕾ばかりだったというのにポカポカの店内で
さすがに満開に。少し気が早いけれどお花見気分。
お花見とおいなりさんも良く似合う。



昨日はお弁当を作る余裕が無く、
サッと家から持って出たのは玄米餅。

昨年、友人たちからお祝いで頂いたもちつき機が
我が家で大活躍。なんたってもち米は
お米農家・やまざきさんちのもち米(まんげつもち)なんだから
美味しさも格別。

炊飯器も電子レンジもおまけにテレビや掃除機といった電化製品も持たない
この私が、お祝いに欲しいものを聞かれてまず「もちつき機」と答えてしまった。
さすがに杵と臼というわけにもいかず、ずっと欲しいと思っていたもの。
実家にもありましたがやはりずいぶんコンパクトになって
機能も進化しているようですね。

しかもつきたての玄米餅まで美味しくできるんだから
自分で作らない手はないなと。
もち米の新米を入手してからはもう何回作ったことでしょう?
仕上げのつき具合の頃合いがようやくわかってきたところ。
作っては冷凍してなるべく常備…したいけれど、美味しくてつい食べてしまう。

昨日もひと口サイズの玄米餅をお店で焼いて…って
日曜日の日中だというのに、それだけお店がヒマだったわけですが。苦笑








ここ数日日記をお休みしてしまいました。
具合が悪いというわけではないのに寒さで?
なんだか冬眠したように定休日は家事を澄ませたら寝てばかりいました。

さて。
昨日はお店が終わってから福島市・飯坂温泉にある旅館「清山」へ。
こちらで昨年の私たちの結婚パーティーで名司会をしてくれたTちゃんの
結婚披露宴が執り行われました。
新郎新婦のお二人がずっと笑顔だったのはもちろんのこと、
ご両親も、列席者もみんなみんな。
Tちゃんはこうやってずっとみんなに笑顔と元気を
与えてくれてたんだなぁとあらためて思いました。
本当に本当におめでとう。
福島を離れて今治へお嫁に行ってしまうのは寂しいけれど、
「じゃあいつか今治へ行ってみよう!」とまた人の心を動かしてくれている。
思い出深い場所「清山」での披露宴はダンスまで踊って、笑いっぱなしだったし。

今日はその披露宴に出席をした友人知人たち10人くらいが
夕方、in-kyoまで足をのばしてくれました。
大人の遠足・福島ツアーといった感じでウチに来る前には
デコ屋敷の橋本広司さんのところにも行ってきたのだとか。

震災が起きたことはもちろんとても悲しいことだけれど、
震災がなかったらひょっとしたらTちゃんと出会えていなかったかもしれない。
そしてこうして足をのばしてくれたみんなとも。

いろんな思いがめぐっていく。


今朝、銀行へ両替に行くと窓口の方が
「民報サロン読みましたよ」と話しかけて下さった。
ビックリと気恥ずかしいのと、同時に素直に嬉しかった。

昨日もご近所の方々や師匠たちがお声をかけて下さって。
文章を書くことも、お店も、暮らしも。
自分ひとりがやれることなんてささやかなものだけれど、
こうして顔が見える人たちに喜んでもらえるように
だただた地道にやっていこう。
できていないことはまだまだたくさんあるけれど、
おもねるとかそういうんじゃなくのびのびと自分らしく。
そんなことをあらためて思ったのでした。

話は変わって。
「すいとん粉」というのがどうやら売っているみたいですね。
すいとんがもちもちしていたのはそのお陰のようです。
そこに師匠は卵の黄身だけ加えているのだとか。
その他の味付けは、酒・醤油・めんつゆをほんの少しだけ。
仕上げの隠し味にお味噌を。

「すいとん粉」というものはどういうのかわからないのだけれど
師匠は化学調味料や添加物が入ったものは一切使わないようにしているそう。

事あるごとに「食べものは大事なんだから」とおっしゃる。
やっぱ師匠だな。

午前中にいらした好江師匠(私の心の中でのニックネームですよ)から
夕方、お店に電話を頂いた。

「すいとんをたくさん作って、美味しくできたんだけど食べるなら持って行くよ!」
「あ、嫌いなら無理しなくていいんだからねっ」と。

ポンポンはっきりモノをおっしゃるので、口が悪いように
取られそうだけれど、気遣いがあって細やか。
東京の下町の方々もそういう方が多かった。
カラッとさっぱりしていて気持ちがいい。

お電話を頂くのははじめてで、
食いしん坊の私が断るはずもなく。
ほどなくして深鉢に入れたすいとんを持った師匠が
(ご主人の運転する車に乗って)ご来店。
できたてらしく、まだあたたかい。

お店に置いているくまがいのぞみさんの小さな土鍋に移し替えて
自宅に持って帰ることにした。
夫君のお迎えを待つ間、閉店後の腹ぺこ時間にはたまらない美味しそうな匂い。
スプーンでひとすくいしてほんのお味見。

美味しいぃぃ。

ピタっと決まった黄金比のような味付け。
やっぱりこれも隠し味にはお味噌を少しだそう。

家に帰ってうどんやら水餃子やら粉ものが好きな夫君は大喜び。
ちなみにその他の具は
ひき肉・豚バラ・舞茸・ネギ・春菊
土鍋で作ったそうで、それをまた土鍋で温め直したからか
身体がポカポカ。土と火の力だなぁ。
すいとんのお団子がもっちもちだった。

母は戦争を経験していて、お米がない時の食事が毎日のように
すいとんだったという話を子どもの頃に聞いたことがある。
小麦も今のような上質のものではなかっただろうし、
もちろん肉など入るはずもなく、調味料だって満足のいくものが
揃うことなどなかっただろう。

子どもの頃、はじめてすいとんというものを食べたのはお友だちの家で、
またあれが食べたい!と母にせがんだことがあった。
母はひき肉、大根や人参、ネギなどを入れて、出汁と
お醤油で味付けをした美味しいすいとんを作ってくれたけど
「お母さんはいい思い出がないから」とほとんど食べなかった。
子どもながらにそんなことを覚えていて、「すいとんが食べたい!」とは
もう言えなかった。
「すいとん」というとそのことを思い出す。
だからか、私も自分ではあまり作る気にならなかった。

が、目の前で美味しそうに食べている人がいると
作ってみるかという気にもなる。
おもしろいもんだなぁ。

師匠にもっちもちのコツを聞いてみようっと。












1/20は大寒でしたが暦の通り
これまでと寒さの種類が違うというのか。
ぐんぐんと気温が下がって、夕方から雪がパラつき始めた。

で、夜になると横なぐりの雨ならぬ雪。
夜中じゅう降り続けたようで
目覚めて外を見ると雪は止み、再び銀世界に。
水分がある雪だったからか、木の幹まで雪に覆われておりました。

これはさぞかし雪かきが大変!
と、早めにお店に向かったものの、さらに早く(6時頃から!!)
お隣のH下さんが大方の雪かきをして下さっていて
本当にいつもいつもお世話になりっぱなし。
朝のおしゃべりをしながら雪かきして身体を動かすのは
どこかラジオ体操にも似ていて清々しい。

雪かきを終えてからは散歩へ。
in-kyoの裏手の川沿いにある胡桃の大木も、
土壁で囲まれた素敵な日本家屋のお宅の松も
普段とはまた違う美しさ。
冷たい空気を身体の隅々にまでに行き渡らせるように思い切り吸い込んではいて。
青空とのコントラストが眩しくて涙が滲む。
そして口角も上がる。



寒いのは苦手なくせにどうやら冬という季節が
少しずつ好きになっているようだ。


今月から福島民報新聞「民報サロン」のコーナーで
月に1度、5回の文章を書かせて頂くことになりました。
県内各地域の職種も年齢も様々な方々がリレー形式で書かれている文章を
私も読者として毎日楽しく読ませて頂いています。

第1回目が明後日22日(日)

皆さんよく読んでらっしゃるのですね。
年の初めに「新執筆陣」として紹介されているのをご覧になった
ご近所の方が楽しみにして下さっていて。
有り難いこと。嬉しいこと。

いわきの鉄と布のomoto・鈴木夫妻から
「石巻へ行っているリビセン(リビルディングセンタージャパン)の東野夫妻が
諏訪へ帰る途中にin-kyoに寄ろうとしているけど
定休日ですよね?」とメール。

諏訪とは長野県であり、石巻とは宮城県だ。
そして三春は福島県なわけで…
地図でみれば確かに通り道かもしれないが。だがしかしですよ。笑

定休日だけれど、むしろ休みで家にいたところでちょうど良かったので
せっかくだからと寄って頂くことにした。
そして連絡をしてくれたomoto夫妻も三春にやって来て下さることに。
三春で待ち合わせ。
いわきからでも三春までは1時間はかかる。
福島は案外と広いのだけれど、東野夫妻は全国北から南から
大移動をしているのでさして苦ではない様子。
むしろ楽しそう。
どこでもドアみたいにポン!とそこへやって来て
ゴハンを食べてコーヒーを飲んで、しゃべって、笑って
諏訪へと帰って行った。
あぁなんと軽やかな旅人のようなんだろう。
なんだかすごく元気をもらった。

実は来月実家の(リアル)隠居が取り壊しになるので
そのレスキューをリビセンにお願いしたのです。

およそ築100年。祖母が亡くなってからは
倉庫のような状態になっていて、
年を重ねた両親にとって重い木戸の開け閉めは厳しく、
めったに風を通すこともせずに傷みは進む一方だった隠居の平屋と
古くなった母屋も取り壊して建て替えることに。
実家を離れた私がどうこうできることでもなく、
せめて隠居のかけらがいつかどこかで何かに役立てられればと。
お米農家のやまざきさんがつないでくれたご縁のお陰で
今回の運びとなったわけです。
頼もしくしなやかなリビセンの二人。いつか諏訪にも行ってみたい。

そして思いがけずomoto夫妻にも会えて嬉しい一日に。
気温が少し上がって(といっても4℃)
道路で凍っていた雪がゆるみ始めたので
「今だ!」とばかりに午後になってスコップで氷状の雪を割って雪かき。
これをやっておかないと道路がガタガタのままなので。
三春はよっぽどの雪でないと除雪車が出動しないそうなので
普段は町の人たちの人力に任されている。
そう思うとつい張り切ってしまうのだけれど、
ほどほど、程よくが大事なんだよなぁといつもお隣さんに教えて頂く。
じゃないと続かないものね。

外は寒いけれどお店の中だけでもあたたかな色を。
と思って2軒隣りのお花屋さんで売っていたチューリップを。
そこにさらに色を添えたのはもうずいぶん前にZakkaで購入した
黄色と白の糸で織られたランチョンマットをディスプレイに使ったら
そこだけパーッと明るい。
このランチョンマットは春の只中よりも今ぐらいに使うことが多いかも。
夏には「目に涼しく」というけれど、
冬も「目にあたたかく」があるといいものです。

三春のだるま市は予定通り開催。
江戸時代から続く歴史のある市だそうで、
雪の中を新しく買い求めただるまや干支の張り子を
手にした方が通りを歩いているのが見えました。
きっと毎年買い替えているのでしょう。

で、私もお店が終わってからいそいそと。
屋台の皆さんは寒さの中、本当にごくろうさまでした。
踊りを終えた広司さんは心なしか気配を消して
寒そうにちーさく隅っこにいらっしゃいました。
あぁひょっとこ見たかったなぁ。


幼い頃は、だるまって怖い顔して存在感たっぷりなのが
でーんと神棚にいるのがイヤだったのですが、
歳を重ねたからなのかどうか?
小さいのを選んだからなのか?
(と言ってもこの顔立ちのだるまは一番小さくて高さが13cm。
やっぱり存在感はしっかりあります)
愛着とまではいかないかもしれないけれど、
ちょっとした親近感?
干支の酉と一緒にお店の神棚に飾ることにしました。
干支の酉はユニークな顔をしていてPOP!
他の干支の張り子もどれもかわいらしい(おもしろい)のです。


今朝の新聞で知ったのですが、
だるま市で毎年披露される今年の希望の一文字は「夢」だったそう。
これは町内の福聚寺の住職で芥川賞作家の玄侑宗久さんが選んだ文字。
福聚寺で毎月行われている座禅会にも今年は時間をつくって参加する予定。

だるまや干支の張り子は普段はデコ屋敷で見ることができるので
雪が解けてあたたかくなったらぜひお出かけ下さい。
今日の三春もパラパラと粉雪が舞ったり、途中晴れ間がのぞいたり。
全国的にも寒い一日となったようですね。

ひそかに楽しみにしている明日のだるま市。
お天気が心配ですがお近くの方はぜひ。
どうぞあたたかくしてお出かけ下さい。(カイロ必須ですよ)
午後から行われる三春太鼓やでデコ屋敷の橋本広司さんの
ひょっとこ踊りが見れないのが残念ですが
お店が終わってから私も行ってみようと思ってます。

三春のだるまの特徴は丸っこくなくてどちらかというと縦長。
はじめから目が入っていて、色も華やかで力強い印象なのです。
作る職人さんによって顔や絵付けの仕方が微妙に違っていて
町の皆さんはそれぞれにごひいきがあるようです。
自分のお気に入りを見つけるのも楽しみだったりして。

まさかまさか自分がだるまを買ったりするようになるとは。
子どもの頃には想像もつきませんでしたが。





今年は暖冬かといわれておりましたが、
天気予報通り10日の夕方から
ぐんと気温が下がり雪がパラつき始めました。

11日の夜からはしんしんと降り始め、
今朝起きてカーテンを開けると、銀世界。
雪に覆われた木々の合間から朝陽が登り、
その美しさは目を奪われるほど。

が、夫君はそれどころではなく出勤のために
まず車にうず高く積もった雪を払うのに懸命。
私も我にかえって駐車場の雪かき。
団地には部屋別に雪かき専用のスコップが用意されているのです。
早い方だとまだ外が暗い6時前から
「ガガガガーーーッ」と雪かきをしています。
どなたでしょう?
みんなが駐車場まで歩く道を雪かきして下さったよう。
そうでなければ短いスノーブーツでは埋もれてしまうほど。
本当に助かりました。


で、お店に着いてからも雪かき。
こちらもすでに早起きのお隣さんが雪かきをして下さっていて、
私は凍ったところを金属スコップで割っていく作業へ。
もうそれだけでも身体がポカポカ。
で、雪かきが終わってもまだやはりこの状況を
どこか犬のようにはしゃいでいるのか、
一面に広がる銀世界を味わうべく散策へ。
本当に犬と一緒だなと思ったけれど、裏のお宅で飼われている
大型犬は小屋の奥に丸まっておりました。


白銀と日の出と青空と。
私が携帯で撮る写真ではどうにも写しきれなくてもどかしい。
大雪による災害というものももちろんあるけれど、
この美しさは自然からのギフトですね。


「リトルフォレスト」という漫画が好きで、
その漫画が映画化されたDVDも実は何度も見ている。

レンタルビデオ屋さんに行かなくても
今は便利なもので、ネットで(私はAmazonのプライムビデオを利用)
映画やテレビドラマなどをレンタルと同じようなシステムで
見ることができるのです。もちろん返却もしに行かなくていいし。

朝から雪がしんしんと降り続ける今日のような日は特に有り難い。
一歩も外に出ずに本を読んだり、こまごまと家事をしたりの合間に。
で、パッと選んだのがリトルフォレストの
「冬・春」編

自然の四季の移ろいの美しさと、農作物、食べもの、くらし…
全てが線でつながっていて。
ストーリーに起伏があるわけではないけれど、
だからなおさらそのらせんのような連なりが引き立てられて
愛おしく感じられるというのか。
(らせんや連なりって言葉が映画の中にも出て来ます)

つきたての納豆餅やジャガイモのパン。
あぁなんて美味しそうなんだろう!と、見ていてやたらとお腹が空く映画。笑
「冬の寒さも調味料のひとつ」とも言っていたな。本当に。
またきっと繰り返し見てしまうのだろう。

映画を見て思い出した。
凍み大根が早く出回らないかな。

宿泊チームのS夫妻は浦和のご自宅で
鍼灸とマッサージを行っていて、
泊まった翌朝には首回りに鍼と足、肩、腕のマッサージ。
滞っていた何かがじわ〜っと流れていく感覚。
まるで貴族のような贅沢感。

実は秋口頃から右肩が痛くて腕が上げづらく(四十肩??)
違和感があったのが、この朝の施術のお陰で
ずいぶんとラクになっている。(直接の原因は首?)
呼吸法や自分でできるストレッチまで教えて頂いて。
お店が始まるほんの数分前に行って首回りをリラックス。
これまでの数年で蓄積されたものがここへきて
ダーッと出始めているそうな。
うん、それはなんだかわかる気がするなぁ。
あたたかくなったら軽い運動も少しずつ始めてみようかな?
なんて気持ちもわいて来たりして。

帰る前にもう一度お店に寄ってくれた彼らと
師匠たちがちょうどバッタリ。
電車の時間まで余裕があるからと、お二人のこともほぐしてくれて
またいつもとは違う会話が広がって、みんなで笑って。
師匠たちも身体がポカポカしたとご満悦で帰って行きました。

蔵前の頃からそうだったけれど、私が何もしていなくても、in-kyoで
いろんな人たちが偶然出会っておもしろいことがどんどん起きて。
いい意味でお店がFREEというのか、いい作用が勝手に生まれるというのか。
全く他人事のようなのですがとっても嬉しいことです。

松の内が明けたこの日は、夕方から八幡神社で
どんど焼きが行われた。
陽が沈むと冷たい雨が降り始めたのでお焚き上げを
見届けることなく帰りました。
身体も整えて頂いて、古いお札や和飾りにも
お礼をしてまたあらたな気持ちでスタート。

年末、ひょんなことから我が家に数人が集まって
たこ焼きパーティーをやろうということになった。
せっかく人が集まるのならクリスマスは終わってしまったけれど
プレゼント交換をしようとつい言い出してしまった。
しかもプレゼント金額は500円
買ったものでなくても手元にあるものでも良しとして。

と、言い出したわりには自分がさてどうしようと前日まで決まらず。。。
そう思っていたら、たまたま立ち寄ったご近所の八百屋さん「くろば」に
おあつらえのものを発見!

かわいらしく色がつけられ、鯛や大黒様、小判など、
おめでたいモチーフをお麩のようなもので作った「色飾り」が店頭に。
昔は多くの家で飾り用のお団子などを手づくりして柳の枝につけ、
お正月飾りとしたのだそう。
「最近は飾るお家も減ってしまったけれどね」とはくろばのおじいちゃん。

15日に三春町で行われるだるま市のときにも
この正月飾りは販売されるのだとか。
プレゼント交換用に1袋購入。そして自分用にも1袋。
柳の枝は用意できなかったのでin-kyoの窓辺に並べて飾っている。
素朴ながらそれだけでも華やぎがあってなんだかいい。

15日のだるま市も楽しみ。




友人を介して知り合ったS夫妻とS さんが
はるばる三春に来てくれて、今日は3人が我が家に宿泊。

外に食べに行くのもいいけれど、外食が続くと
最近とみに身体がだるくなる。
それに加えて年末年始はついつい食べ過ぎ、飲み過ぎ。
3人も帰省を兼ねての旅の途中でやはり同じくといった様子だったので
昔の習わし通りに七草粥。
福島の野菜ではさすがにこの季節に七草を揃えるのは難しく、
大分産の七草セットに加えて、セリを多めに用意しておいた。

ただせっかくの来客に七草粥だけでは…と、
献立は
・昆布、椎茸の出汁にたっぷりの白菜と豚バラ、仕上げにセリをたっぷり入れた鍋
・レンコンのソテー
・人参と金柑、レーズンのサラダ
・白菜の三五八漬けマリネ
・塩ゆで落花生

・鍋が終わったら玄米七草粥

お粥だけで胃腸を休めて…というメニューにはならなかったけれど、
少しでも胃腸に負担がかからないものに。

そうそう。
同様に1月3日の朝昼ごはんは「三日とろろ」にちなんでとろろかけご飯に。
とろろかけご飯というと麦を入れがちですが
身体を冷やすので冬だと麦を入れずにお米だけの方が良いようです。

千葉が実家の私はこの風習を知らなかったのですが
どうやら夫君の実家では毎年3日はとろろを食べるのだそう。
無病息災といった縁起をかついでという意味もありますが、
やはりとろろを食べるのは整腸や胃の疲れを労ることや滋養のためとも
いわれ、主に北関東から東北でこの習慣があるようです。
が、福島県内でも地域というよりはお宅によってもやるやらないがあるそう。

とにかく昔の人が何気なく行っていたことや風習には
ちゃんと意味があるのですね。
七草粥の写真はないので三日とろろの写真を。


2017年 1月6日 友引

今日はちょっと特別な日となりました。
夜、夫君とお世話になっているご夫妻と一緒に食事。
小さな居酒屋さんで、乾杯をして。
門出とも言える日だったので「特別」と書いたけれど、
実はただただ楽しく飲んだなんてことはない時間。
でもきっと今後、何度も思い出すことがある気がする。

「大安吉日」はもちろん良いけれど、
良いことで「友を引き寄せる」友引っていい言葉だな。

これからもそうありますようにと願いを込めた日。


明日6日から仕事始め。
in-kyoでは初売りや蔵前の頃には毎年必ずやっていた
お振る舞い酒もありませんが(車の運転をされる方がほとんどなので)
今年も素晴らしい作り手をご紹介する展示や
楽しいワークショップ、ライヴなどを企画予定しております。
もちろん通常営業でもご来店下さった皆様に喜んで頂ける様、
できる限り頑張ります。
皆様のご来店を本年も心よりお待ちしております。

冬期休暇中には30日に夫君の実家に行き、
義父の出身地、柳津(奥会津)の郷土料理を
義母にお願いをして教わってきました。

雪深い奥会津の郷土料理は、
保存食の知恵がたくさん盛り込まれていて興味深いものばかり。
今回は
・こづゆ(里芋・人参・きくらげ・どんこ・干し貝柱・糸こんにゃく、お麩)
・イカ人参
・鶏蕎麦(鶏ガラで出汁を取った汁で頂くお蕎麦)
・汁餅(鶏ガラ出汁のお雑煮)



これは野菜や椎茸、貝柱の出汁の旨味が凝縮された「こづゆ」
器もこづゆ椀という専用の漆椀

どれも滋味深い味わいでしみじみ美味しい。
けれど、何グラム、何ccのレシピは無いので、
目で見て作り方を覚えて、味と香りを舌で記憶する。
義母もそうやっておばあちゃんから教わったのだそう。
作り方はどれも簡単なのだけれど、
その家の味というものは、一朝一夕で簡単にできるものでもなく、
だからこそずっと作り続けて出来上がっていくのだろうな。
まだまだ教わりたいものがたくさん。
その後はみんなで美味しいお酒とともにごはん。
お正月の前にお正月のような夜を楽しく過ごしたひとときでした。


明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
東京蔵前で、そして三春でたくさんの新しい出会いがあり、
また、実際の距離は離れていても
これまで以上に深いつながりを感じることができた
感謝の一年でもありました。

今年は今までになく新年を昨日と今日の連なりとして
心静かに迎えることができました。

穏やかに、健やかに。

そのような心持ちで暮しも仕事もより深く
ひとつひとつを味わうように大切にしていきたいと思います。
そのことが誰かの喜びにつながりますように。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


2017年初日の出 千葉の利根川沿いの土手にて