父の見舞いに病院へ。

付添は必要のない病院なので
私自身が病院でやることはないのだけれどと思いつつ、
自分がベッド脇で読む本とか
編み物の道具やらを持って出かけた。

が、先週まで点滴やらなんやら管を体にたくさんつけていた
父がそれらは全部はずされて、先に到着していた兄と
ラウンジで話をしていた。
ホッとしたのと拍子抜けしたのとで脱力した。顔色も良かったし。

まだまだベッドに横になったままかと思っていた。
現在の医療の進歩にも驚かされるけれど、
人間の生命力というのはすごいもんだ。

「あと2~3日で退院できるんじゃないか?」

などと父は言うけれど、まぁそれはないですよ。
手術直後はこちらが心配になるような
わけのわからないことを口走って
噴き出して笑ってしまうほどの突拍子もない発言に
ついぞ痴呆が始まってしまったのでは?とこちらは心底不安になったというのに。

どうやらそれは麻酔や薬による影響で
術後せん妄というものらしい。
ということは兄が調べてくれたのだけれど。

発言も正常に戻っていつもの会話もできるようになった。
父もその間に何を言ったりしたかは覚えていないようだけれど
神様になった夢を見ていたらしい。
これにも笑った。
神様になって夢の中で一体何をしていたんだろう。

神様にはならなくていいです。
父は父のままで。
健康でいてくれたらそれで。