あたたかな

春らしくあたたかな一日。
昨日、今日は入り口の扉を開けたままに
していましたが、暖房いらずで快適。
開店前に掃除をしている間は、音楽もかけずにいると
外でツバメやスズメ、ウグイスなどの鳥たちの鳴き声が
聞こえてきて本当に心地が良いのです。
今朝はお掃除前にまた裏山へ登って
山の桜の様子を偵察に。
まだまだこれからといったところですが、
ふわふわと薄紅色が徐々に濃くなってきて、
なんともいえない美しさ。
遠方からわざわざいらした方に、
少しでも自分が今知っている景色や場所を
ご案内できたらなぁ。
そんなわけでウォーキングと称して
朝の少しの時間を使って見所探しの散策です。
20170416-不動山散策路.JPG
そういえば、つい先日東京へ日帰り出張をしたときに
上野に到着してほんの少し時間があったので美術館へ。
さぁて何を観ようか…と考えて、本当は国立博物館の
「茶の湯」展を見るつもりが、東京藝大美術館で行われていた
「雪村」展に変更。
というのも雪村は晩年を三春で過ごしたといわれる水墨画家。
これは何かのご縁ですねと思い、観に行った展示が
もっともっとゆっくり観たかったと思うほど充実の展示で
じんわりそ染み入るような感動がありました。
雪村はきっとユーモアセンスのある人だったんじゃないかな?
なんて想像しながら観ていたので、水墨画について
何の知識や先入観が無くても(無いだけに?)
素直に楽しめました。興味のある方はぜひ。
三春の駅の近くには、雪村庵という鄙びた小屋が現存しています。
(建物の中には入れませんが)
そこに花を咲かせる枝垂れ桜がそれこそ水墨画のようで
とても美しいんですよ。