おぼろ月夜

昨日はオカズデザイン夫妻と沼津のhal店主Gさんと
お店が終わったあと、湯島のとあるお店に
ゴハンを食べに行った。
ゴハンというよりお料理と日本酒。
ふぅぅぅ。
大人っていいなぁと思えるひとときだった。
4人して昨夜は「大人っていいねぇ」という台詞を
何度口にしたことか。
片足を40歳に突っ込んでるけど、そのことを
悪いこととはちっとも思っていない。
むしろこれから歳を重ねていくことを楽しみにもしている。
(あ、負け惜しみとかじゃなく本気で)
これからどんな40代、50代が待っているのか。
湯島のお店を出たら、蒼い・・・筍のような匂いがした。
蔵前は昨日、ワカメのような海の匂いがしていた。
両方揃ったら若竹煮ができるなぁなんてことが
地下鉄に乗り込む時にちょこっと頭をよぎった。
たらふく食べたというのにどこまで食いしん坊なのだろうか。
自宅のある駅に着くと、空に月が出ていた。
久しぶりに見る月は、ぼんやりとしたおぼろ月。
月を見上げながら歩いていたら、童謡の歌詞そのままのように
甘ったるい菜の花のような香りがぷんとした。
こういう月を見るとなぜか石田千さんの「月と菓子パン」を思い出す。
大好きな本。