これから先

水曜日とは打って変わっての昨日の天気。
隠居部屋の作業を終えて、昨日は母屋の片付けと、
改築が終わるまで近くのアパートで仮住まいをする両親の引越作業の手伝い。
引越業者から梱包作業のためのスタッフの方が
一人派遣され、朝から黙々と作業。
母は連日の片付けなどの体力と精神的な疲労が重なって
8日には熱を出してしまった。
そりゃそうだ。何十年も同じ場所で暮らして
びっくりするくらいたまりにたまった山のような家財道具を
ここ数ヶ月で片付けるのはそう簡単なことではない。
ましてや高齢で体力が衰えているのだから。
一日休んで大根汁も飲んでもらい、幸い早くに熱も下がって
昨日は回復してくれた。
父はというと元来片付けができない上に
もったいないとモノが捨てられないので
作業をまかせることもできず。
2階から階下への運び出しや
力仕事などは夫君がいてくれたお陰で本当に助かった。
作業だけでなく何より気持ちが支えられたことがありがたかった。
私が残していた荷物の整理もあったりで、キリのいいところまで終えるのに
夕方までかかり、関東圏内に雪が降る中を福島へ帰って来ました。
そして今日が引越当日。
あとは荷物を業者の方が来て運び出すだけだから
私がいたところでやることはないのだけれど、
なんだかザワザワと心配性の虫が騒ぐ。
私自身も年齢を重ねて体力が落ちてきているけれど、
それは同時に…いやそれ以上に両親の老化は進んでいる。
千葉の実家へは上野まで新幹線を使えば比較的近いとはいえ、
近所ですぐに様子を見に行ける距離ではない分、やはり気がかりなことが多い。
テレビででもいいから毎日ちょっとでも笑っていて欲しい。
夏には新しく建つ家を楽しみにしてそこで快適に過ごして欲しい。
病気などせずに健やかでいてくれたら。
多くは望まないからただただそう願うばかり。