一面真っ白の

漆継教室を終えたその足で郡山の夫くんの実家へ。
上野からポンと新幹線に乗ってしまえば1時間半ほどで郡山に到着。
外へ出ると白いものがふわふわと舞い始めていた。
雪国育ちではない私にとっては、寒いのが苦手なくせに
雪が降り始めるとやっぱりどこか心が躍る。
目覚めてカーテンを開けると一面真っ白の雪景色。
止む気配など感じられないほどにじゃんじゃん雪は降っている。
起きてすぐに家の前の雪かきをしている義父や夫くんには
雪が降って喜んでいるなんて口が裂けても言えない。(言わなかった)
東京も昨夜からの雪でダイヤが乱れていると
ニュースで言っている。
ホントは今日一日であれこれと打ち合わせやら
立ち寄らなければならないところや色々たくさん
朝から夜まで用事がぎっしりのはずだったのだけれど、
雪道を急ぐこともできないので、無理せずいくつかの予定は見送りに。
こんな日はあたたかな部屋で雪景色を眺めながら
コーヒーと甘いものを…
なんてことが理想なのだけれど、そうも言っておられず
夫くんとお店のことなどなどの家族会議。
雪も夜には止み、一日の終わりには
美味しいお酒を出すアーマテラスへ。
お酒の味がおいしいだけじゃなく、
やはりそこはお店の人の人柄がその味を何倍にもしてくれる。
雪景色を見ながら甘いものを…といった悠長な時間は取れなかったけれど、
一日のシアワセなしめくくり。