久しぶりに西荻窪へ

定休日の日曜日。
色々やらなければならないことが山積みだけど、
背中がガチガチで疲れが溜まっている。
まずは休むことを優先しようと、予定を入れないでいた休日。
が、どこかやっぱり貧乏性というか、
東京にいる間にできること、やりたいことをと考えると
ゴロゴロうだうだもしていられずに、
午前中はゆっくりして、午後から出かけることに。
まずは吉祥寺の「ヒトト」で遅めのお昼ごはん。
こちらのお店はビルの建て直しによって、営業は1月末まで。
混んでいたけれど、いつもの通り美味しくてスタッフの皆さんは
いい笑顔で「いつもの」があたり前にそこにあることが嬉しかった。
錆びた鉄枠の窓や軋む床、急な階段…それらを目で、身体で、
そして匂いなんかもしっかりと記憶に焼きつけておこう。
ビルとそこで働く人たちと。あと少しですがお疲れさまでした。
そしてありがとうございました。
その後は西荻に移動して「みずのそら」で行われている
しゅんしゅんとサイトヲヒデユキさんの展示へ。
穏やかな午後のやわらかい光の中、
ひとつひとつじっくりと作品を見ている間、
常にそこには小峰さんの気配が感じられて
勝手に涙が出てきそうになるのをおさえるのが大変だった。
移転先のお店へ自分からのお祝いにと、迷いに迷って選んだ1点。
眺めていると心がシンと静かになるようで
今思い浮かべるだけでもジワジワと嬉しい。
福島の新しいお店でたくさんの人に見て頂けたらな。
その足で久しぶりの櫓山へ。
忘れられてしまったんじゃないだろうかと思うほど
ご無沙汰していたというのに大嶌さんは変わらない。
自身も、私に対しても以前通り。
つい先週来たかのような応対。それが有難い。
移転の報告に伺ったことを伝えると、
「自分の根っこがしっかりしていれば、どこにいたって
やっていけるでしょ?俺はそう思うよ」ってまるで永ちゃん(YAZAWAです)
のように言って、そしてハグ。
帰りの中央線では気をゆるめると涙があやうくこぼれそうになった。
涙腺がゆるんでいるこの頃。