早いもので

連日30℃超えの夏日。5月だというのにどうしたことでしょう。さすがにここまでの急な暑さだと体調を崩される方も多いと思うので、皆さまどうぞご自愛下さい。

5/3から始まり、1ヶ月にわたる萬田康文さんの写真展も、早いもので残すところ1週間となりました。(6/4まで開催。水・木は定休日を頂いております)期間中はDMに使用したブルーの写真以外は、前半・後半と作品の入れ替えをして計13点の作品を展示しております。これまでに前半・後半の両方の展示をご覧になるために足を運んでくださっている方も多く、本当にありがたい限りです。

後半から萬田さんのステイトメント全文を作品と合わせて掲示しているのですが、そこに書かれてある通り、萬田さんの写真は何かを強く訴えかけてくる写真でもなく、意図や主義主張も見る側には要求はしていません。でも、そうかといって見る側をシャットアウトしているのではなく、むしろ「いつでもご自由にどうぞ」と常に扉は開かれている。そんなオープンマインドな自由さが感じられます。

ご覧になった方からは、「写真の中の世界へ入り込みたくなる」とか、「いつまでも見ていたいと思う」とか。そうですよね、そうですよね。と、共感する感想を頂いて嬉しく思っております。「写真をじっと見ていたら、コトっと心が音を立てて動かされるような気がした」とおっしゃった方もいらっしゃいました。また「この写真の色の粒子のひとつに自分がなりたいと思うほど惹きつけられた」という方も。

そんな、私が思いもよらない素敵な感想を伺うことで、店主としての私の視界もぐーんと広がっていきます。朝から晩まで何日も見ているというのに日々発見のある写真だなぁとつくづく思います。

まだご覧になっていない方もこの機会にぜひ。店内も夏を意識した品揃え、レイアウトにしてみました。どうぞ一緒に楽しんで下さい。