浅草寺へ初詣

 S夫妻と3人で浅草寺に初詣に出かけた。
待ち合わせの時間に間に合わないんじゃないかとヒヤヒヤしながら着物を着て、
駅までの道を草履だというのに小走りで急いだ。
まったくどうしていつもこうなのか。せっかくの着物姿もこれじゃぁいただけない。
三が日のうちに初詣に出かけるのなんて何年振りだろう?
しかもそれまではお参りに行くのは成田山か門前仲町の富岡八幡宮だった。
富岡八幡宮へは大晦日から張り切って出かけて、出店のお好み焼き(普通のではなくて確かお正月だけの)を楽しみにしていた。(ってまた食べ物)
ではなぜ今年は浅草寺なのか?
お店が近いということもあるし、S夫妻(妻・Mさん)のお母さんからのおすすめというのもあって
急遽行き先が浅草寺となったのだった。
浅草寺を歩いていると何年か前に放送していた
NHK朝の連ドラ「こころ」を思い出す。
浅草が舞台となっていたドラマで、話の内容も好きだったけれど、それ以上に始まりの音楽に合わせて流れる川内倫子さんの写真が素敵だった。透明感があって、胸が苦しくなるくらいせつなくて。毎朝ドラマが始まる前にすでに涙が出そうになっていた。
それが今では「浅草寺なら並木の藪蕎麦♪」なんて頭の中でお昼御飯のコースまで決めて。でも残念ながら三が日はお休み。気分は完全にお蕎麦になっていたので(メインはあくまでもお参りのはずなんですが)他のお蕎麦屋さんを探すことに。
ここでもMさんのお母さんが遠隔操作の司令塔(携帯で聞いて)となって美味しいお蕎麦を頂くことができた。
20080112-初詣浅草寺.jpg
お参り前にお蕎麦とはバチがあたりそうだけれど、
たいへんな人出で腹ごしらえをせずにあの列に入っていたら貧血を起こしかねない・・・
大袈裟だけれどそれぐらいの人の多さだった。
と、これまた言い訳か?
参道の行列にはかれこれ1時間近くは並んだろうか?
ようやく本堂へ入ってお参りを・・・と思ったらお賽銭箱の前でもみくちゃにされて、手も一瞬しか合わせられないくらいの慌ただしいお参りとなってしまった。
着物はかろうじて着崩れなかったけれど気分はヨレヨレ・・・年明け早々試練を与えられているような気もしないではなかった。
気を取り直して甘酒を飲み、落ち着いてから3人でおみくじをひいてみるとMさんは大吉!
私とS君は吉。3人してまぁなんだか良い2008年の始まりではないか。
ただ、私のをよーく読んでみると
「そこそこでしょう」 
と書いてある。しかも2か所も(転居と結婚運・・・)
そこそこって一体どの辺なんだろ・・・?
20080112-初詣お饅頭.jpg

S夫妻に頂いたお正月限定のお饅頭。
西荻窪の和菓子屋さんのだそうです。
皮がふわりとやわらかで、餡がサラッとしていて美味しゅうございました。