温泉のような

定休日。
と言っても月末の月曜日でお店仕事としては
お振込やら事務仕事やら何やかんやと朝から慌ただしい一日。
が、どうしても行っておきたい場所へ。
向かった先は浅草にある大好きな喫茶店。
次号発売のdancyuにて原稿を書かせて頂きました。
そのお礼とご挨拶も兼ねて朝昼ご飯を食べに。
フルーツジュース(アンズ)とオニオントースト。
そして〆にコーヒーを。
私にとっての良いお店。
それは美味しい云々だけではなく、何とも言えない居心地の良さにある。
壁に貼られた落語やお芝居のポスター。
ずっとついている店内にテレビ。
カウンターだけの店内…
それのどこが?ときっと疑問に思う人も多いかもしれない。
決しておしゃれとは言えないかもしれない。
でも、同じくここが好きな友人と話すのは、
「まるでぬるめの温泉にずっとゆるゆる浸かっているような
気持ち良さだよね」と。
その空気を作り上げているのはマスターで、
さらにはそこに集まるお客たちだったりもする。
何とも言いようがないのだけれど、
あんなお店が理想だったりする。
作ろうとしてできるものでもないのだけれど。
こんなに思いが強いお店のことを書くには
頭を悩ませましたが嬉しいお仕事でした。
次号発売をお楽しみに。
慌ただしさは変わらないけれど、お陰で良い一日の始まりとなりました。