益子の陶器市

5日・こどもの日のおはなし。
前日イベントだったため、眠気と重い体を引きずって
集合場所の浅草橋駅へ向かった。
途中、乗り換えの秋葉原駅で気合いを入れるために
リポビタンDをクイッと流し込んだ。よしっ!
陶器市へは松野屋のM社長の車で、アノニマ南さんと
三谷さん、そして私の4名で出かけた。
どんな渋滞でも眠るわけには参りませぬ。と思いながらも
起きていられるかどうかまるで自信ナシ。
とかなんとか言いつつ、普段車に乗らないせいか、
びゅんびゅん目の前を通り過ぎていく景色が新鮮なのと
車内が愉快なのとで眠くなるヒマが無かった。
(あ、ウソです。1度だけ気を失いかけました・笑)
黄色い絨毯を広げたように咲く菜の花や、
山に彩りを添える野生の藤の花。
何より新緑がキラキラと美しい。
益子では、
「私の名前はオオデマリです」
と枝から札を下げたオオデマリが
緑がかった白い花をふさふさに咲かせていた。
色々な植物が芽吹く春先の頃は、なんだか息苦しいくらいの
生命力を感じるけれど、今頃のはもうちょっとせいせいとした
軽やかな生命力だ。ぐんぐん前に(いや、上に?)向かっていくような・・・
いい季節だなぁ。
春の陶器市のお楽しみは器はもちろん、イチゴジュースと
山菜の数々。中でもコシアブラはあんざい果樹園のお母さんに
教えてもらった美味しい山菜。
年に2回春と秋。あそこに行けば必ず会える人たちがいる。
名前を知らなくても、あの辺りで野菜を売っているおばあちゃん、
今年もいるかなぁと思いながら出かけるのはちょっとした楽しみでもある。
出店している吉村和美さんや伊藤聡信さんにもごあいさつをして
しばし立ち話。伊藤さんのところはまるで「伊藤家」の小部屋のように
(って見たことないけど)芝生の上に布が敷かれ、ガス台には土瓶が乗り、
木陰には折りたたみの椅子とその脇には本とお茶のセットが・・・
かなり快適な空間が出来上がっていた。
陶器市は帰りの渋滞を考えて早めに退散をして、
郡司庸子さんの展示を観にスターネットへ。
たくさんのお客様で混雑しているのに、スタッフの皆さんはいつもと変わらない様子。
にこやかで落ち着いていて・・・やはり見習うことがたくさんだ。
帰りにはMさんのご案内で宇都宮方面へ。
ここでもいろんな出会いがあってたくさんのことを吸収した一日だった。
が、それらを飲み込んで、消化するまでに私はいつも時間がかかってしまう。
消化不良にならないようにまるごとおいしく発酵させよう。
Mさんが車でかけていた音楽がとっても良かったのでここにメモ。
中山うりさんの「DoReMiFa」
昭和の匂いが少ししてとってもかっこいい。