立春

暦と季節が現代はズレているといわれることがあるけれど、
実はやはり沿っているのでは?と最近感じることが多い。
大寒の日の寒さはそれまでとは違うしんしんとくる寒さだったし、
今日の立春も。
店内から見る外の光はやわらかく、春のよう。
陽気はそこまでとはいわなくても寒さは少しゆるんで
季節が確実に春へと向かっていることを感じさせてくれるようだった。
が、このまま暖かくなるなどとはさすがの私も思っていない。
こうして季節もゆりもどしを起こすように寒暖をくりかえしていくのでしょう。
今日はお母さんと一緒に来てくれた知人が
鉢植えの白と黄色のお花をプレゼントしてくれた。
カラカラの寒そうな花壇にポンと置いただけで
そこに春がやって来たかのように明るくなった。
氷のように固まった雪がまだ残っていても
隅っこの方にはミントの小さな新芽も出始めている。 
立春。
自宅のヒヤシンスは髪飾りをつけた女の子が
まるでフラダンスをしているみたいに育っている。
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