透明感

20日から木下宝さんの展示が始まりました。
そして昨日はライブイベントの日。
お申し込み頂きました皆さま、当日夜の部にお越し頂きました皆さま、
本当にありがとうございました。
もちろんライヴだけでなく、in-kyoに足を運んで下さった皆さまも、
ありがとうございます!
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心配していた天候もなんとかもち、じめじめしながらも
アノニマ・スタジオのキッチンスペースには川風がサワサワ吹き込んでいた。
何より青木さんと入江さんの涼やかな演奏がスーッと体を包んでくれて、
昼の部では耳を傾けながら「このまま昼寝ができたらさぞかし気持ちいいだろうなぁぁ」と
思っておりました。
今回、演奏の中で入江さんが宝さんのガラスを楽器として演奏して下さって、
夜の部ではなんと宝さん自身がグラスハープ奏者?として参加!
ギターとミュージカルソウ(のこぎり)とガラスの音が気持良くて、
昨夜はいつまでも耳の奥の方でひたひたと余韻に浸っていた。
例えていうなら水面に仰向けになってプカプカと浮かんでいるような・・・
足も手もバタつかせないで、耳の際々が水面に出たり入ったりしているときみたいに。
ラッコじゃないからそれは無理か。
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今日は天気予報の通り、午後からどしゃぶり。
けれども窓越しに並べた花器は雨降りでも光を通してきらきらときれいで、
雨降りも悪くないなと思わせてくれる。
平井さんが活けてくれた野花たちはまるでそこから生えてきているみたいに
宝さんの花器たちに沿うようにのびのびしながら透明なガラスに色を添えている。
今日のin-kyoは静かーで、そんな様子をひとりじめするかのように(あ、南さんと二人じめです)
しげしげ眺めていてとっぷりと贅沢気分にひたっております。
そして青木さんのCDを聴きながら目を閉じて・・・
おっと、キケンキケン。
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花器にはノズル付きのボトルを使ってギリギリまで水を差し込んでます。
こうするとガラスに水跡がつかずに済むと宝さんが教えてくれました。
水がたっぷり入ったガラスもこれまた美しいのです。