雪の道、雪の壁

 先日の土曜日は臨時休業させて頂きました。
休日出勤をしていたアノニマスタッフの方に伺ったのですが
遠方から車でお越しの方や雑誌を片手に訪ねて下さった方が
何人もいらっしゃったとのこと。
本当に申し訳ございませんでした。
普段は土曜日も営業しておりますので
またぜひお越しください・・・。
わたくしとアノニマ南さんはこの土・日で木工作家市川さんファミリーが
暮らす新潟県安塚市へ行ってきた。
毎年この時期に行われる雪まつり。
「今年は必ず行きます!」と宣言しながら
ずっと行けず、今年ようやく何年か越しの約束が果たせた。
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新幹線で越後湯沢まで行き、越後湯沢でお気に入りの駅弁を買い込んだら、
ほくほく線というワンマン電車に乗り換える。
トンネルを抜けるとそこは・・・すっぽりと真っ白な雪に包まれた世界が広がる。
まるで小説の世界が目の前に再現されたよう。
何度目かな?あの無人駅に降り立ったのは。
駅には市川さんの奥さまののりえさんが迎えに来て下さって、まずは新居へ。
木の香りがぷんと香る市川さんらしい素敵な家。
床に腰をおろしながら薪ストーブで温められた部屋から外の雪景色を見ていると、
なんとも言えず気持ちが静かになっていく。木に身体をまるごとあずけているからかなぁ。
木の家、いいな。
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物産館で食べられる手づくりアイス(山くるみ)
さて。肝心の安塚スノーフェスティバル(これ正式名称)。
強風で(横なぐりの雪!)花火は残念ながら中止だったのですが
おばあちゃんたちがこしらえたおやきや甘酒、ずらんぼう汁(きのこ汁)、
他にもたくさんのものをキャンドルを灯したかまくらの中で頂いた。
どれもこれもあそこでしか味わえないご馳走だ。
冬の間、道の両脇にできる雪の壁にはポツポツと穴が開けられて、
そこにはキャンドルが灯される。いわゆる雪灯篭が町中に作れているのだ。
この日のために一生懸命町の人が準備して、お年寄りの方々も張り切っていて、
あたたかくてとってもにいいイベントだと思う。ずっと続いていきますように・・・。
天候は生憎だったけれど、行くことができて本当に良かった。
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厳しい寒さの分だけ、気持ちがたっぷりとまぁるくなったよう。