駆け足

台風一過とともに9月が過ぎ去り10月に突入。
雨風が空をきれいに掃除したかのように
今夜の月はくっきりとした光が強くて大きかった。
今日は午前中に取材の撮影があって
終わってからは最終日の閉館に間に合いそうだったので
大急ぎで山脇ギャラリーで行われていた漆の展示へ。
ミャンマーの旅でご一緒だった方々とも再会し、
作品も見ることができて良かった。
道具としての漆ともまた違って、漆の表現の幅にまた圧倒された。
ギャラリーを後にして靖国通りを歩いていると、姿は見えなかったけれど
ふわりとキンモクセイの香りがした。
その後は移動して神楽坂のロンダジルさんで行われている
木下宝さんと坂野有紀さんの二人展へ。
素材の相性の良さはもちろん、二人がものをつくる方向?のようなものが
こんなにもしっくりくるのは一体なんだろう?と思いながら手に取っておりました。
どちらも美しく、そして使いたくなるものばかりでしたよ。
お時間のある方はぜひ!
そしてその後は整体へ。
たどり着く頃にはクタクタで施術中半分くらいは寝ていた。熟睡。
が、今日はうぎゃーと叫びたくなるような痛い部分も。
体調が良いと思っていたけれど、どういうわけか胃は緊張していたらしい。
整体で体がラクになることに加えて楽しみにしているのは
施術後に先生とおしゃべりする時間。
久しぶりに先生が貸して下さった本は
カリール・ジブランの「預言者」
旅先で星野道夫さんの本を読んでいたというお話をしたら
「確か星野さんはこの本を旅先で持ち歩いていたと何かの本で読んだような・・・」
と、先生がこの本をスッと本棚から出して下さったのです。
本の広がりってこういうことがおもしろいですね。
読むタイミングで腑に落ちる言葉というのも違ってくるだろうし。
帰りには道端で売られていた花の中にワレモコウがあったので
買って帰った。暑い一日だったけどもう秋なのですね。
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