4B

4Bの鉛筆を買いに、in-kyoの近くにある文房具店へ行った。
おそらく三春で唯一の文房具店だろう。
なぜ4Bかといえば絵を描いてみようと思ったから。
絵を描く=4Bというのも今思うとなんだか
子どもの頃からの掟のようなものから抜け出せていないんだなぁなどと思ったり。
でもいいのです。
ちょっと描いてみたいなと思って鉛筆を買いに行く。
その発想と行為自体昨日までは無かったものなのですから。
そもそもそう思い立ったのは先月訪れた
代官山の無垢里で行われていた展示を観に行ったことから。
小学生?中学生?くらいまでは絵を描くことが好きだったのに
その私はどこへ行ってしまったんだろう?ということを
思い出させてくれた展示。
で、鉛筆なワケです。
ここの文房具店へはまだお店の引越準備をしているときに
一度訪れたことがある。
デッドストックなどはないかあれこれ物色したかったものの、
店内に入ってすぐに
「何かお探しのものはありますか?」と
店主?のおじいちゃんに声をかけられて
あまりゆっくり見ることができなかった。
けれども今回は同じように声をかけられても
堂々と「4Bの鉛筆を探していて」と言うことができた。
おじいちゃんは4Bの鉛筆が3種類あること(50円、60円、90円)
値段がいいのは描き味がやっぱり違うことをていねいに説明してくれた。
大人なので?もちろん90円を購入。
手のひらがなめらかであまりシワが無くきれいな手をされていた。
おじいちゃんは昔、絵描きを目指して…なんて想像をしてみたり。
何かをはじめるにはまず道具から。なんて。
携帯で気軽に写真を撮るというのとはまったく違うモノの捉え方。
しばらく続けてみようっと。