本日最終日

荒物問屋・松野屋の「暮らしの道具展」は
本日が最終日。
朝から雨降り。
少し肌寒く感じる中、今日もたくさんのお客様が
いらっしゃいました。
東京、名古屋と遠くからの方も。
本当に有難い限りです。
期間中何度も足を運んで下さった方もいらして、
荒物とよばれる「日用品」がこうして表舞台に立つ機会がつくれたことを
嬉しく思っております。
ご来店の皆様、松野屋・松野ご夫妻、そして社員の皆様に
感謝感謝です。賑々しく楽しい展示でした!
明日、明後日は定休日を頂いております。
気づけば早いもので週末はゴールデンウィーク突入。
なんだか3月から4月はワープするかのように
早く過ぎていっているような気がします。
5月のマンスリー企画は萬田康文さんの写真展、
そして11日〜はAIR ROOM PRODUCTSのシャツの展示を開催致します。
萬田康文さんの写真展ではなんと三春で撮影された写真も
展示されるとのこと(私もまだ見ていないのでとっても楽しみなのです)
写真は販売もいたします。季節や気分に合わせて部屋に植物や
絵を飾るように、写真が携帯やデジカメのデータで見るだけのものではなく、
プリントされた実(じつ)のあるものとして
もっともっと身近になったらいいなぁと個人的に思っています。
in-kyoの店内にも季節によって萬田さんの写真を飾っていたりするんですよ。
あと洗面所をお使いになった方は目にしていると思いますが
年間を通して飾っている写真も。
思考が広がる写真というのか。温度があるというのか。
見る人が感じるままに楽しんで頂けたらと思います。
展示期間以外のin-kyoも変わらずどうぞよろしくお願いします。

トークとチクチク

土日は陽射しも気温も夏日のような三春でした。
今日の気温が本来の例年通りなのでしょうが
体がびっくりして肌寒く感じるくらいです。
またヒーターのスイッチをon 。
土曜日には松野屋店主・松野弘さんのトークイベントを、
日曜日には松野きぬ子さんのチクチク教室を開催致しました。
ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
トークイベントに参加してくださったWさんが本日もご来店。
「松野さんのお話を聞いたら今までも見ていたはずのものが
キラキラ輝いて見えてくるような気がして」とお話しして下さいました。
私も同じく。
本当に、いいなと思えるモノにさらにそのもの以上の魅力を感じるのは
作り手の技術やよりよく使いやすくするための工夫はもちろん、
それを見つけ出し、伝える伝え手の力も必要なのだと実感しました。
20180430-松野屋トークイベント.jpg
大量生産でもなく、1点ものという少量生産でもない
中量生産(と松野さんがおっしゃる)のものづくり。
それらの日用品も使い続けられることで次世代にも
作り続けていくことができるし、逆に言えば使い続けられなければ
いつの間にか姿を消してしまう可能性も大きい。
映像を交えながらそうしたお話を伺うことができました。
また「不便は便利」という言葉も。
今の時代にとっては一見不便に思えることも
実は考え方によっては便利なこともあるし、
そうすることで心豊かに暮らすことにも役立つものがある。
「雑貨・雑巾 など「雑」という言葉は何かとマイナスのイメージかもしれないけれど
決してそうは思えないんだよね。むしろいい言葉だなって」
トーク中、書き留めておきたい言葉がたくさんありました。
今回の展示もたくさんのモノが店内にぎゅーっと集まって、
一見「雑多」に見えるのですが、それぞれのものが手に取る人にとって
魅力を見つけ出されて輝き出していたような気がするのです。
それらは常設のin-kyoに並ぶ作家の方々が作る1点ものとは違うし
どちらがいい悪いではないと思うのです。
でも共通して言えることもあってそれは「暮らしを彩るもの」なんじゃないかと。
20180430-チクチク教室.jpeg
日曜日のチクチク教室で作った雑巾も。
半分に切ったタオルの間に同じく半分に切った手ぬぐいを挟んで
手縫いでチクチク縫うのですが、タオルに手ぬぐいで強度を補い、
手縫いで縫った縫い目は、ミシン目よりも絞る時に絞りやすいのです。
縫い糸の色をグラデーションで変えたり、刺し子のように少し模様にしてもかわいい。
こここで言う「雑」という文字には
そんな遊び心やちょっとした工夫が含まれているように思います。
展示期間は24日まで。
常設でも松野屋さんのお品はお取り扱いしておりますが
ここまでたくさんのモノをご覧いただける機会はなかなかありませんので
お時間ございましたらぜひ。

文化祭の気分のような

ただいま絶賛開催中の松野屋「暮らしの道具展」
常設のin-kyoでもいつくかの商品は扱っているものの
今回の展示ではじめて実際に目にするものなどもあってとても新鮮です。
松野屋さんにはin-kyoスタート時から大変お世話になっていて
スタッフの皆さんもいつも元気で笑顔で
気持ちよくお仕事をされていて、私も頑張らなきゃと
伺うたびに刺激を受けているんです。
蔵前の頃は自転車で行き来できる距離もありがたくって
FAXやメールよりも早いねってよく笑ってたな。
だからお店を移転をしてから今回このような展示を
ここ三春で開催できたことは私にとって感慨深いというか
とにかく嬉しいのです。
展示がスタートして今日で7日目。
目がこの物量にすっかり慣れてしまって24日で
会期が終わってしまうことを考えると今から寂しい。。。
なんてことを言ってはいられません!
今日は松野屋店主・松野弘さんと奥様のきぬこさんが
東京から三春にいらしてくださいます。
PM5:00〜はトークイベント、明日はきぬこさんのチクチク教室ですが
日中の在廊時もぜひモノのお話を伺ってみてください。
「かわいい!」だけではなくさらに一歩踏み込んだ
モノへの愛着が生まれるかも。
チクチクワークショップは午後からはお席が空き次第
フリーでのご参加ができるようにしたいと思っておりますので
どうぞお気軽にご参加ください。
手縫いで雑巾や手ぬぐいを使ったバッグを作ります。
材料や道具もこちらで用意しておりますのでご安心ください。
実はトークイベントが終わってから
in-kyoで食事会をするための仕込みを数日前から開始。
三五八漬けやら朝日屋さんの三春揚げも
松野夫妻に召し上がっていただこうと思って。
トークイベントにいらして下さった方も
気軽に参加して頂けたらなといつもは作らない量の
料理を用意し始めています。でも足りないんじゃないかと心配。
まるで文化祭前夜だなと。
最近は夜がまるで起きていられないのでここ2日ばかりは4:30起き。
運動会レベルですかね。笑
トークイベント中の映像も普段はなかなか見られない貴重なもの。
私自身もとても楽しみにしています。
飛び入りの参加でもお席はまだ大丈夫ですのでぜひ!

お休みの日に

展示期間中ですが自分の体力のことも考えて
今年は通常通り水・木の定休日を頂いております。
お休みの間にあれこれと用事を済ませ、水曜日には髪を切りました。さっぱり。
昨日は東京からはるばるMさんとTさんが三春まで遊びに来てくれました。
Mさんは二度目の三春。Tさんははじめて。
私がペーパードライバーなのであちこちご案内できないので
お昼ご飯を八文字屋さんで食べてからはお散歩。
歴史民族資料館の八重の枝垂れ桜が満開で
道端のスミレやタンポポ、菜の花や水仙が花開き、
山の木々の緑も芽吹き始めて「あぁ。春がやって来たんだなぁ」と
ゆったりとした心持ちでやっと実感できたような気がしました。
ここでもいいのかなぁ。。。
でも私の一番のお気に入りの場所、愛宕神社のテーブルがあるベンチで
ポットに入れたお茶と昭進堂さんのお花見団子でおしゃべり。
暑くもなく寒くもなく、本当に気持ちの良い風がそよそよと吹いていて
うっかりしてしまうと昼寝してしまいそう。
そんな場所で過ごした時間は、今考えても夢みたいだったなぁと
思えるようないい時間でした。
お二人をご案内なんて言いつつ、自分がちゃっかりリフレッシュしてたんじゃないだろうか。
でもお二人から「十分リフレッシュできたからここだけで満足」と。
そして「きれいな町だね」とも。
私が暮らし始める前、三春を訪れた際に感じた印象とそれは一緒で
ホッとしたしなんだかとっても嬉しかったです。
滝桜や町の枝垂れ桜は終わってしまったけれど、
山桜が咲き始め、山がふわふわと柔らかく見えます。
昨年も同じように感動していたけれど、この春の勢いは
本当にキラキラしていて美しいのです。

只今開催中の

荒物問屋・松野屋の「暮らしの道具展」が
13日からスタートしております。
連日たくさんの方にご来店頂いてありがたい限りです。
長い柄の庭箒を探している方が多いようで人気。
懐かしい手作りのハタキなども
「障子の掃除はやっぱりこれなのよね」と
手にする方もいらっしゃいます。
私が作っているわけではないのになんだか嬉しくなります。
暮らし方が少しずつ変化しつつも昔から使い続けられているものというのは
やはり今の時代にもフィットすることも多いし、
見直されて再び脚光をあびることもあってそれもモノの
面白さなんだと思います。
20180417-松野屋.JPG
土曜日の松野弘さんのトークイベントではそんなお話が、
日曜日の松野きぬこさんのチクチク教室では
手を動かしながら手縫いの雑巾の良さなどを知ることができると思います。
チクチク教室はすでに定員となっておりますが
午後からはフリー参加としてお席が空き次第
ご案内するかたちにしたいと思っておりますので
どうぞお気軽にご参加下さい。
尚、展示期間中ですが明日、明後日(水・木)は
通常通り定休日を頂きます。
何卒ご了承下さい。

あっという間に

日記を更新していないうちに
桜があーっという間に咲き、そして散り始めました。
今年の桜は寒さが厳しかった分、これまで以上に
楽しみにしていたのですが、桜自身もそうだったんだなぁという咲き方で
あたたかくなった途端に花を開かせたんですねぇ。
さてさて。
先週金曜日、13日から荒物問屋・松野屋の「暮らしの道具展」が
始まっております。
その前の週には東京でオカズデザインのアトリエ・カモシカにて
展示「ピクニック」へ出張しておりました。
久しぶりにお会いする方々、はじめましての方も。
たくさんの方にお越し頂いて、水・木の二日間の在廊でしたが
とっても密度の濃い時間でした。残念ながらお会いできなかった方も
たくさんいらっしゃいますがまたいつかの機会にぜひ。
期間中のご来店本当にありがとうございました。
カモシカで私がオカズデザインのお二人とご一緒するのも
本当に久しぶりで実は緊張。でもそれが何とも心地の良いもので
あの何の淀みもない澄んだ空間でコーヒーをいれたり
お客様とお話をする時間の楽しいことといったら。
三春で暮らし始めて2年。このタイミングでこうした機会を作ってくれた
オカズデザインのお二人には心から感謝です。
期間中、終日商品の説明を丁寧に接客をして下さった新貝さん、
オカズデザインスタッフの皆さん。貴重な一点もののアイテムを揃えて下さった
スタイリストの中里真理子さんにもお礼申し上げます。
coffee kajitaの梶田さん、Tea LABO,tの武内さんがこのイベントのために
ブレンド&セレクトして下さったコーヒーや紅茶も最高に美味しかったです。
いろんなご縁に支えられて今のin-kyo,そして暮らしがあるのだなぁと
あらためてしみじみ感じているこの頃。

今年の滝桜。これは4/8に撮影したものです。
例年よりも花びらの色が白いと言われていましたが、その分ライトアップでは
発光しているようで美しかったです。
20180416-滝桜2018.jpg

滝桜開花宣言

先日の日記に開花予報のことを書きましたが
拍子抜けするくらいのタイミングで昨日開花宣言が発表されました。
in-kyoの表に出て見える山の桜も
今日1日で色がどんどん濃くなっていって。
花が開いていってるんだなぁと遠くからでもわかるほど。
こうなると何をするでもないのに気忙しくなってきます。
気持ちが少し置いてきぼりになってしまってますが
今年の桜も存分に味わいたいと思います。
1日に行われたtico moon ライヴはハープとギターの
美しい音楽で店内全体が包まれて幸せな時間でした。
ご参加くださったみなさま、はるばる三春まで来て下さった
tico moonのお二人には心から感謝です。
またぜひin-kyoに来て頂きたいと思っています。
ライヴを終えた後、日が沈む前に急いで西田町の梅ロードへ。
車から降りると梅の香りが辺り入り一面に。
tico moonのお二人とも一緒にあの景色を見ることができて嬉しかったなぁ。
今年はまさに梅・桃・桜の三つの春が同時にやってきたんだなぁ。
20180403-梅ロード.JPG
お知らせページにもUPしましたが今週は定休日に加えて
6日の金曜日も都合によりお休みを頂きます。
何卒ご了承ください。

いよいよ

三春の観光協会のホームページでも
いよいよ滝桜の開花予想とライブ中継が始まりました。
開花が遅かった昨年に比べて1週間以上は早まりそうです。
12日?14日?あたりが開花のようですがさてどうなるでしょう。
山の木々もまだまだ一見枯れ木のようだけれど、
どこかふんわりとやわらかに見えるのは気のせいかしら。
日当たりの良い早い場所では梅や桃が満開。
普段は歩いている人も少ないのですがあたたかくなってきた
ここ数日は散策にいらしている方々もよく見かけます。
春休みだからか、お子さんとご一緒の方も多いですね。
20180330-桃満開.JPG
20180330-オオイヌノフグリの.JPG
そんな散策の途中にでも
小さなお席ですがコーヒーや紅茶、りんごジュースなどご用意しておりますので
どうぞお気軽にお立ち寄りください。
*4/1(日)はtico moonライヴ開催のため
通常営業はお休みを頂きます。
何卒ご了承ください。

♪梅は咲いたか〜桜はまだかいな♪

春ですね。
二十四節気の啓蟄はとうに過ぎているけれど
ウズウズとしてくるようなポカポカ陽気。
なんだかやっぱり嬉しいものです。
そういえば今年初めてのツバメを見かけました。
巣作りする場所の下見にでも来たのでしょうか。
朝、郵便局でお振込みやらなんやらの用事を済ませた後、
久しぶりに近所の愛宕神社へ行ってみました。
冬の間にお参りをサボった(ってわけでもないんですけど)からか
あの階段を一気に上がることが難しくなっている自分。
途中で少々息をつき、頂上へ。
20180327-梅・蕾2018.JPG
20180327-桜・蕾2018.JPG
ここはいつも空気が澄んでいるというのか、
気の巡りが良いというのか、とても気持ちがいいのです。
本殿の横の小さな梅の木もポツリポツリと静かに花を咲かせていました。
階段の途中の桜の木も数日前までは蕾の姿さえ見えなかったのに
薄緑色の蕾の姿が。もうすぐ、もうすぐ。と思うとこちらの足取りも
軽くなるようです。
気の巡りが良い場所に行ったからか、
今日はいろんな物事のタイミングが良かったり、
良い話の展開になったり、楽しい企画の話が広がったり。
4月以降はin-kyoでのイベントも色々企画しておりますので
どうぞお楽しみに!
お知らせページですでに告知済みですが
4/21(土)の松野屋店主・松野弘さんのトークイベントを開催いたします(PM5:00~)
実際に松野さんが職人さんたちの元を訪れた際の映像なども交えて
ものづくりの裏側、人、今の暮らし方についてなど色々なお話を
していただこうと思っております。
かつて城下町だった三春には職人街もあったとか。
地元の方ともそんなお話も一緒にできたら楽しいなぁと思っておりますので
ぜひぜひお気軽にご参加ください(参加費無料です!)

桜と聞くと

東京は桜が見頃を迎えているようですね。
桜と聞いて、しかも今日のような暖かな陽気だと
なんだか気持ちもソワソワとしてしまいますが
三春の桜の木はさすがにまだまだ。
それでもご近所の梅の木が咲き始めて気品ある良い香りを
漂わせています。
お知らせになりますが、ただいま絶賛発売中の
福島を楽しむ大人の情報誌monmo春号の特集は「春満開の桜めぐり」
ピンクのグラデーションが目を引く表紙の写真は福島市の花見山。
特集ページでは三春の滝桜ももちろん取り上げられています。
それ以外にも県内のたくさんの桜の名所が満載の号。
20180327-monmo.JPG
そんなmonmoの今号からなんと「in-kyoの縁側」と題して
連載で文章を書かせていただくことになりました。
ここ三春での暮らし、季節ごとの風景を
今まで自分のために撮りためた写真から選んだものとともに
文章を綴っていきますので
県内の書店やコンビニ、スーパーなどで見かけたら
ぜひ手に取ってご覧ください。
そしてそして最近映画館で観た映画の中でも
私の中でダントツ上位に入っている「人生フルーツ」
なかなか大きな映画館では上映されないため
観たいけれど見れていないというお声もチラホラ。
その「人生フルーツ」がなんと三春のえすぺりさんで
4/4(水)に上映するそうです。
14:00~の回と18:30~の2回。
いずれも残り数席となっているようなので
ご興味のある方はどうぞお早めにえすぺりさんへお申し込みを!
えすぺりさんのTEL 0247-73-8075
できることなら何度も観たい映画です。