庭しごとの日

台風の後の影響か、それとも立秋の暦の通りなのか
天気はいいのに吹く風は秋の気配。
関東地方は酷暑とのニュースと聞いて、
近いように思っていても、数字が示す気温差が
距離を感じるようで寂しい。

展示が終わったばかりだったので、
今日の休日は何もせずにのんびり過ごそうと
思っていたけれど、晴れているし涼しいしで
結局早起きをして朝からパタパタと掃除や
洗濯二回戦など家事を片付ける。

で、ずっと手をつけられていなかった庭の草刈り。
草刈り機は夫君の仕事なのでまた後日。
私は鎌でひたすら手刈り。
それでも夜のうちに雨が降ったからか、
土が軟らかくなっていて草刈りがいつもよりも軽々進む。
あっという間に刈り取った雑草の山が
こんもりとあちこちに出来上がる。
雑草まみれの一坪畑からは野菜の収穫。
風が涼しいとはいえ、いつの間にかシャツが
絞れるくらいの汗をかいていてそこで終了。

お昼ご飯を食べて読書をしていたらいつの間にか寝てしまったようで
気づいたら日が暮れていた。
で、晩御飯の支度、支度。
あっという間に過ぎた休日らしい一日。




パチパチ

世の中は三連休なんですね。
山の日が今年は今日とのこと。
そして明日はその振替休日。
週末ということもあり、お客様も
これまでよりも昨日、今日は多くご来店頂きました。
ますみさんの個展期間も残すところあと2日。
この涼しげな空気にすっかりと
目も心も馴染んでしまっている。

そんなヒトの事情や世の流れなど
どこ吹く風の我が家のスイとモク。
今日は「世界猫の日」らしいです。
そして我が家の入籍記念日でもあり、
いつもの食卓でささやかにお祝い。
6年前、三春町役場に婚姻届けを出しに行った日は日曜日で、
正面入り口ではなく、休日用の通用口から入り、
警備員の方へお渡しし、そして携帯で記念写真も撮って頂いた。
8月8日AM8:00
日付までは意識したけれど、時間はたまたまの偶然。
警備のおじさんは「8:08まで待ちますか?」
なんて気の利いたことを言って下さったが、
なんだか気恥ずかしくなってしまって「いいです!」と
断ってしまった。せっかく言って下さったのになぁ。
なんてことを毎年思い出す。
その役場も今は新庁舎が建設され、稼働している。
月日は経っているんだなぁ。

今日から立秋

猛暑日が続いておりますが
暦の上では今日から立秋。

noteにて「三春タイムズ」vol.37をUPしました。
セミの鳴き声と夏の滝桜。

shunshunさんが描いてくれた滝桜は
拡大して見ると、小さな祠と滝桜と対話するような人の影。
shunshunさんが初めて三春に来てくれた2017年の夏。
緑の葉に覆われた滝桜を、電動アシスト自転車を駅前で
レンタルして見に行かれてたんです。
リンクをしているのでお時間あったらぜひご覧下さい。

8月6日

今日は友人の写真事務所がスタートして11年目の日。
友人の妹の娘ちゃんのお誕生日。
広島原爆の日。平和を願って手を合わせる。

良いこともそうでないことも
世の中ではいろんなことが起きている。

スイとモクはそんなことなどつゆ知らず。
お腹が空いたら「ごはん!ごはん!」と訴えて、
遊べ遊べと足や手にからまり、
眠くなったらごろりと寝そべって。
猫に学ぶことはたくさんあるな。

夏空を見上げながら思ったこと。

一日一桃

果物の中で何が一番好きかと聞かれれば
迷うことなく「桃!」と答えるほど桃が好き。
しかもやっぱりそれは「あんざい果樹園」の桃なのだ。

今年は春先になってからの霜で花がやられて
収穫が少ないとお父さんから聞いていて、
確かに実際そうなのだけれど、大玉も中玉も
格別の美味しさ。今年の美味しさ。

この短い時期だけの贅沢と思って
「一日一桃」しています。
カリっと硬い桃の美味しさを知ったのも
あんざい果樹園で。
それももうかれこれ20年近く前のこと。
その頃はまだ福島に暮らすことになるとは
夢にも思っていなかったけれど。

今日はコケスの大橋祐香ちゃんの
桃かき氷が食べられると聞いて早速
ちょうどお休みだった夫君と行ってまいりました。
一杯に桃2〜3個は使っていたのでは?
とびきりの美味しさもまた来年。
もっともっと!とも少し思うけれど、
「今だけのとびきり」ってやっぱりいい。


火曜日の夜は

昨夜はいつものヨガ教室へ。
この暑さだから水分を摂っている分、
冷房で冷やされた体はむくみがち。

レッスンに入る前の準備運動で
ふくらはぎや腿などをマッサージしたのが
気持ち良くて。
レッスンが終わる頃には血の巡り?循環が
よくなったのが自分でもわかるほど。
最後のシャバーサナ(屍のポーズ)では
またしてもストンと深い眠りに落ちて、
夢まで見ていた。
何の夢だったんだろう?でもすごくいい夢で
気持ちが良くて、それだけは覚えているというのに
目を覚ました瞬間にすっかり忘れているという始末。
それだけスッキリと頭の中がデトックスされたのかもしれません。
と、都合の良いように解釈しておこう。
新月に向かって今はデトックス時期なのだそう。

なんて言いながら今夜は「水曜日のネコ」

セミの抜け殻

今朝、玄関を出ると、入り口にセミの抜け殻が
しがみついていた。
殻を破り、外の世界にやってきて、今頃はもう空を飛び、
今度は木にしがみついてミンミンと鳴いていることでしょう。
なんという逞しさ。
小学校の教科書に出てきた「セミの一生」のお話は、
今でも忘れられない。
土の中で4年以上を過ごし、5年目を迎える夏に
ようやく地上に這い出すお話。
外でジリジリと鳴いている期間はほんのひと夏。
覚えている人も多いということは子供には
かなり衝撃的なことだったのだろう。
あれからセミを捕まえるなんて、
とてもじゃないけどできなくなってしまった。
出し惜しみすることなく、
セミは目一杯鳴いて、目一杯生きている。


涼を纏う

今日、お店に来てくれた友人が
「からむしの着物は涼を纏うと言われているみたいですね」と
言っていた。
こう、暑い日が続いていると、そのことを想像するだけで
涼しい風が吹いてくるよう。

でも。
つい数日前に、夜になって外に出た際に
秋の虫の声が鳴いているのが聞こえて
途端に寂しくなった。

暑い、暑いと言いながらもこの暑さを、
夏という季節そのものを、存分に味わい尽くしたい。
海へ山へとアクティブに動く方では元々ないし、
このご時世ではあるけれど、気分だけでもと思って
朝の掃除の時にハワイアンを聴いたり、
案外良かったのは山下達郎の昔の曲。
海へドライブにでも行った気分。
山下達郎のファンでもないし、
そんなことしたことないのに。笑


今日から8月!

瞬く間に月日が流れ、もう8月。
暦の七十二侯で2日〜6日は「大雨時行」となります。
ここのところの空の様子がまさにぴったり。
暦ってやっぱりすごいですね。

今日は3時くらいまでは晴れていたのに、
その後、バチバチ音がすると思って外を見ると
大粒の雨が一気に降り出した。

でも空を見上げれば太陽は顔を出していて、
降る雨に光が反射してキラキラしている。
それはまるで金属でできた薄い木の葉が
音を立てて降ってくるようだった。

ますみさんの影響かしら?世界がファンタジーに見えてくる。
物語の中だったら町に突然、空から何かが降ってきたが、
拾い上げる人の心の様子によって、それは金貨だったり、
木の葉や石ころへと姿を変えてしまったり。
それは不意にやってくる神様からのテストの日。

とでもなるのだろうか。


光と陰影

空の様子がコロコロと変わって、
晴れたり、雷が鳴ったかと思ったら急な豪雨だったり。

でもそのことによってからむしの布を通した
光や影が本当に美しくて、瞬間瞬間で
違う表情を見せる様子にしばしばハッとさせられます。

草から生まれた布。
ますみさんがからむしの布のことを、

「口に入れるとひんやり
シャリっとした食感で美味しそうなんです」

って表現されていました。
もちろん実際には口には入れませんよ。
でも見ていると、その例えがわかるような気がしてきます。
ますみさんの物語の世界に迷い込んだ感覚です。

今日は物語をじっくり読んで、作品をご覧になっていた方が
多くて嬉しくなってしまいました。
そんな時は私は後方で気配を消して。。。

手触りを感じながら物語の世界へトリップ。