夏野菜

先月のきゅうり2kgに始まり、
夏野菜をこの頃頂く機会が増えています。
それに加えてあらかじめ自分で注文した野菜が届くものだから
今は冷蔵庫の中や常温の野菜かごに夏野菜がたくさん。
ピーマンは20個?いえいえ30個(とにかく笑ってしまう)くらい
頂いたのでオリーブオイルで蒸し焼きにしたり、
ナスなどと一緒に素揚げにしたり、モリモリ食べていますが
まだまだあるのでそろそろピーマン味噌を仕込まねば。
トマトは40cmほどあるボールにたっぷり
頂いたので即トマトソースにして冷凍。
たっぷりの玉ねぎはフードプロセッサーにかけて
みじん切りしたものをサッと火を通して
茹でたトウモロコシと一緒に
さらにミキサーにかけてポタージュ用にして冷凍。
こんな時のために?冷凍庫が大きめの冷蔵庫にしておいて良かった。
そんな調子で今日はあれを、明日はあの野菜をと
自分にハッパをかけるようにして調理していく。
その感じがどこかスポーツにも似て面白くなってきた。
冷蔵庫の奥の壁が見えてくると「よし!」みたいな。
そんなこんなで自然とお肉を食べていないここ数日。
それでもいろんな種類の新鮮で元気な野菜を食べているからか
気持ちが満たされて体も軽い。
さてさて今夜は何を作ろう。。。

ようやく梅雨明け?

どうやらようやく昨日、三春も梅雨明けをしたようですが
今日は朝に少し青空が広がったものの
いつの間にか厚い雲に覆われて涼しいくらいの陽気。
蝉の鳴き声が聞こえてきても、なんだか調子が出ませんね。
真っ青な空に入道雲。蝉の鳴き声にスイカ。。。
福島だったらやっぱり桃でしょうか。
そんな風景が待ち遠しいです。
昨年から三春に暮らし始めて
ウグイスの鳴き声が夏になっても山から聞こえることに
ビックリしたのですが、ウグイスは春になると里に降りて、
春が終わる頃には山に戻るということを教えて頂きました。
だから夏だろうが、本来ウグイスの住処は山なのだと
頭で納得しても、ついまだ季節外れの鳴き声のような
気がしてしまいます。
20170803-裏山の緑.jpg
今日は定休日でしたが事務仕事があったので
いつも通りお弁当を持って、むしろいつもよりも早く家を出てお店へ。
と、その前に寄り道をして久しぶりに裏山の散策道へ。
山はさらに緑に覆われて、しっかりと木陰をつくってくれています。
足元にはフサフサとやわらかな苔が生えていて。緑が濃くて気持ちがいい。
が、蚊の襲撃に遭いあっという間に退散。
山には虫除け必須ですね。

りんご畑の片隅で

日曜日のワークショップを終えてから
渡邊さんの車で福島市のあんざい果樹園へ。
夫君とは現地で集合。
この日はあん果樹の息子・安斎伸也くんが
子供たちも連れて札幌から福島に来ているというので
ちょうどいいタイミング!ということで久しぶりに再会。
伸也くんは今年の札幌国際芸術祭にアーティストとして参加予定。
それがなんと現役のお役目を果たした消防車にアースオーブンを乗せて
旭山記念公園や札幌市内の様々な場所やイベントに出動して
実際にオーブンを使って野菜を調理する!?とのこと。
題して「モバイルアースオーブン」
想像しただけで笑ってしまうんですが、
この土(その土地の土を使って作成)でできたオーブンで焼いた
ピザやパン、野菜たちの美味しいこと、美味しいこと。
まだ消防車号のオーブンで焼かれたものは食べていないのですが
実はあんざい果樹園のお庭にもこれと同じオーブンがあるのです。
この日も想像していたよりも急遽たくさんの人が集まることになり
ピザやあんざいお母さんが作ってくれた美味しい料理を囲みながら
楽しいひととき。
みんなの会話と時折聞こえる音楽と電球のゆらゆらと揺れる
灯りを見ていたら、なんだか幸せな空気に包まれて
私はいつの間にかウトウトと船を漕いでいたようです。
20170803-あん果樹集い.jpg
モバイルアースオーブンはとにかくそこにいる人みんながHAPPYになる
アートのかたちだと思います。
札幌へ行かれる方はぜひチェックを。

バードホイッスルを作ろう!

昨日開催の木工作家・渡邊浩幸さんのワークショップ
「バードホイッスルを作ろう!」が無事終了しました。
心配していたお天気も晴れ男?の渡邊さんのお陰で
日中は雨が降ることもなくお子さん連れのお客様をはじめ
ご夫婦で、お一人で参加してくださった大人の方々も
みなさん集中して、そしてその後は出来上がったバードホイッスルを
笑顔で吹いていらしてこちらが本当に嬉しくなりました。
たくさんの子供達にも会えて終始なごやかな店内。
本当にみなさまありがとうございました。
20170731-ワークショップ.JPG
はるばる神奈川から三春まで来て下さった渡邊さん。
2児の父でもある渡邊さんと子供達との優しい会話が
また良くって、褒められた子供たちがなんだか
胸を張っているように見えましたよ。
また来月の黒磯SHOZOさんへの出張ワークショップが楽しみです。
東京からはdans la natureの千葉奈津絵さんが
もうすぐ2歳になる凪くんを連れて出張して下さいました。
口に入れるとうっとりしてしまうほど美味しい
桃を使ったおやつ3種。
どれも美しくてそれぞれ違う表情(味)を
引き出したお菓子たちはお客様にも大好評でした。
私は凪くんの可愛らしさにもメロメロ。
ニコニコ凪くんもお店番ありがとうございました。
⬇︎ 写真は桃のジャムとフロマージュブランのパイ
20170731-桃のパイ.JPG
渡邊さんはこのタイミングに合わせて作品もたくさん
制作して下さいました。
初めて入荷したオイルランプや、少しだけラインをマイナーチェンジをした
味噌べら、今の季節にぴったりのマドラーなども入荷しておりますので
ぜひご覧ください。
20170731-渡邊さん作品.JPG
黒磯SHOZOにて8/20に行われるワークショップは
予約制となりますのでこの機会にぜひ。
幼稚園くらいのお子さんでもお父さんやお母さんと一緒に
手を動かせば完成させることができます。
まだお席もあるようですのでどうぞお早めのお申し込みを。
予約受付は→https://shozomoon.tumblr.com

フジカワデッサン

今日は福島市で開催中の藤川孝之さんの
絵とコラージュ、素描の展示
「なつのひらすみ」へ行ってきました。
会場となるのはレディースの洋服の
セレクトショップ・BarnSと、その2Fにある
book&cafe コトウ
1Fでは手触りや色の違う手のひらほどのサイズの紙に描かれた
絵が見応えたっぷり!窓辺にはコラージュが。
そして2Fのコトウの片隅には藤川さんのアトリエが
出張してきたかのような一角が出来上がっていて、
そこで「フジカワデッサン」が行われておりました。
藤川さんとは東京にいた頃、縁あって一緒に他愛もないお話をしたり、
飲みの席をご一緒したりはしていたものの、
こうして改めて「描いて頂く」ということはなかったので
良い機会かと夫君とふたりで事前に予約をしていざ。
自分たちが線となって、姿かたちとなり
写真とはまた違う空気がそこに含まれてひとつの絵となる。
ということが自分が想像していた以上に嬉しいことなのだと
感動してしまいました。
30日までの開催期間中、
藤川さんはずっと在廊されていますのでぜひこの機会に。
(まだ日時によってはデッサンの受付をしているようですので)
そして明日の夜と明後日の朝は青木隼人さんの
ギター演奏会が行われるそうです。
夏休みですし、in-kyoとのハシゴ、いかがでしょう?

きゅうり2kg

つい先日のこと。
自宅のすぐ近くにある「えすぺり」さん
公私ともに大変お世話になっているのですが、
きゅうりを農家さんからたくさん頂いたので。。。
と、そのお裾分けをたーんと。
そしてそのきゅうりを育てた農家の
お母さん直伝のきゅうりの佃煮レシピも一緒に頂いた。
家に帰って計ってみると2kgのきゅうり。
これまでだったら「ひやぁこんなにたくさんどうしよう!?」と
どんどん近所の友人にお裾分けしていたところですが
歩いて行けるところに住んでいる友人はえすぺり夫妻。
佃煮のレシピを教えて頂いたお陰で
動じることなくさっそくきゅうりを塩漬けして一晩置いて。
翌日にお醤油やお酢、生姜や赤唐辛子などを入れて佃煮に。
仕上げに冷めたら塩昆布を加えるのがそのお母さん独自レシピ。
塩昆布は添加物が入ったものも多いので
ウチでは添加物ナシの糸昆布(これでも十分塩気アリ)を使うことに。
(昆布ナシでも十分に美味しい)
きゅうり10本以上はあったかな。
我が家の大きめな鍋にいっぱいに佃煮が出来上がったけれど、
佃煮にしてしまえば小分けにして冷凍することもできると聞いて
ますます安心。自家製きゅうりのキュウちゃんの出来上がり。
20170725-きゅうりのキュウちゃん.jpg
週末に友人が東京から来る予定なので
お土産にしてあげよう。
ごはんのお供にもってこいだな。
煮物なんかはやっぱり一度にたくさん作る方が美味しく出来るもんですね。
困ったときにもご近所に頼もしい料理人がいると助かります。
えすぺりさんが作ってくれた丸ズッキーニのフライも
とーっても美味しかったです。
梅雨明けもまだで外は心配になるほどの豪雨だけれど、
夏野菜の季節が始まりました。

極楽浄土

昨日は早起きをしてin-kyoから歩いて2〜3分ほどの
場所にある法蔵寺で行われた「蓮まつり」へ。
私たちが家を出る前からあいにくの雨降り。
人出も少ないのでは?という予想を気持ち良く裏切り
お寺の門をくぐればすでにたくさんの人。
(朝6時からのおまつりなんですよ!)
20170724-2017 蓮まつり.jpg
今年は梅雨明け前に猛暑が続いたからか
昨年よりも蓮の開花が早かった様子。
それでも早朝にたくさんの蓮の花が咲いた
お寺の境内に人が集って、そこにいる人たちが
皆、ニコニコとしている様子はまさに極楽浄土。
昨年同様、舞と素晴らしいお茶のお点前。
(茶道具がこれまた素晴らしかったです)
そして檀家のお母さん方による手作りの蓮のおむすびと
季節の野菜を使った美味しいお漬物。
全てがなんとお振る舞い。
準備はさぞかし大変でしょうに
などといったことをつい考えてしまいますが、
やはり町の多くの方々が喜ぶことをと、
法蔵寺の皆さんが考えてのこと。
手を合わせて素直にありがた〜い気持ちにさせて頂きました。
20170724-蓮ごはん.jpg

なるべく柔らかい若葉の蓮の葉を、
サッと湯通しして細かく刻んで塩をふったものを混ぜているそうです。
まだ蕾の蓮もあったので、
午前の早い時間なら静かな境内で咲く美しい蓮の花が
もう少しの間楽しめると思います。
三春にいらっしゃる際はぜひ。

鬼が笑うかもしれないけれど

先日の素描家・しゅんしゅんさんや
漆作家の宮下さんに引き続き、
先日は仙台、秋田、青森のライブツアーの帰りに
ticomoonのお二人が三春に立ち寄って下さいました。
ちょうど東北が‥いえいえ日本全国が猛暑の日。
三春も日中の陽射しが刺すように暑い日でした。
ホント、地図で見れば確かに東京までの帰り道の途中では
あるのだけれど、ツアーでお疲れのところ、
高速をわざわざ降りて、そうした時間をつくってくれて。。。
つくづくありがたいことだと思います。
自分もそうありたいと思いながらもまだまだ不義理ばかりで
反省しきりです。
その日はちょうど定休日のお昼時だったので
一緒に「八文字屋」さんで名物・三春素麺と三春揚げの
ほうろく焼きの定食を。
ticomoonのお二人に最初にお会いしたのは
かれこれ10年以上前、「もみじ市」が初めて東京・狛江の
とある建築事務所の建物で行われた時でした。
友加さんの美しいハープの音色と影山さんの優しいギター。
あんなに間近でハープの音を聴いたのは初めて。
ポツリポツリと会話をしただけだったけど、
あの日のそのひとときを今でもなぜかくっきりと覚えている。
その後も縁が続いてアノニマ・スタジオの1階にお店があった頃に
演奏をして頂いたこともあり。。。
東京にいた頃も頻繁にはなかなか会えなかったけれど、
いつも穏やかで、影山さんのお話も面白くって
会うとなんだかとってもホッとする大好きなお二人なのです。
いよいよ来年、念願叶って三春のin-kyoでライヴを行って
頂けることになりました。
4/1 を予定。エープリールフールだけど嘘ではなく本当に。
鬼に笑われそうな来年の春のお話ですが
どうぞどうぞお楽しみに。

祓う

入荷のお知らせにもUPしましたが
中津箒(まちづくり山上)の箒職人・横畠梨絵さんの
箒が入荷しました。
これまでもコーヒーミル箒やミニ洋服箒、
山型小箒、ともえ箒などをお取り扱いしていて
たくさんの方々のご家庭へと旅立っておりますが、
今回初めての入荷「魔除け箒」があまりにも
かわいらしいのでここで写真付きにてご紹介を。
箒は昔から「邪気を祓う」といわれていたそうです。
確かに自宅もお店の掃除もここ数年、(もう十年近くになります)
箒を使って掃除をしているのですが、
掃除が終わった後の爽快感は「埃がなくなった!」という
すっきり感に加えて空気までもが浄化したような。。。
なんて言っているとスピリチュアルですがでも本当に。
お寺や神社でも掃除は箒というところが多いのは
そういったこともあると思うのです。
20170724-魔除けホウキ.JPG
で、身に付けられるこの小さなサイズ。
編糸はホウキモロコシの種で染められたもの。
つくりは他の大きなものと同じでしっかりしているので
細かな隙間をササっと掃除することももちろんできます。
ちまちまと小さなものが大好きなもので、つい熱くなってしまいました。。。

はるばる

先週のこと。
in-kyoでもポストカードやドローイング集、
新作ではマスキングテープなどの作品をお取り扱い
させて頂いている素描家のしゅんしゅんさんが、
はるばる広島から三春までやって来てくれました。
ま、広島から直接びゅーんとではなく、
ちょうど東京・国立市谷保のcircle gallery&books(国立市谷保5119やぼろじ内)
で今月の24日まで開催中の個展「Croquis De Voyage」があり、
ならば!と展示在廊の後、北上してくれたわけなんですが
お疲れのところ本当に有難く、嬉しいことです。
メールでのやり取りはしているものの直接会うのは久しぶり。
実は来年の今頃、しゅんしゅんさんの個展を
in-kyoで開催する予定で、その前にお店と三春の町の
空気を感じ取っておきたいと、足を運んでくれたのです。
この日はちょうど漆作家の宮下智吉さんも浄法寺に行く前に
お店に立ち寄ってくれて、初対面の二人はなんとなく
空気感も似ていてこの場で紹介できたことを
勝手に喜ばしく思っていたのでした。
そんな宮下さんも今年の12月に個展を予定。
in-kyoのこの空間の空気を染み込ませるように
言葉にはならない何かをいつも持ち帰ってくれているようで
展示が今からとても楽しみ。
しゅんしゅんさんも宮下さんも作家として活動を始めた頃からの
おつきあい。ぐんぐんと成長していくお二人に
おいて行かれないように私も頑張らねば。
やり取りを繰り返し、妄想?想像?イメージを広げながら
だんだんと展示の輪郭がくっきりとしてくる
その実感を味わうのがワクワクするのですが
そのワクワクが私だけでなく、お客様へもちゃんと伝わる
かたちになるよう、準備を進めていきますので乞うご期待。
私は残念ながら行けませんがご興味のある方は
24日まで東京で開催のしゅんしゅんさんの個展もきっと素敵だと
思うのでぜひ。