ゴールデンウィーク最終日

バタバタと過ごしているうちに平成から令和に元号は変わり、ゴールデンウィークも最終日。10連休を皆様はどう過ごされたのでしょうか?

4/30までくまがいのぞみさんの個展を開催し、期間中は何度も足を運んで下さった方、帰省のついでにとご来店くださった方などなどたくさんの方がいらしてくださいました。くまがいさんも前半、後半の週末は在廊して下さって、2年ぶりにお会いしたお客様と楽しく会話をされるなどとても充実した展示期間でした。皆様本当にありがとうございました。

在廊期間中、我が家に滞在してくれていたくまがいさんが 最後の日においしいおいしい鳥の唐揚げを作ってくれました。 もちろん器はくまがいさんのプレートで。

日記が追いついていませんが、5/3〜は萬田康文さんの写真展「PHOTOGRAHS, PICTUERS」が始まっております。今回は大判の全紙サイズ。とても好評なブルーのDMももちろん展示されています。フィルムで撮影され、マット紙に現像された大きな写真は一見すると写真ではなく絵のように見えるかもしれません。その写真の向こうの世界にすーっと引き込まれるような気持ち良さ。じーっと見ているとそんなことを感じます。

只今、萬田康文さん・大沼ショージさんの著書「365日 酒肴ごよみ」完売しております。版元より追加納品待ちです。

ギャラリーではないので、もちろん店内にはいつものように器や生活道具、コーヒーや紅茶、本などなどが並んでいます。そんな中で見る写真はまた真っ白なギャラリーで見る世界とは違って見えることでしょう。

写真を見にいらした方がジャムを。また器を手にした方が顔を上げるとそこには大きな写真が。そんなふとしたことで視界が広がっていくといいなと思っています。

萬田さんの写真がそうした素敵なきっかけとなりますように。写真展の期間は6/4(火)まで。期間中、水・木は定休日を頂きます。また、前半後半でガラリと作品の入れ替えをします。後半は18日〜。どちらの期間もどうぞお見逃しなく!

明日、明後日は定休日です

くまがいさんの展示も今日で5日目を終えました。初日や2日目にいらした方がまた再度ご来店下さることも多く、早速皆さん食卓で、またはお茶の時間にとくまがいさんの器を使って下さっているようで本当に嬉しい限りです。

散ったラナンキュラスの花びらをディスプレイ。青菜の緑も映えるグレージュ色の器

昨日はお母さまといらしたお子さん(女の子)がミニカップを自分がジュースを飲むとき用にと自ら選んでくれました。これから成長していく中で、あの器がどんな風に彼女の暮らしに溶け込んでいくのだろう?と想像するだけでなんだかこちらまで幸せな気持ちにさせてもらいました。

ミニカップはこんな使い方もオススメ

明日、明後日(24日、25日)は通常どおり定休日を頂きます。週末、27・28・29日にはくまがいさんがまた三春にいらして在廊して下さいます。そしていくつか追加で制作して下さっている器も届く予定ですのでぜひご来店下さい。

そして、そして!26日(金)はcimaiのパンの日。連休前の配送状況が心配ですが、今のところいつも通りPM 1:00~の販売予定です。こちらもどうぞお楽しみに。

今年もin-kyoの入り口付近にツバメが巣作りを始めました。表の通りはスズメよりもツバメがたくさん飛び交っています。

「おいしい食卓」

昨日から始まりました。くまがいのぞみさんの個展

「おいしい食卓」

くまがいさんの個展は、in-kyoが三春に移転してからは2度目の開催。2年ぶりとなります。常設でもお取り扱いのあるくまがいさんの器ですが、新作も含め、やはりこれだけ多くの器をご覧いただける機会は個展ならでは。2年前に購入して下さった方が「もう一つ欲しくて」とか、「お友達のお宅で見て、私も使ってみたいと思って」などなど。今回の展示を楽しみにして下さっていた方々もたくさんいらっしゃいます。中には桜を見に三春へ旅行へいらした方がたまたま立ち寄って下さって、気に入ってご購入頂いたり。そんな出会いもまた器とともに思い出のひとつとなるようで嬉しい限りです。

包丁やハサミなどこのかわいらしい小さな陶器は箸置きです。ギフトにもオススメ。

東京の頃の個展と変わらず、在廊してくださるくまがいさんは、お客様一人一人にご自身のミニカップでお茶のおもてなし。お買い上げの方には料理家・瀬戸口しおりさんの「うずまきクッキー」をくまがいさんからプレゼント。これも東京で個展を行っていた10年ほど前からずーっと変わらず。

お客様もまさか、まさか作家さんご本人とは!と、びっくりされる方も多いのですが、本当に見習いたいことがたくさんある作家さんのひとりなのです。

滝桜をはじめとする三春町内の桜は満開。開店前には一緒に家の近所でお花見コーヒーを楽しんでから出勤するなど、桜も満喫しつつ在廊して頂いてます。明日の日曜日も終日在廊。そして来週、27・28・29日も在廊して下さいますのでご都合が合えばくまがいさんと器のお話などをぜひ。

4/19 撮影 八十内かもん桜

桜と青空

まだ少し肌寒かった昨日に比べて今日はポカポカ陽気。朝にはまだ蕾だった桜も、花を開かせたのが遠目でもわかるほど色が淡くふんわりとしている。

一年のうちで、今がいちばん観光の方が増える時期。 in-kyoの前の通りも観光バスが通るなど、いつもの三春とは少し違う様子になんだかつられて浮き足立ってしまう。

今週、来週と週末にお車で滝桜へ向かう方にオススメなのが三春町・町営グラウンドの駐車場に車を停めて、そこから運行されている無料シャトルバスに乗る方法。これで行くと渋滞知らずでしかも滝桜入り口に近い場所で降ろしてもらえます。その他にもJR三春駅からのアクセスなど三春町観光協会のHPをご参考に。

来週の日曜日にはin-kyoからも歩いて10分ほどのところにある八幡神社のお祭りが行われます。タイミングが良ければ桜と長獅子の舞いを見ることができますよ。来週19日からは陶芸家・くまがいのぞみさんの個展も始まりますのでこちらもぜひ。週末にはくまがいさんも在廊してくださいますのでご来店お待ちしております。

写真の桜は、こちらもin-kyoから歩いて数分のところにある王子神社のソメイヨシノ。昨日の朝に撮影した時にはまだ寝ぼけまなこといった様子でしたが、きっと今日の陽気で開花も進んだと思います。桜を楽しみつつ、のんびりと町歩きをしながらどうぞお気軽にin-kyoへもお立ち寄りください。

4月12日。

今日は2011年にあの世へ旅立たれた
美術作家 永井宏さんの命日。
「いのちのひ」と言い換えると
なんだかすぐそこにいるような
体温のようなものが感じられて、
この方が永井さんには
しっくりくる気がする。けれども
永井さんは好きじゃない言葉かもしれないな。

初めてお会いした頃は、
今とは全く違う仕事をしていて、
当時の私がどうして今の自分を
想像できただろう?

いろんなことがあって、
ウロウロとしながらも
どうにか前へと歩みを進めている。
夢を持って
愉快に(これは永井さんに似合う言葉)
今こうして幸せでいられるのは、
少なからず永井さんのお陰だと思っています。
そしてボブ・ディランを聴くと
私の中では永井さんに結びついてしまうことも。

♪「くよくよしないで 、
イッツ・オール・ライトやで」♪

この歌詞は、私が進む道の少し先を
いつも小さな明かりで
照らしてくれている。

桜吹雪が舞う日でしたね。
三春の桜は咲き始めたばかり。
永井さんを口実に今夜は晩酌です。

spring fair 2019

昨日は山田稔明さんの三春で4年目4回目のLIVE「spring fair 2019」でした。お近くから遠方からはるばるご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。春に開催するのは今回が初めて。滝桜が花開く頃に‥と昨年から決めていたこの日程だったのですが、残念ながらまだ開花とならず。でもin-kyoの空間では山田さんが今の季節にぴったりの曲をたくさん(全21曲!)演奏してくださって、春の日差しが店内に差し込む中、まるで桜の花びらが舞うような(個人的には実は涙がこぼれそうな)キラキラした時間でした。

なんでしょう。山田さんの音楽はワクワクしたり、疾走感があったり、やさしい気持ちになったり。キッチンの方から見る皆さんの背中が、すでに喜んでいるというのか。表情を見なくても楽しんでいることが十分わかるというか。音楽って素晴らしいなぁとつくづく感じておりました。

山田さんと初めてお会いしたのは蔵前のアノニマ・スタジオの一角でお店を始めたばかりの頃。出会ってから気づけば10年以上が経っている。そしてそのきっかけはaalto coffeeの庄野さんのコーヒーのイベントでしたねぇ。といった、ここ10年のことも振り返りながら曲を聴いていて。

山田さんの「hanalee」。私はこの曲がとても好きで、初めて聴いたのも10年前。その数年後、震災後に東京の代官山で行われたイベントで山田さんが唄う「hanalee」のその歌詞を聴いて、自分の意思とは関係なく涙がポロポロこぼれたことを昨日は思い出していました。

震災前と震災後と歌詞の受け取り方がまるで違っていること。歌詞に出てくる「毎日の暮らし 愛すべき繰り返し」それがどれだけ愛おしいものなのだろうか。hanaleeという架空の島は青い鳥と同じように、どこか遠くの特別な場所ではなく、今立っているまさにこの足元にあるんじゃないかと気づかせてくれた歌だと思っているのです。

ライヴもやったり、器や写真、衣類や絵などの展示やワークショップ、FOODイベントなどいろんなことをあれこれin-kyoでやっているけれど、ただやっているわけではなく、ひとつひとつを大事に積み重ねてin-kyoの「hanalee」を地道につくっていきたいなぁと。

毎回お客様に楽しんで頂きたいと思って企画していることなんですが、結局私自身がすっかり楽しんでいて。でもここでそれをいらして下さった方々と共有できること自体がまず大切かなとも勝手に店主は思ったりしています。

山田さん本当にありがとうございました!来年こそ桜満開の頃に?それともまた違う季節に?ぜひ会いましょう。

26日で

3/1〜開催しておりました
本郷毅史写真展「水源光」は
26日を以て無事に終了致しました。

期間中お越しの皆様、
誠にありがとうございました。

今回の展示は
菅間一徳さん、矢吹唯さんの
ギターと踊りがなければ
in-kyoで開催されることは
ありませんでした。 
この出会いと機会に心からの感謝を。

福島の水源の光を
福島の方々に届けること。

場として、
その役目は果たせたのだろうか?
そんな思いも残りますが、
意味とか、答えとか。
光に近いそれらの糸口を
教えてもらったような時間でした。

本郷毅史さん、麻梨子さん
に出会えたことも大きなこと。
まだ訪れたことのない
お二人が暮らす長野県大町市の木崎湖へ思いを馳せて。
そろそろお二人の田んぼ作業も
はじまることでしょう。

この作品は夕暮れ時になると、写真の奥まで光が差してくるようで、森の緑や岩肌が昼間よりも鮮明に見えてきて。吸い込まれていくような気がしました。

山小屋の灯り

昨日は春分の日の満月。

只今開催中の本郷毅史さんの写真展「水源光」。そもそもこの展示をin-kyoで開催する経緯は、昨日演奏会を行って下さった菅間一徳さん(guitar)からお話を戴いたことがきっかけでした。春分の日に演奏会を行うことは秋頃にはもうすでに決まっていて、そこでぜひ本郷さんの阿武隈川の水源域の写真の展示も一緒に行えませんかと連絡があったのが冬の始まり。その写真展に寄せて矢吹唯さん(dance)と菅間さんの演奏会「山小屋の灯り」を行いたいと。秋から冬、そして春分の日の昨日と季節は巡り。

演奏後には菅間さん、本郷さんから今回の展示に至る経緯などをお話して頂きました。「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」の企画、そしてご担当者のご協力がなければ成しえなかったことなど、人と町と自然のつながりなどの話を聞いている間、私は本郷さんが暗闇の中で一粒一粒かすかな光を集めるようにして撮影した作品に思いを巡らしながら、その一粒一粒の光は人の思いのようなものでもあるなと感じていました。(私の友人は同じように話を聞きながら、美味しそうに炊き上がったお米の粒をイメージしていたようです。それもどこか似ているなぁと。)とても小さな小さな、わずかなものでも放つ光。

震災後、しばらく気持ちの置き場をどこへどう持って行ったら良いのか思いがウロウロとしていた頃のことも思い出されました。人の縁がめぐりめぐって、突き動かされるように、3月にここで、この度の写真展・演奏会が行われたこと、出会いは私にとっても大切な句読点のような出来事だと思っています。 色々な方々に心から感謝を。

写真展は26日までと残すところあと4日間となりました。本郷さんご夫妻の育てたはぜ掛け天日干しの美味しいコシヒカリも期間限定の販売となりますのでどうぞお見逃しなく。

先週、今週

先週、今週の定休日は
夏に企画展をお願いしている作家さんの工房へ。

先週は那須に工房を構える
酒井蘭子さんを訪ねて。

染付の器の印象が強かった蘭子さんですが、染付、白磁以外にもあらたに灰釉の器も今回見せて頂いて、静かに、でもワクワクとした気持ちがじわじわとこみ上げてきました。

「あ、いいな」

それってずいぶん直感的というか、理屈でなく本当に感覚でしかないのだけど、自分がどういったものに対してそう感じるのか?この場合は器ですが、器そのものはもちろん、やはりその向こうに作り手の暮らしが見えるかどうかかなと。どのようなものを目にし、感じ、選び、食べ、どんな日々の暮らしがそこにあるのか?以前よりもさらにそこを大事にしたいと強く思っているんだと自分に対しての発見。

「あぁ。一緒に食卓を囲んでみたいなぁ」
そんな風に思える作り手が生み出す器は、きっと使っていて楽しいだろうな。料理の顔が次々と浮かんでくるような器。と、蘭子さんの工房へお邪魔して感じたこと。

in-kyoがまだ東京にあった頃にお会いしたのがはじめましてだった蘭子さん。
そのご縁は宮城県鳴子市で「さとのわ」を主宰している鈴木美樹さんから。いろんなタイミングが合って、今回企画展のお願いをすることに。楽しみな企画展の詳細はまた追ってお知らせ致します。

水源光

3/1から始まりました本郷毅史さん写真展「水原光」三春からも車で数十分も走れば目にすることのできる阿武隈川。その水源域を撮影したものを作品展示しております。ちなみに本郷さんが撮影された水源域は福島県西郷村から山を奥へ奥へと分け入った場所にあるそうです。

水という命の源。真夜中の真っ暗闇の森では自分の手すら見えない。深く濃い闇に包まれた中で聞こえてくるのは水の音と様々なものの気配。そこで捉えた写真に浮かび上がっているものはかすかな光を一粒一粒集めて現れた水の姿。

本郷さんからお話を伺いながら自分が知る限りの闇を思い浮かべて想像してみる。けれど、どれもその闇には追いつかないのだろうと写真の中の「水源光」の風景へ思いを馳せてみる。日常目にしているものと遠く離れた非日常の風景。でもそれはしっかりと繋がっている事実と不思議。その写真をin-kyoという日常使いの器や雑貨が並ぶ空間で福島の方々にご覧頂ける機会がつくれたことは貴重なことだとあらためて感じています。これも菅間一徳さんからのご縁。本郷さんもそのことを喜んで下さったのが私にとって心から嬉しいことでした。

本郷さんご夫妻が暮らしている、長野県大町市。写真家として活動する一方で木崎湖という湖の目の前にある田んぼで農薬を使わず、手植え・手刈り・はざ掛けの天日干しでお米をご夫婦で育てています(お米に添えられたタグに描かれた絵は奥様のまりこさんによるもの)

期間中には本郷さんのお米の販売もしております(只今、一旦完売しておりまして数日内に再入荷の予定です)美しい環境の中で健やかに育ったお米。早速我が家でも頂きましたがとっても美味しかったです。展示期間は26日まで。水・木曜日は定休日を頂きます。どうぞお気軽に期間中何度でもぜひお運び下さい。