実家の桜

仕事に絡めて実家へ足を伸ばす。実家の満開の桜を見るのは一体何年ぶりだろう?考えてみたら東京に住んでいた頃ですら、なかなかそのタイミングで実家に帰ってはいなかったなぁ。2本ある桜の木のうちの1本は、私が小学校の卒業式に記念樹としてに配られた苗木が育ったものだからかれこれ40年!?ひぃぃ!そりゃ大木になるわけだ。スクスク育って、見事な花を咲かせてくれてありがとう。



そして施設にいる父と約2年ぶりに面会。
このご時世のため、曜日も決まっている上に事前に予約も必要なのでやっとの機会。ただ、面会といってもリモートで、時間も15分と限られている。私のことをわかっていないかもしれないなぁと思いながらの15分。そんなときは気の利いた言葉など出てこないものだな。少しでも父が喜ぶような、なんかいい言葉が他にないかなと、思いつくままに声をかけたり質問したりしているうちにあっという間のタイムアウト。昔、テレビ番組のクイズか連想ゲームかなんかで、タイムアウトになると扉が上からザーンって降りてくるあれみたいだなと思った。元気そうだったからそれが何よりだけど、父に会ったような、会っていないような。なんだか私の思考の方が霞んでいくようだ。ま、桜を見せてもらったと思って良しとしましょ。