暦の通り

1/20は大寒でしたが暦の通り
これまでと寒さの種類が違うというのか。
ぐんぐんと気温が下がって、夕方から雪がパラつき始めた。
で、夜になると横なぐりの雨ならぬ雪。
夜中じゅう降り続けたようで
目覚めて外を見ると雪は止み、再び銀世界に。
水分がある雪だったからか、木の幹まで雪に覆われておりました。
これはさぞかし雪かきが大変!
と、早めにお店に向かったものの、さらに早く(6時頃から!!)
お隣のH下さんが大方の雪かきをして下さっていて
本当にいつもいつもお世話になりっぱなし。
朝のおしゃべりをしながら雪かきして身体を動かすのは
どこかラジオ体操にも似ていて清々しい。
雪かきを終えてからは散歩へ。
in-kyoの裏手の川沿いにある胡桃の大木も、
土壁で囲まれた素敵な日本家屋のお宅の松も
普段とはまた違う美しさ。
冷たい空気を身体の隅々にまでに行き渡らせるように思い切り吸い込んではいて。
青空とのコントラストが眩しくて涙が滲む。
そして口角も上がる。
20170122-雪景色1_21.JPG
寒いのは苦手なくせにどうやら冬という季節が
少しずつ好きになっているようだ。

今月から

今月から福島民報新聞「民報サロン」のコーナーで
月に1度、5回の文章を書かせて頂くことになりました。
県内各地域の職種も年齢も様々な方々がリレー形式で書かれている文章を
私も読者として毎日楽しく読ませて頂いています。
第1回目が明後日22日(日)
皆さんよく読んでらっしゃるのですね。
年の初めに「新執筆陣」として紹介されているのをご覧になった
ご近所の方が楽しみにして下さっていて。
有り難いこと。嬉しいこと。

待ち合わせ場所

いわきの鉄と布のomoto・鈴木夫妻から
「石巻へ行っているリビセン(リビルディングセンタージャパン)の東野夫妻が
諏訪へ帰る途中にin-kyoに寄ろうとしているけど
定休日ですよね?」とメール。
諏訪とは長野県であり、石巻とは宮城県だ。
そして三春は福島県なわけで…
地図でみれば確かに通り道かもしれないが。だがしかしですよ。笑
定休日だけれど、むしろ休みで家にいたところでちょうど良かったので
せっかくだからと寄って頂くことにした。
そして連絡をしてくれたomoto夫妻も三春にやって来て下さることに。
三春で待ち合わせ。
いわきからでも三春までは1時間はかかる。
福島は案外と広いのだけれど、東野夫妻は全国北から南から
大移動をしているのでさして苦ではない様子。
むしろ楽しそう。
どこでもドアみたいにポン!とそこへやって来て
ゴハンを食べてコーヒーを飲んで、しゃべって、笑って
諏訪へと帰って行った。
あぁなんと軽やかな旅人のようなんだろう。
なんだかすごく元気をもらった。
実は来月実家の(リアル)隠居が取り壊しになるので
そのレスキューをリビセンにお願いしたのです。
およそ築100年。祖母が亡くなってからは
倉庫のような状態になっていて、
年を重ねた両親にとって重い木戸の開け閉めは厳しく、
めったに風を通すこともせずに傷みは進む一方だった隠居の平屋と
古くなった母屋も取り壊して建て替えることに。
実家を離れた私がどうこうできることでもなく、
せめて隠居のかけらがいつかどこかで何かに役立てられればと。
お米農家のやまざきさんがつないでくれたご縁のお陰で
今回の運びとなったわけです。
頼もしくしなやかなリビセンの二人。いつか諏訪にも行ってみたい。
そして思いがけずomoto夫妻にも会えて嬉しい一日に。

外は寒くても

気温が少し上がって(といっても4℃)
道路で凍っていた雪がゆるみ始めたので
「今だ!」とばかりに午後になってスコップで氷状の雪を割って雪かき。
これをやっておかないと道路がガタガタのままなので。
三春はよっぽどの雪でないと除雪車が出動しないそうなので
普段は町の人たちの人力に任されている。
そう思うとつい張り切ってしまうのだけれど、
ほどほど、程よくが大事なんだよなぁといつもお隣さんに教えて頂く。
じゃないと続かないものね。
外は寒いけれどお店の中だけでもあたたかな色を。
と思って2軒隣りのお花屋さんで売っていたチューリップを。
そこにさらに色を添えたのはもうずいぶん前にZakkaで購入した
黄色と白の糸で織られたランチョンマットをディスプレイに使ったら
そこだけパーッと明るい。
このランチョンマットは春の只中よりも今ぐらいに使うことが多いかも。
夏には「目に涼しく」というけれど、
冬も「目にあたたかく」があるといいものです。
20170120-チューリップ.JPG

大雪でしたが

三春のだるま市は予定通り開催。
江戸時代から続く歴史のある市だそうで、
雪の中を新しく買い求めただるまや干支の張り子を
手にした方が通りを歩いているのが見えました。
きっと毎年買い替えているのでしょう。
で、私もお店が終わってからいそいそと。
屋台の皆さんは寒さの中、本当にごくろうさまでした。
踊りを終えた広司さんは心なしか気配を消して
寒そうにちーさく隅っこにいらっしゃいました。
あぁひょっとこ見たかったなぁ。
20170116-だるま.JPG
幼い頃は、だるまって怖い顔して存在感たっぷりなのが
でーんと神棚にいるのがイヤだったのですが、
歳を重ねたからなのかどうか?
小さいのを選んだからなのか?
(と言ってもこの顔立ちのだるまは一番小さくて高さが13cm。
やっぱり存在感はしっかりあります)
愛着とまではいかないかもしれないけれど、
ちょっとした親近感?
干支の酉と一緒にお店の神棚に飾ることにしました。
干支の酉はユニークな顔をしていてPOP!
他の干支の張り子もどれもかわいらしい(おもしろい)のです。
20170116-干支の酉.JPG
今朝の新聞で知ったのですが、
だるま市で毎年披露される今年の希望の一文字は「夢」だったそう。
これは町内の福聚寺の住職で芥川賞作家の玄侑宗久さんが選んだ文字。
福聚寺で毎月行われている座禅会にも今年は時間をつくって参加する予定。
だるまや干支の張り子は普段はデコ屋敷で見ることができるので
雪が解けてあたたかくなったらぜひお出かけ下さい。

明日はだるま市

今日の三春もパラパラと粉雪が舞ったり、途中晴れ間がのぞいたり。
全国的にも寒い一日となったようですね。
ひそかに楽しみにしている明日のだるま市。
お天気が心配ですがお近くの方はぜひ。
どうぞあたたかくしてお出かけ下さい。(カイロ必須ですよ)
午後から行われる三春太鼓やでデコ屋敷の橋本広司さんの
ひょっとこ踊りが見れないのが残念ですが
お店が終わってから私も行ってみようと思ってます。
三春のだるまの特徴は丸っこくなくてどちらかというと縦長。
はじめから目が入っていて、色も華やかで力強い印象なのです。
作る職人さんによって顔や絵付けの仕方が微妙に違っていて
町の皆さんはそれぞれにごひいきがあるようです。
自分のお気に入りを見つけるのも楽しみだったりして。
まさかまさか自分がだるまを買ったりするようになるとは。
子どもの頃には想像もつきませんでしたが。

銀世界

今年は暖冬かといわれておりましたが、
天気予報通り10日の夕方から
ぐんと気温が下がり雪がパラつき始めました。
11日の夜からはしんしんと降り始め、
今朝起きてカーテンを開けると、銀世界。
雪に覆われた木々の合間から朝陽が登り、
その美しさは目を奪われるほど。
が、夫君はそれどころではなく出勤のために
まず車にうず高く積もった雪を払うのに懸命。
私も我にかえって駐車場の雪かき。
団地には部屋別に雪かき専用のスコップが用意されているのです。
早い方だとまだ外が暗い6時前から
「ガガガガーーーッ」と雪かきをしています。
どなたでしょう?
みんなが駐車場まで歩く道を雪かきして下さったよう。
そうでなければ短いスノーブーツでは埋もれてしまうほど。
本当に助かりました。
20170113-雪景色2.JPG
で、お店に着いてからも雪かき。
こちらもすでに早起きのお隣さんが雪かきをして下さっていて、
私は凍ったところを金属スコップで割っていく作業へ。
もうそれだけでも身体がポカポカ。
で、雪かきが終わってもまだやはりこの状況を
どこか犬のようにはしゃいでいるのか、
一面に広がる銀世界を味わうべく散策へ。
本当に犬と一緒だなと思ったけれど、裏のお宅で飼われている
大型犬は小屋の奥に丸まっておりました。
20170113-1_13雪景色.JPG
白銀と日の出と青空と。
私が携帯で撮る写真ではどうにも写しきれなくてもどかしい。
大雪による災害というものももちろんあるけれど、
この美しさは自然からのギフトですね。

リトルフォレスト

「リトルフォレスト」という漫画が好きで、
その漫画が映画化されたDVDも実は何度も見ている。
レンタルビデオ屋さんに行かなくても
今は便利なもので、ネットで(私はAmazonのプライムビデオを利用)
映画やテレビドラマなどをレンタルと同じようなシステムで
見ることができるのです。もちろん返却もしに行かなくていいし。
朝から雪がしんしんと降り続ける今日のような日は特に有り難い。
一歩も外に出ずに本を読んだり、こまごまと家事をしたりの合間に。
で、パッと選んだのがリトルフォレストの
「冬・春」編
自然の四季の移ろいの美しさと、農作物、食べもの、くらし…
全てが線でつながっていて。
ストーリーに起伏があるわけではないけれど、
だからなおさらそのらせんのような連なりが引き立てられて
愛おしく感じられるというのか。
(らせんや連なりって言葉が映画の中にも出て来ます)
つきたての納豆餅やジャガイモのパン。
あぁなんて美味しそうなんだろう!と、見ていてやたらとお腹が空く映画。笑
「冬の寒さも調味料のひとつ」とも言っていたな。本当に。
またきっと繰り返し見てしまうのだろう。
映画を見て思い出した。
凍み大根が早く出回らないかな。

どんど焼き

宿泊チームのS夫妻は浦和のご自宅で
鍼灸とマッサージを行っていて、
泊まった翌朝には首回りに鍼と足、肩、腕のマッサージ。
滞っていた何かがじわ〜っと流れていく感覚。
まるで貴族のような贅沢感。
実は秋口頃から右肩が痛くて腕が上げづらく(四十肩??)
違和感があったのが、この朝の施術のお陰で
ずいぶんとラクになっている。(直接の原因は首?)
呼吸法や自分でできるストレッチまで教えて頂いて。
お店が始まるほんの数分前に行って首回りをリラックス。
これまでの数年で蓄積されたものがここへきて
ダーッと出始めているそうな。
うん、それはなんだかわかる気がするなぁ。
あたたかくなったら軽い運動も少しずつ始めてみようかな?
なんて気持ちもわいて来たりして。
帰る前にもう一度お店に寄ってくれた彼らと
師匠たちがちょうどバッタリ。
電車の時間まで余裕があるからと、お二人のこともほぐしてくれて
またいつもとは違う会話が広がって、みんなで笑って。
師匠たちも身体がポカポカしたとご満悦で帰って行きました。
蔵前の頃からそうだったけれど、私が何もしていなくても、in-kyoで
いろんな人たちが偶然出会っておもしろいことがどんどん起きて。
いい意味でお店がFREEというのか、いい作用が勝手に生まれるというのか。
全く他人事のようなのですがとっても嬉しいことです。
松の内が明けたこの日は、夕方から八幡神社で
どんど焼きが行われた。
陽が沈むと冷たい雨が降り始めたのでお焚き上げを
見届けることなく帰りました。
身体も整えて頂いて、古いお札や和飾りにも
お礼をしてまたあらたな気持ちでスタート。

正月飾り

年末、ひょんなことから我が家に数人が集まって
たこ焼きパーティーをやろうということになった。
せっかく人が集まるのならクリスマスは終わってしまったけれど
プレゼント交換をしようとつい言い出してしまった。
しかもプレゼント金額は500円
買ったものでなくても手元にあるものでも良しとして。
と、言い出したわりには自分がさてどうしようと前日まで決まらず。。。
そう思っていたら、たまたま立ち寄ったご近所の八百屋さん「くろば」に
おあつらえのものを発見!
20170109-正月飾り.JPG
かわいらしく色がつけられ、鯛や大黒様、小判など、
おめでたいモチーフをお麩のようなもので作った「色飾り」が店頭に。
昔は多くの家で飾り用のお団子などを手づくりして柳の枝につけ、
お正月飾りとしたのだそう。
「最近は飾るお家も減ってしまったけれどね」とはくろばのおじいちゃん。
15日に三春町で行われるだるま市のときにも
この正月飾りは販売されるのだとか。
プレゼント交換用に1袋購入。そして自分用にも1袋。
柳の枝は用意できなかったのでin-kyoの窓辺に並べて飾っている。
素朴ながらそれだけでも華やぎがあってなんだかいい。
15日のだるま市も楽しみ。