日曜日には

千葉で行われた「工房からの風」へ行ってきました。
7月に二人展を行って頂いたますみえりこさんが
出展されていて、他にも知っている作家さんが数名。
来客の中には五月女寛さんや「にわのわ」企画チームの
皆さんにもバッタリ。
お天気にも恵まれてゆっくり楽しむことができました。
20151023-寅さんネックレス.JPG
in-kyoの展示にも並んだますみえりこさんの
からむし織りでできた小さな「寅さんネックレス」
またひとつ連れて帰りました。
ますみさんはこの中にアロマオイルをしみ込ませた
コットンを入れているそう。真似して私もブレンドオイルを。
フレグランスよりも香りが穏やかだし、何よりリラックス。
そして新作というリネンの糸を使った手織りのハンカチ。
ハンカチにするにはまだ少々勇気が要るので
まずはティーマットとして使い始めてみようかと。
「モノ」とどうやってとことんつきあうかを
あらためて考えている今日この頃。

旅をしているように

今朝、お店に行くと荷物が届いた。
山形の友人Hさんから。
段ボールの中から顔を出したのは力強い土の匂いがゴロゴロと。
そう。里芋です。
山形=里芋=芋煮
Hさんが以前に作ってくれた芋煮が
本当に美味しかったなぁと思い出してつい反芻。
お礼のメールを送ると
「皮ごと蒸してまず食べてみて!」との返事。
早速お昼ご飯のおかずに
くまがいさんの土鍋で皮ごと蒸し茹でして
アツアツのところをつるんと皮を剥き、
オリーブオイルと塩をひとつまみ。
ねっとりと粘りが強く、味もしっかりで、もうそれだけで美味しい。
お山の恵み。
20151020-里芋.JPG
夕方には沖縄から帰って来たSくんが
サーターアンダギーをお土産に持って来てくれたので
コーヒーと一緒にお茶休憩。
閉店後は沖縄の土産話を近所のネパール料理屋さんで聞く。
北へ行ったり、南へ行ったり。
はたまた海の向こうへ。
駒形にいるのにまるで旅でもしているかのよう。

まだまだ続く

朝から予約していた歯医者へ。
仕事の都合でなかなか頻繁に行けず、
1本の歯を治すのに何ヶ月もかかっている。
今日はその大掛かりな歯の治療の最終日。(といっても他の歯の治療も控えている)
やっと借り物の歯が自分の歯となって戻って来た感覚。
ここしばらく治療中の歯をかばうように
片側の歯で噛んでいたので顔にコリができてしまっていた。
これで少しは改善するかな。
通院はまだまだ続く…
お昼にはお店に行き、地味にお仕事。
静かにマイペースでできる休日の仕事というのも悪くないもんです。
作業の合間にあれこれ作って食べたりして。
20151020-イチヂク.JPG

大量に入手したイチヂク。
甘いお菓子などはあまり作ったりしないのだけれど、
気まぐれに勢いで購入してしまい、甘露煮にして仕上げに赤ワインを。
熱いうちに瓶詰めにしてお裾分け用に。
「誰かに」と顔を思い浮かべて何かを作ると
億劫な気持ちはどこかへいってしまうもんだ。

美しいもの

備忘録
先日定休日と合わせて13、14日とお休みを頂きました。
もしお休み中にご来店下さった方がいらっしゃいましたら
大変申し訳ありませんでした。
またのご来店をお待ちしております。
お休み中は福島に行っておりました。
たぶん実家よりも行っているんじゃないか?というあんざい果樹園では
10人ほどの大勢で囲む朝の食卓。
何度となく囲んでいるこの食卓ですがいつも豊かだなぁとしみじみ思う。
いろんなおかずがあっという間に出来上がって美味しそうな器に盛られて。
ここへ来ると朝からついついモリモリと食べてしまうのだ。
20151019-あんざい家朝ごはん.JPG
その翌日には夫(と、書くのはなんだかまだ不慣れ)と裏磐梯へ。
例年よりも紅葉が今年は早いようで、遠くの山も踏みしめる地面も
陽に透ける木の葉の色も全てが鮮やかに色づいていて見飽きることなどなく
ただただ「わぁ」だの「はぁ」だのため息のような言葉しか出て来ない。
自然の色はなんであんなに美しいのでしょう。
心の栄養というけれど、美しいものを目にするのは大事だな。
よく食べ、よく笑った休日だった。
20151019-紅葉2.JPG
20151019-紅葉1.JPG

ワクワクすることを

先月末頃だったでしょうか。
70歳代後半くらいと見受けられる
ご年配の女性のお客様がおみえになりました。
が、パリッとアイロンのきいた白いシャツに
スリムなジーパン。私より背の低い方で140cm代じゃないかな?
全体のバランスを取るように折った裾の丈が絶妙。
そして足元は黄色のスニーカー!
そんなかっこいい着こなしですが、とてもかわいらしい方。
(なんて言ったら失礼かもしれませんが)
お肌もツヤツヤで、シワなんかあまりなくて、
お話をしながらついジーッと見つめて、
しまいには我慢できずに
「お肌がとってもツヤツヤですね」と私が言うと、
「あら、日焼け止めくらいしか普段は塗ってないのよ。
でもとにかくあなたもワクワクすることだけをやるといいわよ。
そうは言っても世の中はそれだけでは済まないことはたくさんあると
思うけれど、ワクワクすることをやろうとする気持ちが大事なのよ」
とおっしゃってました。
そうですね。「ワクワク」大事。
忙しいと楽しいはずのことも忘れてただ必死になってしまう。
いつの間にか追われてる。
そうじゃなくてそれも存分にワクワクする。
どうやら舞台や映画、ドラマにも出ていらっしゃる女優さん!
しかも65歳頃からはじめたお仕事だとか。
すごーい!びっくり!
北欧刺繍の桜井一恵さんという方の展示を見た帰り
ということもあったようですが(展示のお土産まで頂いてしまい、
しかも桜井さんの作品がこれまた素敵)
in-kyoもずいぶん前に掲載された雑誌の切り抜きを
いつか行こうととっておいて下さったそう。
そして電車を乗り継いでわざわざ来て下さって。
本当に有難いです。ワクワクを忘れずに。

くまがいのぞみさんの個展

「お知らせ」のページにUP致しました
くまがいのぞみさんの個展「つながっていく、その先へ」
10/31(土)にin-kyoは8周年を迎えます。
いやぁ早くてその実感は毎年のことながら自覚は無いのですが。
9年目に突入のin-kyoで行う個展。
これまでの、そしてこれからも続いていく繋がり
(それはひともモノも)を大切にしていきたいという思いで、
くまがいさんと話し合ったテーマです。
7日の土曜日には久しぶりに瀬戸口しおりさんによる
「食堂くまがい」が開店です(予約制です)
初日の金曜日にはくまがいさんの展示で出会った旅ベーグルの
松村氏にお願いをしてベーグルの販売も。
20151019-くまがいさんDM.JPG
DMの写真はくまがいさんの展示の際には
毎回撮影をして下さっている長島有里枝さん。
デザインも毎年お願いをしている川原真由美さんが担当して下さいました。
タイトル文字のグリーンはくまがいさんの好きな色。
すーっとこの先へと続く道が見えるようなアンダーライン。
お店をはじめるときに、くまがいさんにお取り扱いのお願いのお電話をして、
さらにどんな器にするかなどの打ち合わせをさせて頂いたのがついこの間のよう。
今は無くなってしまった九段下の「まるみ」でランチの定食を食べた後、
近くのコーヒーショップであれこれ話をした。
そのときのくまがいさんが着ていたカーディガンの色が緑だったことを覚えている。
まるみは友人のご両親が営むお店で、ランチはいつもたくさんの人で賑わっていた。
美味しくて大好きなお店だった。
もっともっと行きたかったなぁ。なんて。
そうやって振り返ることもするけれど、
とにかくずっと目の前のことにいっぱいいっぱいだった8年間。
まだまだなことばかり。
ただ、まだまだってことは、やることがいっぱいあるってことだ。
さてとっ!

1週間が経ちました。

五月女寛さんの展示が水曜日で終了致しました。
期間中にお越しの皆様、本当にありがとうございました。
展示が始まったのが1週間前とは…
信じられない早さで時間が過ぎ去っていて
呆気にとられるほどです。
先週の土曜日は青木隼人さんのギター演奏会。
直前にキャンドルの明かりの中で作品を囲みながら
青木さんの演奏を聴くことができたらさぞかし素敵だろうと思いつき、
五月女さんの器にキャンドルを灯し、
そこで青木さんに演奏をして頂きました。
20151009-土曜夜.JPG
入り口を開け放ち、窓を少し開けると秋の夜風がすーっと抜けて、
それと同時に表の通りを走る車のライトや音なども通り抜けて行く。
目をつむりながら青木さんの演奏を聴いていると、夢なのか現実なのかその境が
解け合うようにわからなくなって、いろんな思いや風景が走馬灯のように
頭の中を巡っていった。
なんとも不思議で、心地よくて、今ここにいることができている
ただそれだけで十分と思えるほど幸せを感じている自分がいた。
20151009-青木さん土曜夜.JPG
演奏をして下さった青木さんはもちろん、
作品をつくって、そして島のような風景を見事に作り込んで下さった五月女さん、
そしてそこに集まって下さったみなさんが作り上げた空間と時間。
一週間経った今でもおだやかな海を漂っているよう。
それはもう余韻ですらなく、その世界と今を行ったり来たりしているみたいだ。
水曜日、最終日の展示を終えた後、何人かの方々に手伝って頂いて
あっという間に撤収も終了。砂もきれいに無くなり、
本当に夢だったのではないかと思うほど。
小さな「HOME」からはどこまでもどこまでも広がる世界観を感じることができました。
展示に至るまでずいぶんと時間がかかってしまったけれど、
今、ここでこのようなかたちで行うことができて本当に良かった。
五月女さんありがとー!
五月女さんは10/20〜
世田谷の巣巣さんでmitome tsukasaさんとの二人展を行うそうです。
お近くの方はぜひ。

今日から展示「HOME」始まりました!

昨日は都民の日でしたが設営のためにお休みを頂きました。
お昼頃からご近所に住む曽田耕さんのご協力を得て
いつもの展示テーブルを運び出し、広くなった床に
五月女さんが持参した砂を床に敷き
「HOME」の町を店内に作って下さいました。
この床が…
20151002-五月女さん床.JPG

こんな風に!!
20151002-五月女さん展示.JPG
五月女さんと出会ったのはかれこれ10年以上前。
お店を始める前からです。
千石にあったsasuraiというお店でお話をしたことをきっかけに、
鬼子母神神社の手づくり市へ行ったり、
工房の風でも再会したり。
その度に五月女さんの小さな家々や積み土たちが我が家にやってきて。
これまで色々と縁がありながらも、お取り扱いをさせて頂くようになったのは
お店を始めてしばらく経ってから。
どんどん五月女さんの世界観は広がっていて、
土から生まれた小さな家の向こうには
たくさんの物語が生まれているのです。
in-kyoでは今回がはじめてとなる五月女さんの個展。
五月女さんは家以外に器も作られているのですが、
私の中で五月女さんの原点ともなっていると
勝手に思っている「おうち」の作品に限定してお願いをしました。(一部花器もありますが)
(器は10/3 にSyuRoさんにて限定30個の販売がありますのでこちらもぜひ!)
いや、五月女さんのというよりも「私の」ひょっとしたら「みんなの」
原点のようなものかもしれないな。
帰りたい場所、会いたい人、ホッとするような懐かしさ、子どもの頃に遊んだ路地裏、
ポッと灯る明かりや夕餉の匂い、お風呂の湯気とシャンプーの香り、
食卓の笑い声、それからそれから…そんな全てを象徴するような「HOME」
今回の展示テーマです。
ぜひとも子どものようにしゃがんで?じっくり堪能して頂けたら嬉しいです。

日曜日には

千葉で行われた「工房からの風」へ行ってきました。
7月に二人展を行って頂いたますみえりこさんが
出展されていて、他にも知っている作家さんが数名。
来客の中には五月女寛さんや「にわのわ」企画チームの
皆さんにもバッタリ。
お天気にも恵まれてゆっくり楽しむことができました。
20151023-寅さんネックレス.JPG
in-kyoの展示にも並んだますみえりこさんの
からむし織りでできた小さな「寅さんネックレス」
またひとつ連れて帰りました。
ますみさんはこの中にアロマオイルをしみ込ませた
コットンを入れているそう。真似して私もブレンドオイルを。
フレグランスよりも香りが穏やかだし、何よりリラックス。
そして新作というリネンの糸を使った手織りのハンカチ。
ハンカチにするにはまだ少々勇気が要るので
まずはティーマットとして使い始めてみようかと。
「モノ」とどうやってとことんつきあうかを
あらためて考えている今日この頃。

再度のお知らせになりますが

明日10/1(木)は2日から始まる五月女寛さんの
展示設営のためお休みを頂きます。
また再度のお知らせになりますが
10/3(土)には青木隼人さんの「ギター演奏会 土曜夜」を行います。
まだお席に余裕がございますので
たくさんの方のお申し込みをお待ちしております!
「青木隼人ギター演奏会 土曜夜」

日時:10月3日(土)
   開場:18:30
   開演:19:30
charge : ¥2500(1drink 1おつまみ付き)
in-kyoのメール(river@in-kyo.net)宛に
お名前 人数 ご連絡先を明記の上お申し込み下さい。
五月女さんの小さな家たちの作品を囲んでのライブとなります。
夜の演奏会ということで、キャンドルの明かりでも灯してみようかと思っています。
morning in-kyo

そしてこれはin-kyoの朝の風景を
ご近所カワウソのカメラマン・大沼ショージさんが
昨年撮影した映像に青木さんが音楽を添えて下さったもの。
私にとってはin-kyoで過ごす何気ない日々の風景なのですが
こうしてひとつひとつ写真で切り取るかのように捉えてもらうと、
どれも愛おしく感じられて新鮮な思いがします。
それは音楽があれば尚更のこと。時間がゆるやかにながれていく。
4日(日)の朝にはカワウソでも
青木さんのギター演奏会があります。こちらもぜひ