いよいよ。

移転作業もほぼ終え、いよいよ明日は移転後のオープンです。
什器は今まで使っていたままだし、
品揃えをがらりと変えているわけでもありませんが
やはり再びスタートといった心境です。
あ、でも五月女寛さんの小さな作品たちや
山川未央さんのアクセサリー。
廣川純さんのオーブン皿などin-kyoでは初お目見えの作品も。
どうぞどうぞお楽しみに。
その他にもこのオープンに間に合うように
作家の方々が作品を送って下さって
今日は最後の追い込み。
納品の荷物にはどれも小さなメモにひと言が添えられていて、
それがまた支えにもなって頑張れる。
皆さんの心遣いに心から感謝を。
花壇にはオリーブの木を。
店内に置いたもうひと株は、フィカス・グランデスというゴムの木の一種。
枝ぶりがのびのびとしていてひと目ぼれ。
どちらも台東区界隈のお仲間たちからの贈り物。
大事に大事に育てます。ありがとうございます!!
オープニングパーティーは行いませんが、
プチメニューとしてコーヒーと紅茶、
dans la natuleのレモンを使ったプチ焼き菓子をご用意致します。
で、やっぱり暑いし、お祝いだし(自ら)ちょこっとアルコールも。
ドタバタしてどうなるやら不安もあるのですが・・・。
尚、営業時間が変わりまして、
12:00-19:00となっております。
場所はHPの地図を変更致しましたのでご参考ください。
角地。茶色のタイル張りの壁が目印です。オリーブの木も!
ぜひ遊びにいらして下さい。

引っ越しを終えて

先週末、29日に荷物を運び出し、30日にはその荷開け作業。
この2日間も天気に恵まれ引っ越し作業もはかどり助かりました。
お天気以上にこんなにスムーズに引っ越しを終えたのは
まわりの方々のお手伝いの賜物。
いやー本当に助かりました。
ありがとうございました!!
金曜日は引っ越し作業を終えて、
みんなでアイス(高級アイスじゃなくてアイスキャンディー的な)を食べ、
その後は国会議事堂前のデモへ参加。
「デモ」というと荒々しいイメージをお持ちの方、もいらっしゃるかもしれませんが
あの再稼働反対のデモは、もっともっと身近で切実な「願い」のようなものでした。
そう。およそ17万人?の「願い」。参加できなくても反対している方も入れると
実際はそれ以上です。
日本にあんなに大きなうねりが巻き起こっているのにも関わらず、
意見としてでさえ受け入れられなかったことが非常に残念です。
と。
あきらめてうやむやにしてしまうのではなく、
自分はこの先も原発反対なのです!と思い続けます。
引っ越しとデモ。
まるでかけ離れていることのようにも思えるけれど、
安心して平和に暮らしていくこととそこはつながっていると思う。
祝島のおばあちゃんたちのように。
そうじゃないとのんきにアイスキャンディーが食べられなくなる。
極端にいえば(極端じゃないかもしれないけど)そういうこと。
昨日、今日はお店にひとりでこもって黙々と片づけや
作業、掃除をしていると、次々とご近所さんやお知り合いの方が
通りがけに声をかけて下さった。
江戸時代の長屋?ってこんな感じだったのかな。
そんなに昔じゃなくてもちょいと前にはあった風景だったような気がする。
空間が呼吸し始めたような、動いている感じがこれまた人ごとのように嬉しい。
って喜んでいる場合じゃなくまだまだやることはたくさん。
明日は衛生管理責任者の講習も受けに行く。
濃密な毎日。明日は満月かな?満ちていく感じ。

本日で

アノニマ・スタジオの一角での営業は
本日28日で終了致しました。
こちらで営業している間にお越し頂いた皆さま。
本当にありがとうございました。
いつか行ってみたいと思っていたのに残念です・・・
というお言葉も頂いております。ありがたいことです。
あの場所が多くの方に愛されていたんだなぁと
あらためて思いました。
29日からin-kyoは移転準備のため7/4(水)までお休みを頂いて
移転後は7/5(木)にオープンです。
アノニマ・スタジオの1Fも明日からcloseとなります。
(2Fのアノニマ・スタジオの事務所は今後も変わらず通常営業しておりますよ!)
今朝は入口の前でアノニマ・スタジオのみなさんと
記念撮影をしました。
小学生の頃、卒業式の朝に家の玄関の前で写真を撮ったときのような
なんだかくすぐったいようなそんな感じでした。
変わることと変わらないこと。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。

引っ越し

アノニマ・スタジオの一角にお店を構えて
早、4年と8カ月。
こちらでの営業も残すところあと2日。
28日までの営業となります。
引っ越し・・・
エッセイの中でも書いたのですが
苦手な作業です。
私には苦手なことがたくさんあるけれど
こつこつやって、それが終われば案外と気持がいい。
苦手なこともやればなんとかできるのだ。
先月あたりから地道に始めていた引越しに向けての準備。
捨てる前にお店の前に「ご自由にお持ちください」の
箱を設けて置いていたことろ、どんどんモノが無くなりました。
私が要らなくても誰かに必要とされて、また活かされる。
嬉しいことです。
そうそう。
嬉しいとか面白いとか、楽しいということが循環するべきこと。
そうしたらシアワセが分かち合える。
原発はシアワセを分かち合える?
分かち合えるとは思えない。
だから私は反対。再稼働?ありえない。
やたらめったら反対しているわけではない。
対立したいと思っているわけではない。
なんてことも片づけをしながら頭の中で考えている。
頭の中ではいろんなことを考えている。
今夜のゴハンのこととか、引越しの段取りのこととか
花壇のことも、商品や備品の発注のことも・・・
さてさてあと2日。
大事に過ごそう。

今日も

梅雨の晴れ間。
といっても、梅雨入りの割には雨が少ないような気もしますが
今日は湿度も少なくて体が軽い。
日記を毎日更新していないうちに
移転先の工事は着々と進み、
早いもので(本当に早い!!)本日引き渡しの日。
なんと!本日も大安吉日日本晴れ。
めでたいです。
引き渡しの日は大安の日に合わせたわけではないのに
なんだかおさまるところにストンと着地するように
ただただ流れに任せている感じ。
全ての窓を空けると、川風がスーッと抜けて、気持がいい。
同時に衿を正すようなそんなピリッとした緊張感が
またあらたに走る。
お店の前には小さいながらも花壇があって、
花壇リーダーがせっせと土を入れ替えたり
ハーブを植えてくれたりしている。
実がなるものも何か植えよう。
「私の」
じゃなくて「みんなの場所」になればいいな。
新しいことをするわけではなく、今までのin-kyoのままですが
そういう場所をこれから作っていこうと思います。
null

あと1週間

今の場所での営業もあと1週間となりました。
全く実感が沸きません。
アノニマキッチンスペースでは
とあるTVの撮影のためにセットが組まれ、
外からは見えないようになっています。
中は・・・内緒です。
私自身は家にテレビがないのでこれから始まる放送を
見ることもきっとないのだろうな。
がらーんとしていなくて、かえって良かったのかもしれない。
賑々しい感じだし、感傷に浸っているような空気がなくて。
セットが組まれる前に、燦々と陽の光がふりそそぐスペースで
贅沢にひとりでお弁当食べたり、開店前のコーヒーを飲んだり、
窓を全開にして風を入れて掃除をしたり。
そんなことをして十分に味わった。うむ。
新しいお店の進行具合は、帰りに見に行くと壁が塗られて
床にはモルタルがきれいに流されてもう乾いてきた様子。
早送りの映像を見ているみたいだなぁ。
こちらもまだ実感が沸かないけれど、いよいよ来週の金曜日にはお引越し。
頭の中でシュミレーション。

天気予報通りに

夜遅くになるにつれて雨足が強まり、
風も激しくなっている。
お店のアジサイの鉢、しまってきて良かった。
工事が始まってからというもの、
お店の帰りに少し遠回りして
工事の様子を見るのが日課になっている。
先日の日曜日には早朝に知人が花壇の土を入れ替えてくれた。
私も行く気満々だったというのに目覚めた頃に
「今日の仕事は終わりましたから」との電話。
確かAM8:30頃だったような。役に立たずにスミマセン。
花壇隊長によると、実つきのユーカリやハーブ類が植えられる予定。
どっかと花壇に根を張る野生化した?オオヤマゴボウは
引っこ抜いてしまうのがかわいそうになってそのままにしてもらうようにお願いした。
そのオオヤマゴボウを移転のご案内DMの写真に使いました。
まだまだ実は青白くてこれから花が咲いて紫色になる。
子供の頃はあの実を潰して絵具のように使ったりしたなぁ。
洋服につけてしまうと色が落ちなくて母親に叱られたっけ。
明後日あたりは内壁が白く塗られるようで、
だいぶ様子も変わっていくらしい。
記録写真・・・。あ、撮っていない。うっかり。うっかり?
どうも職人さんたちが一生懸命働いているところへ行って、
カメラを向けるのは、なんだか悪い気がして撮る気にならない。
早く行って誰もいないときにこっそり撮ろうっと。

大安吉日着工日

ビュンビュンビュンビュン。
ものすごいスピードで時間が過ぎていくようです。
過ぎていくんだけど、1週間前のことを
昨日のことのように思い出したりもして。
毎日濃く、良い時間を過ごさせてもらっているなぁと思う今日この頃。
新しいお店の内装設計は友人の井田っちにお願いしている。
平面の上で引かれていた線が立体の模型になって、
それだけでワイワイと喜んでいたのに、先週の金曜日には工事が始まった。
設計ってすごいなぁとあらためて尊敬。
6/15(金)大安吉日。梅雨晴れの日。
いざ工事が始まると、なんだか人ごとのような気分になっている。
自分が実際の作業をしていないからだろうか。
ガラス張りの建物なので、工事の様子は外から見えるのだけれど
どうも実感が沸いてこない。
その一方でワクワクと緊張がごちゃまぜになってもいる。
そういえばこの感覚を前にも味わったなぁと思い返してみると、
それはin-kyoを始めるときでした。
うん。あのときと似ている。
ずっと緊張が抜けない感覚。
夢もたくさん見ている。
そんな合間、今日はTちゃんとNちゃんと3人で
福島でのイベントをきっかけに知り合ったSさんと会う約束を。
出かけた先は鎌倉だったのだけれど、
どこかもっともっと遠くの異国にでも出かけたような1日だった。
じっとりと湿度があって、海の匂いがして、スパイスたっぷりのお料理を頂いて。
ジャガイモや大根のサブジ、他のも全部美味しかったぁぁ。
濃い緑の中にアジサイの花が色を添えて、その向こうには
おだやかな海が見えて。さすがにシーズンなので人は多かったけれど
それはそれは美しい景色で。
なんたってそこは「極楽寺」でしたから。
極楽極楽。
猫のように手足をムギューっと思い切り伸ばしたときのような
のびのびとした充足感のある一日だった。
良く歩いて汗もかいて、
今日は熟睡できそう。

固唾をのむ

お店の定休日。
久しぶりに午前中に用事がなかったので
泥のように寝た。寝過ぎて背中が痛い。
一体何時間寝たんだろう・・・?
えっ!?12時間。 
腐ってしまうぅ!と布団の中で気づいて飛び起きた。
ま、たまにはこんな日があったっていい。
朝昼ごはんを食べて、事務仕事をザクザク片づける。
焦って仕事をしていたのには理由がある。
今夜は鳥越神社の宮入を見に行くと決めていたから。
浴衣を着ていくかどうか迷っていると、夕方にどしゃ降りの雨。
どこか異国のスコールのよう。
向こうの方は明るいのでそのうち上がるだろうと、
浴衣に着替える準備を始める。
お店を蔵前に構えたことで、ずいぶんと浴衣を着る機会が増えた。
浴衣を着ると、洋服とは違うスイッチがカチッと入って
ここでも「あぁ夏が始まるんだなぁ」と思う。
浴衣を着たというのにお転婆で、
SyuRoさんが用意してくれた脚立に昇って宮入を見守った。
今年はお祭りの、町の人たちの気の入り様が、
一段と締まっていたような感じがした。
パンっと背中を叩かれて気合を入れられた感じ。
さっ。
私もがんばろうっと。

夏のはじまり

今日、明日は鳥越神社のお祭り。
ご近所SyuRoのUちゃんやM野屋M社長が
お神輿を担いでいるのでお店が終わってから
雨が降る中、見に行く。
雨・・・祭りは関係ないな。
毎年見ているけれど、本当に鳥肌が立つほどかっこいい。
「粋」だなんて簡単に使いたくないけれど、
他にピタリとはまる言葉が見つからない。
「粋」だ。
明日は宮入り。宮入りは絶対見に行かねば。
浴衣を着ていきたいのだけれど、雨が降りそう・・・降りませんように。
先週はお店のある氏神様。
第六天榊神社のお祭り。
70代、80代のご年配の方々が、
揃いの浴衣を着ている姿は貫禄です。
若者ではあぁは決まらない。
かっこいい大人が多くいる町なのです。
下町の夏は祭りからはじまります。