絵本の「三びきのくま」
何度読んだことでしょう。
物語の中に出てくるスープが入った器とスプーンは確か木でできていました。
子供の頃から(ずいぶんと大人になるまでもか、)
木の器というとあの「三びきのくま」の家で
くまの家族が食事をしている場面が頭に浮かびます。
素朴であたたかくてホッとするような。
それぞれの暮らしに沿った姿に味わいが増す木の器。
毎日見ていても飽きません。
本日まで三春のまちなかでは「三春街かど写真展」という
展示が行われていました。
in-kyoもその会場の一つにもなっていたわけですが、
カメラを首から下げたおじさま方がゾロゾロと
いらしたり、町なかを散策しながら写真に見入る様子は
なんだかとっても微笑ましいというか、
つくづくいい町だなぁと思った日曜の午後でした。
今日、明日は
dans la nature千葉奈津絵さんのケーキを
イートインでお出ししております。
今日はお二人でいらした方が
それぞれ1種類ずつをオーダーしてシェア
される方が多くいらっしゃいました。
明日(日曜日)も少量ですがご用意しておりますので
季節の美味しさをぜひ。
山口さんの木の器との相性もぴったりです。
展示も火曜日までとなりました。
ぜひこの機会にお越し下さいませ。
写真
山口さんの展示も後半に入りました。
作品はまだまだたくさんご覧いただけますので
(個展が終わってからも引き続きお取り扱いはしますが
これだけの作品数が見られるのは個展期間ならではです)
ぜひこの機会にお越しください。
今日からまちなか4箇所の会場で始まった三春街かど写真展。
日頃はin-kyoにいらっしゃることはないであろう
写真好きのおじさま方が会場のひとつにもなっている
in-kyoに足を運んで下さって、お話もさせて頂いて
ありがたいひとときでした。
絵画のようにも見えるショージさんの写真に
驚かれる方も多いです。
木の器がある暮らし。
写真を飾る暮らし。
決して特別なことではなく、日常の中にも
そんな風景をイメージしてご覧頂けたら嬉しいです。
今日はゆるりと
木曜日が定休日ということが定着したのか
今日はご近所の方々が立ち寄って下さる他は
ゆるりとした1日となりました。
三春の山々の紅葉はそろそろピークを
過ぎたところも多く、それでも美しい自然の色の重なりに
目を奪われている毎日です。
お休み明け、店内に入ると木々の香りに包まれて
なんとも気持ちのよい朝。
壁に飾られた大沼ショージさんの写真とカレンダーも
やはり何度見ても見飽きないどころか
目が離せないほどに引き込まれてしまいます。
来週、17日〜は写真6枚を入れ替えて展示。
前半にいらした方もまた是非足を運んでご覧いただけたらと思います。
(写真はビンテージ印画紙にオリジナルプリント8×10
ウォールナット材の額付きで販売しております。
またカレンダーは税別¥2500にて販売。
専用の額を受注注文で承っております。)
明日、10日〜12日は三春街かど写真展が開催されます。
ご近所、いとうカメラさん、まほらホール、みはる壱番館裏手の土塀、
そしてin-kyoも大沼ショージさんの写真展で参加しております。
街歩きをしながら各箇所での写真を是非楽しんで下さい。
3日から
ブログをなかなか更新できずにおりましたが。。。
3日から始まった木工作家・山口和宏さんの個展
「日々の、木の器」
そして今回のDMの写真を撮影してくれた大沼ショージさんの
写真展「木の器」を只今開催しております。
(山口さんの展示は14日まで。ショージさんの展示は
作品を入れ替えて28日まで開催いたします)
3、4日には山口さんも福岡県の吉井町からはるばる三春へ
いらして在廊して下さいました。
この2日間では実際に山口さんの器を使って
GET WELL SOONさんのパンの試食をして頂きながら
普段の扱い方やお手入れの仕方などを
山口さんに直接教えて頂きました。
試食のパンには木のプレートにオリーブオイルを
たっぷり入れた人参のペーストやジャガイモとクリームチーズの
ペーストを乗せたものを添えたのですが、
お客様からは「油染みはできないんですか??」という
質問に、
「大丈夫なんですよ。僕の家ではコロッケや唐揚げなどにもよく使います」
という山口さんの答えにビックリされている方も多く、
実際に使っているところをご覧いただいた甲斐がありました。
気に入って選んだ器を安心してお使いいただくために
伝え手(お店側)ができること。
私もまだまだ勉強をしなければならないことがたくさんありますが
こうした機会を少しでも多く増やせたらと思っております。
今日は定休日でお休みを頂きましたが
明日は展示期間につき営業致します。
週末の土、日曜日にはdans la natureさんのケーキを
イートインでご用意致しますので(なるべく山口さんの
器でお出しできたらと思っております)
ゆっくりと無垢の木の手触りや山口さんの器の
ホッとするような安心感を手に取って感じて頂けたら嬉しいです。
今日でまる10年を迎えました。
特に何をするでもないのですが
今日でin-kyoはまる10年を迎えました。
今朝はいつもよりも早くお店に行き、
山口さんが早めに届けて下さった
展示用の作品の検品を少しずつ進める作業を。
そんな合間に宅急便の荷物が届く。
送り主を見て「あ!ひょっとして。。。」
はい。実は昨夜は10年のことを意識していたのですが
今朝になってやることを黙々とやっていたら忘れておりました。
届いた荷物を見て思い出したわけです。
陶芸家のくまがいのぞみさんが
dans la natureの千葉奈津絵さんに毎年お願いをして
贈ってくれるアニバーサリーのケーキ。
今年はあんざい果樹園の紅玉リンゴを使ったもの。
キャンドルもちゃーんと10本用意してくれています。
なんとも心のこもった贈り物とお手紙。
いつもお世話になっているのは私の方なのに。。。
10年の間にはお店の引越しが2回。
住む場所も環境も変わったこともあってそれだけの年月が
経っていることにあまり実感がわかないのですが、
そんなぼんやりとした私が、どうにかこうにかこれまで
やってこれたのはまわりの人たちのお陰でしかありません。
お客様や作家の皆さん、お取引のある会社の皆さまにも
いつも支えて頂いています。
感謝の言葉はどれだけ重ねても足りないほどですが
何かで返せるとしたらやはりこの先、お店を続けていくという
ことでしかないように思います。
モノの行き来だけでなく、人が集まって何かが繋がり
広がっていくような。
大きなことをしようだなんて大それたことは考えてませんよ。
(ま、やろうと思ってもできませんけど。)
in-kyoはもっと気軽な場所。
以前に民放サロンにも書きましたが
誰もが気軽に立ち寄れてゆっくりできて、
たまたまそこにいる人と会話したりして。
そんな「縁側」みたいなホッとできる
場所になればいいなと思っているのです。
一歩一歩また歩みを進めていこうと思います。
仕事ばかりでなく暮らしもまるごと一緒に。
11年目に入るin-kyoもこれからもよろしくお願い致します。
3日〜はじまります
秋晴れが数日続いていたのもつかの間。
また台風がやってきているとは。。。
三春も昨晩から雨が降り始め、
今朝はずっとザーザー降り。
そんな週末ですが来週末の楽しいお知らせを!
いよいよ11/3~11/14の期間で
木工作家・山口和宏さんの個展「日々の、木の器」が始まります。
山口さんは九州は福岡・吉井町という土地で暮らし、
工房を構えて制作をされています。
以前にお邪魔したご自宅では山口さんの木の器を使って
美味しい食事をたらふくご馳走になりました。
そこでは気取りなく、日常の中で使い込まれた
表情豊かな木の器たちからもあたたかいおもてなしを
受けたような気がしました。
気負うことなく気軽に使って。
そう言われてもなかなか難しい。躊躇してしまう。
「これで大丈夫だろうか?」と使い方や
普段のお手入れなど不安に思う方も多いと思います。
そこで期間中の山口さん在廊日(11/3,4)には山口さんご本人から
扱い方やお手入れの仕方を直接教えて頂く時間を企画しております。
(予約不要・無料です。詳しくはお知らせページをご覧ください)
福島県・棚倉街のGET WELL SOONさんのパンを
試食して頂きながら使った器のお手入れの仕方を
その場で見て体感して頂こうと思っておりますので
ぜひこの機会に。11/3はパンの販売も致します!
安心して木の器や道具を手にして頂けたらと思っております。
さらに。
今回のDMの撮影をして下さった大沼ショージさんの
写真展「木の器」も同時開催。
使い込んだ山口さんの器をイタリア・ウンブリア州の
光と空気の中で撮影した写真を展示。(販売も致します)
額は山口さんに制作をお願いしました。
大沼ショージさんの写真の世界もどうぞお楽しみに。
漆と刃物
20日に開催した「漆と刃物」上映会とトークイベント。
ご参加下さった皆さまお足下が悪い中、本当にありがとうございました。
そしてお話をして下さった鈴木康人さん・貝沼航さん・宮下智吉さん。
おいしいおむすびをたくさん作って下さった鈴木智子さん。
撮影した映像作品の上映を快諾して下さった飯坂大さん。
皆さまありがとうございました。
イベントの際に上映させて頂いた映像は
民族文化映像研究所の「奥会津の木地師」と
写真家・飯坂大さんによる「漆をつなぐ人」でした。
智子さんが作って下さったおむすびのお米は
お米農家・山崎さんの「ひなたの粒」新米・白米。ピカピカ。
裏方はおむすびの写真が撮れずじまい!
が、皆さんが興味深く映像に見入る姿や
漆の器を使った食事を楽しんで下さったり、会話をされていたり、
3人の話に笑ったり自然に質問が出たり。。といった様子は
かみしめるようにたっぷりと心に刻んでます。
新月だったこの日、in-kyoで過ごした数時間が、
何かをきっかけに興味の扉に手をかけて、
少しずつその扉を開けていくような
そんな場と時間になっていたらこんなに嬉しいことはありません。
モノの行き来だけでなく、これから少しずつでもこうした場も
つくっていこうと思います。
昨日で
昨日で6日から開催のAIR ROOM PRODUCTSの展示
「心地よく、心地よく」が終了致しました。
福島では初めてのご紹介となるシャツの展示会。
いかがでしたでしょうか?
期間中御来店下さった皆様、本当にありがとうございます。
また朗読会にご参加下さった方々もありがとうございました。
岡安さん、いのこしさんも本当にありがとうございました。
「心地よい」と言葉では簡単に表現されることですが
それも実は曖昧なことで肌触りであったり、そで丈や着丈、素材感。
ジャストサイズなのかゆったりサイズがお好みなのか
シャツひとつとっても本当にみなさん人それぞれなんだなぁということを
知ることができて大変勉強になりました。
それはある意味、香りや音、味わいなどとも一緒で
完全に一致とはいかなくても、重なり合う部分が
少しでも多く共感できたらいいのかなとも思った
今回の展示会でした。
設営から4日間三春に滞在してくださった代表のカモさんが
「急がなくても少しずつでいいんですよ。」と
お客様にやさしい笑顔でお声をかけていたのがとても印象的でした。
今年だけの、今季だけのデザインや素材だけではなく、
気に入って着続けて、また同じものを新しくもう1枚、
もしくは次はもう少し違うデザインのものを。。。と思ったときに
安心して購入できる場所があるというのは本当に心強いです。
今すぐではなくてもタイミングがやってきたときに
あのシャツを。。。
そんな「いつか欲しいもの」があるのもいいなと思うのです。
なんか頑張ろうって思えるような気がして。
今日も笑顔でいよう!
AIR ROOM PRODUCTSのシャツは、
着ると不思議とそう思えるシャツです。
カモさん滞在後もお忙しい中、
細やかな日々メールのやり取り
ありがとうございました。
展示会はまた季節を変えて開催できたらと思っています。
朗読会
昨日は朗読家・岡安圭子さんの朗読会の日。
前日にはThymeのいのこしさんがオリジナルの
ブレンドアロマオイル「おひさまの香り」と
ハーブティー「大地のお茶」をお店に届けて下さった。
前日から店内はその香りに包まれて
ふんわりと体がリラックスする上に元気を与えてくれました。
お茶も前日に、岡安さんと東京から
参加してくださったNさんと一緒に
試飲と称して味わうと、
その後、体がポカポカと温まっていきました。
そして昨日。朗読会当日。
朗読の題材は「ものづきあい」(アノニマ・スタジオ)
気づけば出版されてから10年も経っていました。
この10年の間にはいろんなことがありすぎて
(お店もまだ始めていない頃でした)
岡安さんの静かに澄み切った水面のような声で
朗読されている文章を聞いていると、
どこか別の人のことのような、
でも自分の一部でもあるような
とても不思議な気持ちになりました。
東京・駒形の移転直前にも岡安さんには朗読会を
行って頂いてそのときには永井宏さんの「モンフィーユ」を。
はじまりとおわり。そしてまた。。。と
今月末で丸10年という節目にこのような時間が作れたことは
企画した私自身にとってもまたスタートラインに立つような
機会となり、とても感慨深いものとなりました。
参加してくださった皆さまはいかがでしたでしょうか?
朗読会を体験するのがはじめてという方が多かったですが
お帰りになる際の笑顔の皆さんをお見送りできて嬉しかったです。
中には東京や埼玉からいらして下さった方も。
本当にありがとうございました。
シャツの襟を正してシャキッとするように
初心に戻ってまたひとつひとつを積み重ねていこうと思います。
AIR ROOM PRODUCTSのシャツの展示会も
明日が最終日。
外は冬の入り口のような寒さとなりましたが
店内あたたかくして皆様のご来店をお待ちしております。