omoto夫妻

9日の夜にはいわきのomoto夫妻宅で行われている
定例の集まり「満月講」へ。
満月は8/8だったけれど、いわきのお祭りと
重なっていたため日にちを1日ずらしての開催に。
そのおかげで水・木定休の私たちも今月は参加することができました。
しかもリビセンチームのみんなとも一緒に。
満月の翌日でしたが、この日も見事な美しい満月が
夜空に浮かんでおりました。
手作りの料理を一品持ち寄って、
お久しぶりの方も、初めましての方も一緒に
その日のお題について語り合う。
人が集まって食卓を囲む場づくりをomoto夫妻は
震災後6年にわたってずっと続けてきているのです。
しかも毎月。
簡単にひと言で言ってしまっては安っぽくなってしまうけれど
本当に本当にすごいことだと思います。
お店でもないアトリエ兼自宅というプライベートな
場を使ってのそうした時間は「美味しい・楽しい」だけではない
贅沢なお二人の懐の深さと温かさを感じさせてくれるもの。
揺るぎない強さと本当の意味での優しさ、
しなやかさを持ち合わせたお二人が大好きです。
彼らが作っているものも。
10月にomoto夫妻にご協力頂いて
1日だけの楽しい学びの企画を考えています。
詳細はまた追ってお知らせいたしますので
どうぞどうぞお楽しみに!

隠居の一部が生まれ変わって

今年の二月。
千葉の実家の隠居部屋の解体レスキューに
来てくれた長野県諏訪市の
リビルディングセンタージャパンの東野唯史・華南子夫妻と
スタッフの金野涼子さん。
解体直前の隠居からとても丁寧に、
そして手際の良い作業で
どこかでまた必要とされるであろう廃材たちを救い出してくれました。
リビセンにお話をつないでくれたのは
お米農家の山崎さん。この日も埼玉からはるばる千葉まで
手伝いに来てくれて、みんながヒーローに思えた一日が
ついこの間のことのように思い出されます。
「必要なものがあれば廃材で何か作りますよ」という
素敵な提案をしてくれた東野氏。
色々考えた挙句、以前からずっと欲しいと思っていた
お店のキッチン内に設置する小さな食器棚をお願いすることにしました。
言うのは簡単。
私はサイズとどこで何に使うかを伝えただけ。
それなのに窓からの光を遮らないようにとか
仕上げの滑らかさとか、細やかな気配りで製作して下さったものを
(図面は東野氏が、製作は金野涼子さん)
なんと車に積んで届けて下さったのです!
20170811-食器棚.JPG
in-kyoに隠居の一部があらたなかたち(いのち)を
与えられてやって来たかと思うと本当に感慨深いです。
祖母に見守られているような気もします。
しみじみ嬉しいなぁ。。。
製作して下さった金野さんに会えなかったのは残念ですが
今回はニューフェイスの青柳めぐみさんという頼もしいスタッフに
会えました。
これはもう何としてもリビセンに行かねばです。
実はこの日はその後、みんなでいわきのomoto家へ。。。

記念日

雨が降ったり晴れ間がのぞいたり
ぐるぐるぐるぐる空の様子が朝から忙しい1日。
夕方には雨が降り始めて今夜から明け方にかけては
台風が東北方面に接近との天気予報。
夏野菜や果物、そして秋には収穫となる田んぼの稲などの農作物に
どうか影響が出ませんように。
西の方面では住宅に浸水などの被害もあったようで。。。
自宅にテレビがないものだから
映像で被害の様子などを目にすると刺激が強いというか
ショックが大きい。
今日も銀行のテレビで被害の様子が映し出されていて
目が離せなくなってしまいました。
今日は個人的な記念日でもあります。
が、昨年もだけれど特に何をするでもなく
(まぁ仕事もありますし)
自分たちが美味しいと思えるご飯を自宅で食べて
好きなお酒で乾杯できれば十分で。
記念日だからどこへ行くとか特別何が欲しいとかそういうのもなく、
つつがなく平和に過ごせた1年に感謝!だなと思うわけです。
自分たちがそんな淡々とした調子だというのに、
家族のような友人たちがお祝いのメールを送って来てくれました。
そんな友人たちがいることこそがギフトです。宝だな。

立秋の日に

昨年の日記を見返すと、立秋には秋風のような
涼しい空気に包まれていたようですが
今年はいやはや。
台風接近による湿度の高さと気圧の変化。
朝から体が重くて起き上がるのも苦労しました。
お洗濯物を干せば2〜3時間でカラッからに
乾くような日が早くやって来ないかな。
って「立秋」という言葉を聞くと
そんな日が来ないまま夏が終わってしまったら
どうしようなどとも思ったり。
まだまだ夏にやりたいことは山ほどあるのだけれど。
夏といえば桃。
もうかれこれ10年以上前に初めて知った福島の桃の味は
あんざい果樹園の桃、暁(あかつき)
硬くて、口に入れると瑞々しくて甘さと少し酸味もあって。
もともと桃は大好物だったというのに
こんなに美味しいのを知ってしまうなんて罪。。。と思ったものです。
それからというものの、1年に1度の恵みを心待ちにして
毎年お願いしているのです。
今年も。
20170808-2017年桃.jpg
無事に収穫されてこうして箱を開けた時の喜び。
本当に本当にありがたいことです。
あんざい果樹園では桃に始まり梨、洋梨、りんごと
これからの季節は収穫が続きます。
注文の用紙はin-kyoにも置いてますよ。

この世界の片隅で

8/6 広島平和記念日。
まだ私が生まれていない日本に起きた悲惨な出来事。
二度と繰り返されてはならないこと。
このなんてことはない平和な日常が
大きな力で奪われ失うことのないように。
映画「この世界の片隅で」
東北だと8/11まで仙台のチネ・ラヴィーダで
東京都内だったら7箇所ほどの映画館で
上映されているようです。
その他全国的にもロングラン上映されています。
まだご覧になっていない方はぜひ。

盆踊り

8月に入って、町のあちこちから盆踊りの練習の
笛や太鼓の音が聞こえてくるようになりました。
今日は八幡神社での盆踊り。
in-kyoのあるエリアの隣町の町内会となるのですが
もちろん参加もOK。
youtubeを見ながらひそかに踊りの練習をしていたのですが
出張へ出かけた夫君の帰りが遅くなるとのことで
参加を断念(帰りの手段がなくなるため)
来週11日の中町での盆踊りまでお楽しみを取っておくことに。
昨年は7月に体調を崩してそこからさらに急性副鼻腔炎へ。
ちょうど今頃は病み上がりでまだマスクをしておりました。
本調子で踊りの輪に参加というわけにもいかず、
残念な思いをしたので今年はぜひにと。
三春町内ではこうして毎週のように盆踊りが行われます。
町の人たちがこの土地のために
ずっと続けてきた様子があたたかく、なんとも言えない良さがあるのです。
太鼓や笛、生歌。そして町内の方々手作りの焼きそばやフランクフルト、
くじ引き抽選会などなど。素朴でどこか懐かしくて。
私が子どもの頃に体験していた風景にも重なるような。
変わらなくていい景色ってあるんですよねぇ。

夏野菜

先月のきゅうり2kgに始まり、
夏野菜をこの頃頂く機会が増えています。
それに加えてあらかじめ自分で注文した野菜が届くものだから
今は冷蔵庫の中や常温の野菜かごに夏野菜がたくさん。
ピーマンは20個?いえいえ30個(とにかく笑ってしまう)くらい
頂いたのでオリーブオイルで蒸し焼きにしたり、
ナスなどと一緒に素揚げにしたり、モリモリ食べていますが
まだまだあるのでそろそろピーマン味噌を仕込まねば。
トマトは40cmほどあるボールにたっぷり
頂いたので即トマトソースにして冷凍。
たっぷりの玉ねぎはフードプロセッサーにかけて
みじん切りしたものをサッと火を通して
茹でたトウモロコシと一緒に
さらにミキサーにかけてポタージュ用にして冷凍。
こんな時のために?冷凍庫が大きめの冷蔵庫にしておいて良かった。
そんな調子で今日はあれを、明日はあの野菜をと
自分にハッパをかけるようにして調理していく。
その感じがどこかスポーツにも似て面白くなってきた。
冷蔵庫の奥の壁が見えてくると「よし!」みたいな。
そんなこんなで自然とお肉を食べていないここ数日。
それでもいろんな種類の新鮮で元気な野菜を食べているからか
気持ちが満たされて体も軽い。
さてさて今夜は何を作ろう。。。

ようやく梅雨明け?

どうやらようやく昨日、三春も梅雨明けをしたようですが
今日は朝に少し青空が広がったものの
いつの間にか厚い雲に覆われて涼しいくらいの陽気。
蝉の鳴き声が聞こえてきても、なんだか調子が出ませんね。
真っ青な空に入道雲。蝉の鳴き声にスイカ。。。
福島だったらやっぱり桃でしょうか。
そんな風景が待ち遠しいです。
昨年から三春に暮らし始めて
ウグイスの鳴き声が夏になっても山から聞こえることに
ビックリしたのですが、ウグイスは春になると里に降りて、
春が終わる頃には山に戻るということを教えて頂きました。
だから夏だろうが、本来ウグイスの住処は山なのだと
頭で納得しても、ついまだ季節外れの鳴き声のような
気がしてしまいます。
20170803-裏山の緑.jpg
今日は定休日でしたが事務仕事があったので
いつも通りお弁当を持って、むしろいつもよりも早く家を出てお店へ。
と、その前に寄り道をして久しぶりに裏山の散策道へ。
山はさらに緑に覆われて、しっかりと木陰をつくってくれています。
足元にはフサフサとやわらかな苔が生えていて。緑が濃くて気持ちがいい。
が、蚊の襲撃に遭いあっという間に退散。
山には虫除け必須ですね。

りんご畑の片隅で

日曜日のワークショップを終えてから
渡邊さんの車で福島市のあんざい果樹園へ。
夫君とは現地で集合。
この日はあん果樹の息子・安斎伸也くんが
子供たちも連れて札幌から福島に来ているというので
ちょうどいいタイミング!ということで久しぶりに再会。
伸也くんは今年の札幌国際芸術祭にアーティストとして参加予定。
それがなんと現役のお役目を果たした消防車にアースオーブンを乗せて
旭山記念公園や札幌市内の様々な場所やイベントに出動して
実際にオーブンを使って野菜を調理する!?とのこと。
題して「モバイルアースオーブン」
想像しただけで笑ってしまうんですが、
この土(その土地の土を使って作成)でできたオーブンで焼いた
ピザやパン、野菜たちの美味しいこと、美味しいこと。
まだ消防車号のオーブンで焼かれたものは食べていないのですが
実はあんざい果樹園のお庭にもこれと同じオーブンがあるのです。
この日も想像していたよりも急遽たくさんの人が集まることになり
ピザやあんざいお母さんが作ってくれた美味しい料理を囲みながら
楽しいひととき。
みんなの会話と時折聞こえる音楽と電球のゆらゆらと揺れる
灯りを見ていたら、なんだか幸せな空気に包まれて
私はいつの間にかウトウトと船を漕いでいたようです。
20170803-あん果樹集い.jpg
モバイルアースオーブンはとにかくそこにいる人みんながHAPPYになる
アートのかたちだと思います。
札幌へ行かれる方はぜひチェックを。

バードホイッスルを作ろう!

昨日開催の木工作家・渡邊浩幸さんのワークショップ
「バードホイッスルを作ろう!」が無事終了しました。
心配していたお天気も晴れ男?の渡邊さんのお陰で
日中は雨が降ることもなくお子さん連れのお客様をはじめ
ご夫婦で、お一人で参加してくださった大人の方々も
みなさん集中して、そしてその後は出来上がったバードホイッスルを
笑顔で吹いていらしてこちらが本当に嬉しくなりました。
たくさんの子供達にも会えて終始なごやかな店内。
本当にみなさまありがとうございました。
20170731-ワークショップ.JPG
はるばる神奈川から三春まで来て下さった渡邊さん。
2児の父でもある渡邊さんと子供達との優しい会話が
また良くって、褒められた子供たちがなんだか
胸を張っているように見えましたよ。
また来月の黒磯SHOZOさんへの出張ワークショップが楽しみです。
東京からはdans la natureの千葉奈津絵さんが
もうすぐ2歳になる凪くんを連れて出張して下さいました。
口に入れるとうっとりしてしまうほど美味しい
桃を使ったおやつ3種。
どれも美しくてそれぞれ違う表情(味)を
引き出したお菓子たちはお客様にも大好評でした。
私は凪くんの可愛らしさにもメロメロ。
ニコニコ凪くんもお店番ありがとうございました。
⬇︎ 写真は桃のジャムとフロマージュブランのパイ
20170731-桃のパイ.JPG
渡邊さんはこのタイミングに合わせて作品もたくさん
制作して下さいました。
初めて入荷したオイルランプや、少しだけラインをマイナーチェンジをした
味噌べら、今の季節にぴったりのマドラーなども入荷しておりますので
ぜひご覧ください。
20170731-渡邊さん作品.JPG
黒磯SHOZOにて8/20に行われるワークショップは
予約制となりますのでこの機会にぜひ。
幼稚園くらいのお子さんでもお父さんやお母さんと一緒に
手を動かせば完成させることができます。
まだお席もあるようですのでどうぞお早めのお申し込みを。
予約受付は→https://shozomoon.tumblr.com