月に一度、ご近所の「えすぺり」さんが
自宅用の野菜を配達して下さいます。
「月いちくらぶ」という野菜やパンのセットを
全国に発送しているとのこと。
家が近所だから毎日のようにその日にあるものを
お買い物できれば良いのですが、実は定休日が一緒。
in-kyoが終わってから行ったのではえすぺりさんも
closeしているというわけでこの「月いちくらぶ」を
お願いしているのです。
何軒かの農家さんからの農作物とパンの組み合わせ。
その月ごとに何がやってくるかお楽しみのセット。
そして野菜と一緒に添えられた「通信」がお手紙のようで
嬉しいのです。
ここ数日の雨で洗濯物もお日様にあててカラッとさせることもできず、
部屋はなんだか湿度が高くて掃除をしてもすっきりしないし、
気分もじめじめ…。
でもその大河原さんの通信によると、
梅雨に入っても雨が降らずにいたところ、
ようやく雨が降り始め土が潤い、これで夏に入って
晴れて気温が上がると夏野菜たちが
美味しく元気に育ってくれる
ということが書かれていました。
そうかぁ。ついつい自分本位で考えがちだけれど
梅雨という時期も必要なんですよね。
これがまた昨年のように雨が長く続き過ぎても困るのだけれど。
人間の思うようにはいかないのが自然なんですよね。
その自然と折り合いをつけながら、様子を見ながら、
美味しいものを育てて下さっている生産者の方々に感謝です。
そう思うとこの雨も恵みなのだなとも思えてくるし。
大河原家の夏野菜の収穫が本格的になってきたら
またin-kyoの店頭でも販売させて頂く予定です。
昨年の枝豆の美味しさったら忘れられません。
今月の月いちくらぶのセットには紫玉ねぎやにんじん、
丸っと大きなキャベツや大根、ズッキーニやキュウリ、パンが
入っていました。さぁて今夜の晩ご飯は何を作ろうかな。
↑ 三春のお城山の紫陽花もそろそろ満開。
これも雨や曇りでしっとりした日の方がしっくりしますねぇ。
梅の
梅雨らしく雨続き。
湿度も高くジメジメしている上に
台風3号が九州に接近。
その影響なのか豪雨かと思えば晴れ間がのぞいたりと
空の様子がぐるぐるめまぐるしい。
土砂災害や農作物への影響など
大きな被害が出ないことを祈るばかり。
今朝は歩いてお店に行かなければならず、
出勤時間にはちょうど激しい横なぐりの雨。
恥ずかしいも何も言ってられないので
登山仕様のアウトドアの上下雨具を洋服の上から着て
レインブーツも履いて完全防備でいざ。
そこまでやると濡れる心配もないのだけれど、
そこまでやっている自分に可笑しくなって笑ってしまった。
で、案の定お店に着く頃には小雨に。
まぁそんなもんです。
昨夜は梅干し用に注文しておいた南高梅が届いたので
さっそく大きなザルに広げて追熟。
切なくなるような甘酸っぱい香りがたまらない。
いくつかはすでに赤みを帯びているものもあって
その姿がまたかわいらしい。
今年は昨年のハチミツ漬けがまだ残っているのでシロップ漬け作りは
やめにしてALL梅干しに。全部で4kg。昨年の2倍。
作るときには多いなぁと思うのだけれど、これが
毎日のように食べているとあっという間。
ご近所さんのおじさまに梅干し名人さんが
いらっしゃって、以前に少し頂いたのだけれど
これがまた色が真っ赤で美しく、そして香りのいいこといいこと。
どうやらリンゴ酢を使っていらっしゃるのだとか。
みなさん色々研究していらっしゃる。
私はスタンダードに塩とシソのみ。
塩分もひかえること無くむかしながらの塩梅で。
小忙しくなるのですが好きな作業なのです。
しみじみ
イタリアではAperitivoといって食事の前の一杯を
夕暮れを見ながら頂いておりました。
普段は家に帰ったら大急ぎで晩ご飯の仕度。
晩酌をすることはあってもそれとは違う
ただただ語らいながらの一杯を楽しむだけの
余白のような時間はなかなか取れません。
本を数冊持って行ったものの、
それすら目で字を追うだけで頭に入ってこず。
それだけ頭を空っぽにしていたのだろうと思います。
いやぁいいことだ。
空っぽにしたら今度は入れるのみのはずなのだから。
ホント?
昨日、一昨日は素食・和食。
出汁も昆布と椎茸で動物性のものは一切ナシ。
しばらくこれで身体をリセットしてみようか。
が、お土産に買って来たチーズもあるし悩ましい。
↓ これはフレッシュチーズなのでお持ち帰りはできず。
食文化の違いが使う器に直接関わることもしみじみ実感。
器を手に持ってお箸を使って。
汁物の熱が手に伝わるから漆のお椀はやさしいなとか。
イタリアの白い磁器のオーバルの大皿に盛られた
ブルスケッタの美しさとか。クロスの色の効かせ方とか。
洋画と日本画の違いにも似た光や視点の違いとか。
それでもすんなりとどんな料理も
受け止めてしまう器のこととか。
食を通して考えてみるだけでも本当にあれこれおもしろい。
興味は尽きないです。
帰ってきました。
長くお休みを頂いておりましたが
昨夜旅から帰ってきました。
お休み中に知らずにご来店下さった方も
いらっしゃるかもしれません。
ご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。
お陰さまで五感全部に、
そして心に残る良い旅をすることができました。
旅の行き先はイタリア。
日本からはローマまで直行便で行き、
その後は電車移動をして友人が仕事でよくお世話になっている中部・ウンブリア州の
とあるアグリツーリズモ(農家民宿)で滞在しておりました。
あちらでは麻衣子さん、そしてご主人のジュリオさん
マルコさん、その他スタッフの方々に大変お世話になりました。
麻衣子さんのホスピタリティには頭が下がるばかり。
気をつかっていることを悟られず、それでいて細やかな気配りをして下さって。
何より新鮮で健やかな素材を使った麻衣子さんの
とびきり美味しい料理に、豊かさの根源をあらためて
確認することができた気がします。本当に本当に感謝です。
Ci vedeiamo!
そしてこの旅のナビゲートでもあるM氏と家族たちには
心からお礼を。一緒に旅をしてくれてありがとう!
楽しくあんなにリラックスできたのはあなたたちのお陰です。
日常と非日常。
どちらも大事で、双方があるからこそ
そこにあるできごとに幸せがあって感動があるんだなと
つくづく感じることができました。
思い出とともに焼けた肌と増えた体重と。
今日からしばらく節制生活か?
明日から
お知らせのページにも記載しましたが
6/20〜6/29の期間は誠に勝手ながらお休みを頂きます。
期間中に頂いたメールやお電話へのお返事は
6/30以降にさせて頂きますので何卒ご了承下さい。
久しぶりに旅に出ます。
私たち夫婦と家族のような友人も交えてとある田舎町へ。
さてさてどんな旅となるやら楽しみです。
旅の必須アイテムはいろいろあるけれど
何はともあれ梅干し(もちろん添加物が入っていない
漬けて3年以上経っているもの)と梅肉エキス。
ヘタな薬よりも心強いです。
読みたかった本も持って行こう。
家やお店の草木が心配ですが
できる限りの手をかけてなんとか元気でいてくれますように。
オリーブに花が咲きました!今年は実がなると良いのだけど。
↓
では行って参ります。
会津の
先週、工人まつり直前の定休日にお友だちと
三島へ行ってきました。
昨年、お友だちが注文をしていたヒロロのカゴが
出来上がったからとカゴ職人(工人)さんから
連絡があったとのことで私はドライブに便乗。
向かう道すがら必ず立ち寄るのは道の駅や産直。
スタンプカードのように寄る場所、寄る場所で
何かしら(といっても100円200円の野菜ばかりだけれど)
手にして目的地にたどり着く前に荷物が増えている。
目的地に到着する直前に立ち寄った宮下という町では
地元の方のはからいでopen前のゲストハウス「ソコカシコ」で
とっても美味しいお昼ごはんを頂いて、最後の仕上げ作業中の
ゲストハウスのお部屋などを見学させて頂いた。
とても居心地が良さそうなので会津方面に宿泊予定の方はぜひ!
そしてそのすぐ近くにある八百屋さんで
朝採れのワラビを1kg(¥500!!)と身欠きニシンを購入。
家に帰って早速ワラビのアク抜きとニシンの山椒漬けを仕込む。
たっぷりお買い得の二十日大根は甘酢漬けにして…
クタクタでもこれだけは今日のうちにしなければと食い意地が
エイヤっとこんなときに力を貸してくれる。
お陰で今日、東京から泊まりに来る友人への晩ご飯に
地のものが出せる。
先日は実家の父の酒の肴としてお土産に。
大したことでもないんだけれど、私はこんなことをしたかったんだなぁと思う。
梅雨入り目前
関東は梅雨入りをしたそうですがどうやら空梅雨の様子。
ここ三春はまだ朝晩は肌寒い日もあるほどで、
そうかと思えば日中は夏日のような陽射しと暑さの日も。
なかなか不安定な空模様が続いています。
日記を更新していないうちに
急なことでこの定休日は千葉の実家へ帰ることに。
自分が歳を取るということは同時に両親もということ。
離れて暮らしている分、心配なことも増えるものです。
が、会って顔を見ればお互い安心をして
どうにか折り合いというのか、「大丈夫」と言い聞かせて
帰ってきました。
ま、母は強しです。いつもたいてい笑って
あまり悪いことも口にしません。
私もそうありたいと思いつつ、まだまだ母の存在を越えることはできません。
本当の意味でのたくましさは何かあっても
しなやかに笑っていられることなんじゃないだろうか。
母を見ているとそう思います。
先週の定休日に訪れた会津の三島で購入した
採れたてのわらびをその日のうちに重曹でアク抜きしたものと
ニシン(再度チャレンジして山椒漬けにしたもの)を
父の日のプレゼント代わりに持って行きました。
昔に比べ、酒量が減った父のお酒のアテに。
巣立ち
そういえば昨年もそうだった。
毎日ツバメの成長を楽しみにしながら
お店を営業していたこちらとしては、
世話など何もしていなくてもやはり愛着がある。
それが突然。
今朝お店に行くと巣の一部が崩れていた。
何か他の動物に教われたのでは!?と心配したのもつかの間、
まだ飛び方がおぼつかないツバメが数羽、近くを飛び交っている。
巣は空っぽかと思いきや1羽だけが残されているではありませんか。
末っ子だったのか。まだ羽もフワフワとしていて
飛び立つのはもう少し先なんじゃないだろうか。
って思って定休日明けに姿が見えなかったらとても寂しいのだろうな。
巣立ちは成長の証。喜ばしいことなのだけれどちょっと切ない。
が、また来年。
ツバメは元の場所に帰って来ることが多いらしい。
雷ゴロゴロ
ゴロゴロ…
なんてかわいいもんじゃなかった。
ズシーン!ズシーン!と地響きがしそうなくらいの大きな音で
雨も窓から見る外の景色が白く煙るほど。
そんなこんなな明け方。それで一度目が覚めてしまいました。
今日は毎日着たくなるような
素敵なコットンのシャツを中心に展開する
AIR ROOM PRODUCTSのカモクニマサさんが
10月に開催する展示の打ち合わせを兼ねて
はるばる三春まで足を運んで下さったのです。
だから明け方のあの空の様子では
カモさんずぶ濡れになってしまうーーーー。と心配していたのですが
カモさんの日頃の行いのお陰でご来店の時間帯には
ちょうど晴れ間がのぞき、駅から歩いてin-kyoまで来て下さいました。
(帰りも雨に降られることなく無事郡山までバスでお帰りになりました)
お店の空間を見て頂きながらの打ち合わせ。
私としても安心してイメージを伝えることができる&
話をしながら具体的なイメージが広がるのでとても有り難かったです。
お忙しい中時間を作って下さって感謝致します。
カモさん本当にありがとうございました!!
気持ちの良い白のシャツがズラリと並ぶ様子はさぞかし
清々しいだろうなと思います。
そして同じコットンでもあらゆる生地、デザイン、で着心地も
印象も違って来るのでそれだけでも選ぶのが楽しくなってしまいますよ。
その他にもコットンとヤクの毛の混紡のスエットシリーズなども
おそらくシーズン的にはピッタリかと。
期間中には朗読家・岡安圭子さんの朗読会も企画予定しております。
こちらもぜひ一度体験して頂きたい贅沢な時間です。
考えているだけでワクワクしてきました。
しっかり熟成させて準備しますのでどうぞお楽しみに。
詳細&DMができあがりましたらまたお知らせ致しますので
もうしばらくお待ち下さい。
寄り道
春先からウォーキングをスタート!と
張り切っておりましたが、いや実際に歩いてはいるのですが
いわゆるスポーツとしてのウォーキングとはやはりいかずに
私の場合は散策。しかも朝からかなり寄り道、まわり道の散策通勤と
なっているのが現状。運動にはなっていないかもしれないけれど
ずいぶんとリフレッシュできていると思います。
三春の山々に咲く花や木々の緑の美しさにも目を奪われるのですが
町中のお宅の庭先は草花をきれいに育てていらっしゃる方が多くて
それだけでもキョロキョロしながら歩くのが楽しいのです。
そういえば昨年はあのあたりのお宅に芍薬が咲いていたなぁとか、
あやめの黄色がきれいなお宅とか…
私が大好きなお庭のお宅はこれから次々と
いろんなバラが咲き始める。そして入り口には可愛らしい白い花が満開。
何年もかけてお庭作りをされていると立ち話をさせて頂いたときに伺いました。
夢のようなイングリッシュガーデン。
木漏れ日も美しく、町行く人の目も楽しませてくれるお宅があちこちに。