今日のお昼ごはんはお店のキッチンでチャチャっと作った
ナスとインゲンの豆味噌炒め。ご飯によく合う。
「嫁に食わすな秋なすび」
などと言われるのは、ナスが体を冷やすからかな。
確か漫画の「クッキングパパ」にも出てきたような。
嫁ですが好きなので食べますよっ。
豆味噌を使ってなるべく冷やさない工夫も。
野菜は月に一度山梨の農家さんから送って頂いているもの。
インゲンが元気で噛みしめるたびに
「キュイッキュイッ」と音がする。
ナスもプリプリッ。
今年の暑さは厳しかったからさぞかし草取りなど
大変だったろうな。
今月もありがたく、美味しく、頂きます!
朝から
雨降りの肌寒い一日となりました。
花壇の草花はホッとした様子で生き生きしている。
今年はミントがよく花を咲かせているし、
柚子も実をつけている。
人間はというと、急に気温が下がって、
気を緩めると体調を崩してしまいそう。
こんなときは野菜がたっぷり入った
あったかいスープなんかが食べたいな。
皆さまも夏の疲れがドッと出ませんように。
ご自愛ください。
そうそう。
金曜日はcimaiのパンの日です。
涼しくて
タオルケット1枚では肌寒くて目覚めた朝。
窓を開けて部屋に流れてくる風はさらりと涼しくて、
夏の余韻など忘れてしまっているみたい。
あんなに暑い暑いと言っていたのに、
急にここまで涼しくなってしまうと
季節に置いてきぼりにされたようでさみしくなる。
ハナレグミのNEWアルバムを開店前に聞いている。
音楽ももちろんいいけれど、詩が染み込むように届く。
夏の終わりによく似合う。
台風の影響か気圧も不安定。
晴れ間が覗いていたのに雨がたまにパラついたりした一日。
夜は仕事帰りに立ち寄ってくれた駒形家族の
M夫妻と浅草、いつもフラれてばかりのサンボアへ。
ここの氷が入っていないハイボールが好き。
炭酸もキツくなく、後味もスッキリ。
何といっても香りがいい。
こちらも夏のシメにお似合い。
おさらい
日中はお役所などへ行って事務手続き諸々の日。
やってしまえばあっという間に終わるというのに
これがなかなか手がつけられず、やっと重い腰をあげて。
案の定、ほんの数時間で完了。
空白のマスを塗りつぶしていくような作業。
お陰で少し気分が軽くなった。
晩ごはんは先日のおさらいで水餃子。
やっぱり皮から作るとモチモチで美味しい。
すりおろしニンニクの代わりにニラを入れたりして
すでにマイナーチェンジ。
こうやって少しずつ自分の味、料理へと
馴染んでいくんだろうな。
料理って楽しい。
下手っぴだけど好きなのだ。
渡邊浩幸さんのワークショップ
お知らせのページにはすでにUPしておりますが
木工作家・渡邊浩幸さんの「味噌ヘラ作りワークショップ」を
9/20(日)に行います。
↑
こちらは渡邊さんがたくさん作ってくださった
味噌ヘラのサンプルです(素材はクルミ)
先端のカーブがどれも使いやすそう!
キッチンのフックに引っ掛けやすいように
穴を少し大きめに開けるなどの工夫もして下さいました。
渡邊さんには以前からワークショップをお願いしたいと
ずっと考えていたのですが、「さて何を作りましょう?」
とあれこれ迷っておりました。
シンプルながら便利な道具…
できれば日本ならではの道具がいいなぁと考えて思いついたのが
今回の「味噌ヘラ」でした。
お味噌を手作りしているという方も最近は
増えてきているようですし、そのお味噌を
すくう道具を自分で作れたらさぞかし毎日のお料理が
楽しくなるのでは?
もちろん他の用途に応用して使っても良いと思います。
手を動かして作ること、使うこと、そこから広がる暮らしの楽しみ。
そんなワークショップの時間となれば嬉しいです。
詳細・お申し込みは「お知らせ」のページをご覧下さい。
花火
閉店後、お店で諸々作業をしていたら、
前のお宅で花火が始まった。
都内ではなかなか花火も自由にできないところが多いけれど、
やっぱりいい景色だな。
今月頭にはご近所カワウソさんが5周年で
小さく小さく内輪でお祝いをして、ベランダで線香花火をした。
パシャパシャと小さな火花が花開いている間は
みんなの笑顔が照らされ、先端がぽってりとしてジーーーッと言いはじめてからは
息をとめるようにして口数も少なくなって。
ひとり2本ほどの線香花火。
バースデーケーキのろうそくもいいけれど、この日は
一緒に過ごすほんの数分の時間がとてつもなくいとおしく感じられた。
つい数日前には夫の92歳になるおばあちゃんのお家で3人で花火をした。
とても元気でダイアモンドゲーム(昭和世代の方はわかるかな?)も
1抜けするほど冴え冴えおばあちゃん。
おばあちゃんが若い頃過ごした満州仕込みの水餃子
(もやし!と長ネギ、おろしにんにく、豚肉)も教えて頂いた。
先月の隅田川の花火とはスケールも何も比べるものではないけれど、
パーッと花開いて一瞬で散る様子はどちらも同じようにはかなくて美しい。
一緒に過ごす人との時間も。
近所で聞こえていた蝉の鳴き声が聞こえなくなったからか、
鮮やかな夏の終わりには、いつもちょっとおセンチになる。
昨日から
19日まで夏休み休みを頂いて、昨日から営業を再開致しました。
期間中お立ち寄り下さった方がいらっしゃいましたら
大変申し訳ありませんでした。
どうぞこれに懲りずにまたぜひ遊びにいらしてくださいませ。
お休みをしている間は東京を離れ、
ほぼほぼ緑の中におりました。
東京も好きな場所はたくさんありますし、
好きな人もたくさんたくさんいます。
でも自分には緑に触れ、土の上に立ち、
広い空を見上げる時間が必要なんだなぁと
この頃強く思います。
子どもの頃はそれがあたりまえだったから
思ってもいなかったことなんだけど。
雨にも降られたし、重い雲に覆われた日もありましたが
そんな合間の日に天の川を見ることができました。
夏の思い出。
のびのびとリフレッシュできたので
また毎日をマイペースに頑張ります。
下半期のin-kyoもどうぞよろしくお願いします。
明日から
すでにお知らせのページにもUP致しましたが
8/12(水)〜8/19(水)の期間中は
夏期休業を頂きます。
期間中に頂いたお電話やメールのお返事は
20日以降に順次お返事させて頂きますので
何卒ご了承ください。
どうぞ皆様も良いお盆休みをお過ごしください。
9月の展示は
猛暑が少しやわらいだとはいえ、まだ暑い日が続いておりますが
9月の展示のご案内です。
お知らせのページにもUPしましたが、
アトリエ・ユヌプラスの秋冬物の展示会です。
in-kyoでは出産のお祝いにも人気の
オーガニックコットンの三重ガーゼタオルや
リネンのハンカチ、体洗いタオルなどでもおなじみです。
ユヌプラスの洋服は展示会の際のみの販売となる貴重な会です。
in-kyoでも何度か展示を行っているのですが、
秋冬物は今回がはじめて。
リネンやコットンに加えて上質なウール地の洋服も入荷予定です。
洋服以外にも定番の布小物などもご用意する予定ですので
ぜひぜひこの機会にお越し下さい。
写真は前回の曽田耕さんのDM撮影に引き続き、
ご近所、カワウソの大沼ショージ氏にお願いしました。
これはリネンのブラウスの後ろ姿の写真です。
DMデザインは渡辺朋子さん。
DMになった姿も素敵なのでぜひ店頭で手に取ってご覧下さい。
omotoさんの包丁研ぎワークショップ
3月にいわきのomoto夫妻のお宅にお邪魔してから
早いもので5ヶ月が経ちました。
開催の準備までにはずいぶんと時間がかかってしまいましたが、
ずっとずっとお願いしたかった包丁研ぎのワークショップを
本日ようやく実現することができました。
omotoさんが大きな木の桶やたらい、8名分(私の分も)の砥石などの道具を
いわきから持参して下さって、in-kyoの店内が一変して研ぎ場と化しました。
砥石のことや作業のひとつひとつの意味などをomotoの鈴木康人さんが
丁寧にお話をして下さって、まずは康人さんの作業を「見る」ことから。
この
「見る」
ということが大事ということも康人さんはおっしゃってました。
3種の砥石(粗砥ぎ・中研ぎ・仕上げ)を使って、集中して丁寧に。
包丁が整えられていくというその感覚が作業を楽しくさせてくれます。
包丁を整えたら、使った砥石もその都度研いで整えておく。
それが良い道具と長くつきあっていくコツなのだろうと思いました。
良い道具とは、人の手をかけて作られ、何かあったら
メンテナンスをすればまた使えるようになるもの。
そのメンテナンスも正しい方法を知っていれば、
決して特殊な作業などではなく、台所でできる
ほんのひと手間なのだと感じさせてくれます。
良く切れる包丁を使うと料理をするのもより一層楽しくなります。
omotoの智子さんからは
「よく切れる包丁は調味料のうちのひとつ」という名言も。
新鮮な野菜や肉、魚を活かすも殺すも包丁次第と言っても
言い過ぎることはないなと。
活きたものを身体に取り入れるとはそういうことなのでしょう。
研ぎ上がった包丁でトマトの1mmスライスを参加者のみなさんに
切って頂いたのですが、見事!
スーッと切れたトマトからはベチャベチャとトマトの汁が出ること無く、
切り口が瑞々しいのです。
↑
これは後日私が自分で研いだ包丁でスライスしたもの。
みなさんはもっともっと薄く切ることができていました。
私が子どもの頃には祖母が台所で包丁を研いでいました。
外の水場では草を刈る鎌を研ぐことも。
包丁はたいてい夕方頃に研いでいて、
それはきっと晩ご飯を作る前の一連の作業だったのかな。
この先もそんな台所の風景を多くの家庭が残せていけますように。
omotoの鈴木夫妻には「研ぎ」の作業を通して大事なことを
たくさん教えて頂きました。
本当にありがとうございました。
9月には札幌のAch so ne (アソネ)さんというギャラリーで
展示を行うそうです。お近くの方はぜひぜひ。