木下綾乃さんの絵本「ねこをもらったよ」原画展。
昨日をもって終了致しました。
期間中のゴールデンウイークは毎日お天気が良く、
遠方からもたくさんの方にご来店頂きました。
本当にありがとうございました。
「癒し」という言葉は、心からそう感じたときにだけ。
安易には使いたくないと思っている言葉のひとつ。
木下さんの原画(絵本ももちろん)には負ったこころのキズを
やわらかな水で洗い流すような癒しが感じられます。
いつものイラストのタッチとはまた違う色鉛筆で描かれた絵に対して
「癒し」という言葉が違和感なくスルリと出てきて、
素直に使いたいなと思わせてくれました。
この後、5/20〜6/1には札幌のSiesta Laboさんへ。
6/9〜6/21は神戸の Gallery Vieさんへと巡回展は続くとのこと。
お近くの方はぜひ。
トークとライブ
6日まで開催中の木下綾乃さんの「ねこをもらったよ」原画展。
3日には木下さんとも猫を通じて?親交のある
山田稔明さんとのトーク&ライブ。そこにさらに
猫を愛する近藤研二さんがゲストで参加して下さいました。
山田さんと近藤さんのユニット「quilico(キリコ)」も結成!
素敵な夜。
3人のねこのいる暮らしとまたその出会いと、
ねこがいることでの人のつながり…などなどなど。
お客様もみんな笑顔でときには涙する方もいて。
会場となった店内にギュッと人が集まって
ホッとあたたかな空気に包まれて。
そんな時間がin-kyoで生まれてる!
そう思うととても幸せな気持ちになりました。
お客様をはじめ木下さん、山田さん、近藤さん。
そして企画をしてくれたミルブックスの藤原さんありがとうございました。
かくいう私も猫好きのひとり。
今の家では猫が飼えないのですが実家には大きなトラ猫がおります。
猫に限らず動物が人間に教えてくれることっていっぱいあるんですよね。
あぁ。猫と暮らしたい。
そうそう!
6月には山田稔明さんのNEWアルバムが発売されるとのこと。
in-kyoでも販売致します!
新しい
月のはじまり。
あっという間に5月です。
まさに五月晴れという言葉にピッタリの空と初夏のような陽射し。
日傘や、半袖の方も多く見かけました。
世の中は大型連休中。
10日までお休みを取って海外旅行へ。
という方もいらっしゃるのでは?
in-kyoは連休中、休まず営業。
その後も9日まで営業しておりますので(10.11日は定休日です)
ぜひ遊びにいらして下さい。
先週の月曜日はペルーやボリビアの
アルパカを使用した手織り物や手編みの洋服、
ニット小物を扱うPUENTEの受注会へ行ってきました。
PUENTEの落合さんは、あちらでつくられているものを
そのまま輸入して販売するのではなく、サイズやデザインを
日本人に合うように考え、ペルーやボリビアで生産を依頼し、
細かな指示と厳しい品質チェックのもと、基準をクリアしたもののみ
販売するというお仕事をされています。
現地とのやりとりや無事納期通り日本に到着して発送するまで
ずいぶんと根気と体力が要るだろうと思います。
in-kyoではPUENTEのものを扱うのは今年で3シーズン目。
この時期に発注をしたものが秋になってお店に入荷するわけです。
先日の受注会では現地ペルーに在住して落合さんのお仕事を
お手伝いされているという日本人女性の
シノさんにもお会いすることができました。
ちょうどお昼時(狙ったようですが)に伺って、
なんと現地仕込みのペルー料理を作って下さいました。
日本人にも身近な食材、ジャガイモもあちらでは
乾物として干して使うそうです。もうまったく別物の味わい。
現地のことも知ってもらうためにと映像も見せて頂きました。
行ったことはなくても状況を知って、それがモノと
繋がっているということをイメージするのは大事だなと。
日本はこれから梅雨、夏へと季節がめぐってどんどん暑くなっていきますが。
寒くなった頃、ぜひともPUENTEのあたたかい商品を
手にとってみてください。
はじまりました!
昨日から木下綾乃さんの絵本「ねこをもらったよ」の原画展が
始まりました。
ゴールデンウィーク。
今年はみなさんはどのようにお過ごしになるのでしょう?
蔵前方面にお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。
猫好きもそうじゃなくても、このやさしさにあふれる絵を
見ながら健やかな時間を過ごして頂けたらと思います。
そして!
何度となくお知らせさせて頂きましたNHKのドラマ
「紅雲町珈琲屋こよみ」
ご覧いただけましたでしょうか。
今日もお店で「テレビ見たよ!」「録画したからゆっくり見ます」と
お声をかけて頂いたり、メールなどもたくさん頂いて嬉しい限りです。
ありがとうございます。
こんなお店が近所にあったら毎日通うのになぁ。。。
と、できあがったばかりのセット(とは思えない)のカウンターに座って
店内の様子に感動していたのがついこの間の出来事のような
ずいぶん前のことのような。
テレビでの放送を終えてやっとお仕事が完了したような心地で
ホッとしました。
本当に貴重な体験をさせて頂いたなぁとあらためて。
関わったすべての方々にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。
本当にお世話になりました。
吉永南央さん原作の小説も面白いのでおすすめですよ。
続編が実現してまたあの店内に座ることができたらなぁ。
なんて。なんて。
木下綾乃さんの
明日からゴールデンウィークスタート。
in-kyoは29日〜5/6まで無休で営業しております。
期間中は木下綾乃さんの絵本「ねこをもらったよ」の原画展を開催。
今日は閉店後にその設営をしました。
全48ページ分の原画が店内にぐるりと順番に並べられているので
すっぽりと絵本の中に入り込んだような気分になりますよ。
期間中は絵本、原画作品の販売はもちろん、木下綾乃さんの
イラストが入ったステーショナリーの販売も致します。
全国を巡回してきたこの展示も東京で行われるのはin-kyoが最後。
その後は札幌→神戸へと旅立ちます。
常設の商品もご覧頂けますのでこの機会にぜひご来店下さい。
お待ちしております。
* 3日(日)に行われる木下綾乃さんと山田俊明さんのトーク&ライヴには
近藤研二さんも急遽参加!まだお席に若干余裕がございます。
in-kyo宛にお電話(03−3842−3577)でも受け付けておりますので
こちらもぜひ!
漆継教室
昨日は漆継教室の新規クラスが始まりました。
櫛谷明日香さんが行うこのワークショップも
以前の場所、アノニマ・スタジオで行っていたときから数えると
早いもので今期で5期目に入りました。
月に1度、3時間のクラスを合計8回。
この期間で直しの工程がなるべく終了するような予定で
作業を進めていくのですが、進んだり、戻ったり。
作業は器の状況によっても、人によっても、
また、湿度や気候による漆の乾き具合にも左右されます。
写真の器は漆で割れを継いだ状態。
この後金を蒔き(お化粧のような工程)
その後さらに薄めた漆で粉固め(コーティングのような作業)
↓
教室では櫛谷さんが用意して下さった
岩手県の浄法寺産100%の天然漆を使っています。
手軽に直せる素材や方法もあるけれど、
自分の都合通りとはいかない、現代の早い時間の流れとは
逆行するようなその時間と作業だからこそ、つくづくいいなぁとも思ってます。
しかもその作業と時間は無駄ではなく、最後には割れたり欠けたりした器を
安心できる素材で継ぐことで、再び使えるようになる上に、
手をかけた分だけそれまで以上に愛着も沸いてくるのです。
また「漆」という素材に関わる仕事をしている方々を知ることにも繋がるのかなと。
そういえば、先月訪れたomotoの鈴木康人さんは
包丁の持ち手の部分に卷くアケビなどの蔓を固めるために浄法寺の漆を使い、
また、漆かき職人の方が使う独特のかたちをした鎌のような道具を作っていらっしゃいました。
こうやって何かを知ることで興味の幅が広がっていくのが面白いなと。
現在漆継の新規クラスの募集は行っておりませんが、
「漆」という素材を知って頂く機会をいつかつくれたらなと考えています。
公園の緑が
部屋から見える近所の公園の緑がここ数日で
ずいぶんと濃くなってきた。
だから今日はいつもりより早く起きて、
お店に行く前に公園散歩。
木々の葉を揺らす風の音が耳に心地いい。
八重桜もいよいよ終わりで、銀杏や楓のかわいらしい若葉が
空に向かって一生懸命葉を広げている。
この公園の中には重鎮のようにどっしりとしている大木がある。
その木が大好きで散歩に出かけたときは
いつも表面にふわふわと生えたコケの上から幹に触れている。
人の目もあるのでごくごくさり気なく。
本当は両手を広げて抱きつきたいくらい。
なんだか非常にあやしい様子かもしれないけれど、
触れるだけでとても落ち着くのだ。
たぶんアースなんだろうな。この感覚は田植えにも似ている。
今日はゴールデンウィーク前の一般の会社のお給料日前?だから?
土曜日なのにお店がとても静か。
お天気がいいからみんなどこかへ出かけてしまったんだろうか。
困ったな。
いや、困ったけどそんなに困ってもいないか。
静かな土曜日もたまにはいいか。なんて。
そんな中、お仕事のご都合で京都へ引っ越すという方がご来店。
in-kyoのOPEN直後からずっと来てくださっていたので寂しい。
けれどなんだかまたすぐに会えそうな気もする。
ゆっくりお話ができたことも本当に良かった。
きっときっとあちらでも楽しい暮らしが待ってますよ。
夕方、自分のためにゆったりコーヒーをいれてひと休み。
どこかに出かけたくなるような気持ちの良い一日。
初夏のような
開店前、眩しい光が店内を照らして初夏のよう。
店頭に置いている甕の中に住むメダカも、
最近は水面近くを泳いで、エサをあげると
瞬く間に食べてしまう。ほんの2ヶ月前までは
姿さえ見せなかったというのに。
先週の日曜日は美味しい美味しいバームクーヘンが人気の
デルベア・熊倉さんが奈良からいらして、
ジャム作りのワークショップを開催しました。
前日に美味しい完熟の大粒のイチゴに甜菜グラニュー糖を
和えておくという仕込み作業は助手?であるわたくしが。
朝、お店に行くとイチゴの甘い香りが店内に充満していて
めまいがしそうなほどシアワセでした(イチゴは好物のひとつでもあるので)
ワークショップではそのイチゴを火にかけるところから
熊倉さんがデモンストレーションをして下さいました。
単に作り方の手順だけでなく(もちろんそこはしっかりとですけど)
どのような食べ方が好みで、そのためにどのような素材を選び、
どういう作り方をするのがベストなのか。
デルベアさんのジャムは粉の味わいがするハード系の
パンに合うしっかりとした味。バターを塗ってそこへジャムを少し。
砂糖は決して多くなく、糖度を上げる工程を踏みます。
ジャムだけでなくもちろんバームクーヘンについても
美味しさのひみつをしっかり伺うことができました。
他にも食をとりまく社会のしくみなど色々なお話も聞けて、
本当に濃く充実した教室となりました。
ジャム作りから広がる想像力。
正解はこれですと示すのではなく、自分の正解はどこなのかを考える。
出来上がったジャムを14gのパンにぬって。
デルベア・ブレンドのコーヒーも一緒に味わいながら
そんなことに思いをめぐらす贅沢な時間だったと思います。
熊倉さん、参加して下さったみなさま、ありがとうございました!
ジャム作り。ぜひご自宅で試してみてください。
その足で
12日のワークショップが終わってからは、
その足で新幹線で福島へ。
日曜の夜に新幹線に乗ることは少ないので
混んでいてビックリ。
いつもの通り自由席だったので座れてひと安心。
月曜日には福島駅からバスに乗って花見山へ。
福島にはもう何度も行っているというのに、
花見山へ行くのははじめて。
菜の花や木瓜が咲き乱れ、丘のような山々は桜が満開。
遠くから見ると、山ごとふわふわと薄い桜色の綿菓子に
包まれているようだった。
今年の桜を、同じ時間の中で大事な人と一緒に見ることができて良かった。
東京の桜がもう散ってしまった後だったというのもあるけれど、
歳を重ねるごとにそんなことをしみじみ思うようになった。
今、この瞬間だけ。というのは他にもたくさんあるのに
桜は特にそれを強く感じさせる。
途中からシトシトと雨が降り始めて本降りに。
駅まで戻って、こちらも楽しみにしていた
松尾スズキ監督・出演の映画「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」を観に。
漫画が原作で福島の柳津という町で完全ロケのこの映画。
福島で福島が舞台の映画を見るというのがまた良かった。
映画本編が始まってすぐに後ろの席で携帯が鳴った。
音楽は美空ひばりの「川の流れのように」
振り向かずともおじちゃん?おばちゃん?だろうということはわかる。
早く止まらないかなぁと思っているのになかなか音楽は止まない。
すると持ち主が電話に出るではありませんか!
「今、映画観てっから。後にして」けっこう大きい声ですよ。
映画の中の福島弁と音声多重で聞こえてきたその言葉に
吹き出しそうになってしまった。
もちろん映画自体も大いに笑いましたけど。
3月には同じ映画館で鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー映画
「小さき声のカノン」をひとりで観た。
自分だったらどうするだろう?どうするだろう?
他人事ではなく、この狭い日本の中で起きたことを
どう受け止めてどういった暮らしを選んでいくのか。
ぐるぐるぐるぐると揺さぶられた。
フィクションとノンフィクション。
自分が何をどう選択していくのかを考えさせられた点では
どちらの映画も一緒だった。ぜひ!
4/12 のワークショップのこと
周回遅れの日記となってしまいましたが…
4/12(日)に行った手島渚さんの「足ほぐし手ほぐしセラピー」ワークショップ。
本の内容に少し触れた後、二人一組になって実際に「手ほぐし」の
ハンドマッサージを体験して頂きました。
香りの良いnanadecorのオイル(オーガニックセサミオイルにフルーツフレーバーの香り)を使ってマッサージ。
お一人で参加された方が多い中、
あっという間に和んだ空気に包まれてホッと一安心。
「人に触れてもらって、大事にされる」という感覚がそうさせてくれるのでしょうか。
私自身は個人的に渚さんの講座を受講したのですが、
はじめは手順ややり方などの技術を覚えることで精一杯になってしまったけど、
(もちろんそれも大事だけれど)目の前の人への思いやりというのかな。
それを第一に考えると自然と力みがなくなるというか。
技術が追いつかない分、まずは気持ちというのか。
WS後半にはみんな笑顔で顔色が良くなっていて、
見ているこちらが嬉しくなってしまいました。
WS数日後、旦那さまに手ほぐしをしたら喜ばれた。とか、
お母さまに気持ちいいと言われた。電車の移動中に簡単にできていいなどなど感想も頂きました。
施術してもらう側とする側、どちらも心地いい。幸せの循環のかたち。
渚さんが伝えたいことがもっともっと広がっていけば世界はHappyになっていくだろうなぁと
つくづく思った時間でした。
お礼が遅くなりましたが参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。
その後何か質問などありましたら遠慮なくご連絡下さい。
WSには参加できなかったけれど興味があるという方は
手島渚さんの本は引き続きお取り扱いしておりますので店頭でぜひ手に取ってご覧下さい。
渚さん ヘルプと寸劇をして下さった貴子さん
ウクレレシンガーLinaさん おやつのかりんとうを用意して下さった森影さん。
本当にありがとうございました!!