母が膝の手術で入院し、今日はお店を早めに上がって病院へ。
完全看護だし、昨年も同じ手術をしているし、
私が行ったところでできることは何もないのだけれど、
麻酔が切れて目が覚めたときにそこにいるだけでも良いかなと思って付添。
途中、飲み物を買いにラウンジへ行くとテレビがついていて、
浅田真央ちゃんのインタビューが始まるところだった。
インタビューも今日の演技(録画だけど)もそこで見ることができた。
入院棟にいると、私までしおしおと心細くなるような気がしてしまうのだけど、
真央ちゃんを見て感動して、そんなものはどこかへ行ってしまった。
思いもよらないところで真央ちゃんの姿に励まされた人は
きっとたくさんいるはずだ。
ありがとう真央ちゃん!銀メダルおめでとう。
同室でベッドがお隣同士のおばちゃんたちが
おしゃべりしている声がまる聞こえ。
面会時間が終わるまでの数時間の間に
同じ会話を5回くらい繰り返していた。
お互い毎回、初めて話すように(聞くように)会話をしていて、
「それさっきも話ましたよ」とつっこみたくなるくらい可笑しかった。
帰り際、うつらうつらしながら、しかも酸素マスクを付けているのに
「ちゃんと皆さんにあいさつして帰りなさいよ」などと言う母。
「はい、はい」と苦笑い。
いくつになっても私は母にとっては子どもなのだなぁ。
笑い声で
あははは。
朝方、自分の笑い声で目が覚めた。
前にはよくあったことなんだけれど、久々だったな。
っていうのも、夢の中にドリフターズが全員集合!
もちろんいかりや長介さんもいて・・・
テーブルを挟んで私の前には高木ブーさんが座っていた。
たぶんそれだけで可笑しくなって噴き出してしまったんだと思う。
なんでドリフターズだったんだろ?変な夢だったな。
今日は3月から6回の連載が始まる別冊PHPの撮影があって
編集のTさんがはるばる京都から来てくださった。
PHPの本誌は祖母の生前の愛読書だったので
手を合わせて祖母に報告。
両親には掲載誌の話などはあまりしないのだけど、
祖母には読んで欲しかったなぁ。
春めいて
日中は春の陽気だったようですね。
ようですねっていうのはお店にいると
外の温かさがまったくわからないのです。
ただ、日射しがぽかぽかとやわらかく、
春めいているのは建物の中から見てもわかるほど。
近所のノラ猫が前の通りをたらんたらんと歩きまわっていて、
(パトロールと呼んでます)ほんとのんきな雰囲気。
世間はオリンピックや今週末の東京マラソンの話題でもちきりだけど、
テレビが無いから後からPCのニュースで知ったりで、
その辺にズレがあってもどかしい。
ま、そういうのも一瞬で、実はすでに慣れ始めているのだけど。
あ、そういえばお店に配達に来てくれるヤマトさんが
東京マラソンに出場するんだとか!頑張れー!
ここにも春が。
ウチのムスカリが花を咲かせました!
↓
アルプス市場
昨日、井藤さんに連れて行って頂いた「アルプス市場」は
地のものを中心にした野菜などの直売所。
ついつい家が近所のような錯覚に陥って
野菜をいろいろ買い込んでしまった。
一本ネギ(ポロネギみたいの)、わさび菜、たらの芽、なずな、山芋
チューブ入りの生わさびなども・・・
送るほどではないけれど、でも手で持つには
ちょっと重いという困った荷物の増え方。でも嬉しい。
井藤さんの奥さま・万紀子さんが作るマフィンもお土産に。
今日の朝食にはマフィン。
成田さんの鉄皿で両面をカリっと焼いて、
バターとはちみつ。そしてコーヒー。
夕飯にはゆばと揚げ玉を入れたおみおつけになずな。
わさび菜は半分をお浸しにして冷蔵庫にストック。
もう半分は茹でたなずなと炒ったナッツを合わせたものに
塩とオイルを。他のおかずも今日は野菜だけにした。
そうやって帰って来てからも旅先のできごとを反芻。
今回も万紀子さんに美味しい料理を教わったので
忘れないうちに作ってみようと思っている。
松本から
帰ってきました。
新宿から松本へは電車で2時間半ほど。
寝て、ちょっと本を読んだらもう到着。
青空の向こうに見える南アルプスは雪景色。
昨日はまずは井藤夫妻が営むラボラトリオで
毎月行われているというマルシェに顔を出し、
その後はひとりでちょこっと足を延ばして浅間温泉へ。
昼間の温泉って贅沢ですね。
外にはまだちらほらと雪が残っているのに
熱い湯に浸かって・・・久々何も考えずに
ボケーっとしてリフレッシュ。
夜はマルシェの打ち上げに混ぜて頂いて
楽しいひととき・・・
って、井藤さんと打ち合わせしていない!
と、あわててあれこれ話をする。
今日も昼間は別の話もしつつ(その方が多いんじゃないか?)
展示のテーマやイメージのすり合わせを。
案外と別の話と思っている雑談のようなことが
実は大事だなと思うことも多い。
雑談の中でピタっと合う部分があると、
仕事の話をしていても汲み取ってもらえているという
安心感がうまれるというのかなぁ・・・
具体的なことはまだまだこれからだけど
秋の展示、おもしろいことになりそうです。
思い立って松本行き
思い立って…
というか、秋に予定をしている
井藤さんの個展の打ち合わせをせねばと
考えていたところ、ちょうど日曜日にラボラトリオで
マーケットが行われると先月に井藤さんから聞いていて。
そんなわけで明日の朝出発で松本へ出かけて来ます。
まだまだ先・・・なんて考えていると
あっという間に春になり、夏に・・・ということに
なりかねないので早め早めにと思って。
またおもしろいことをやりたいなぁ。
テーマはすでに井藤さんと相談済みなんだけれど
どんな空間ができあがるのだろうと
考えるだけでも非常に楽しみ。
打ち合わせといいつつ、マーケットとか
ラボラトリオでお茶をするのを楽しみにしていたり、
お蕎麦をどこで食べようとか温泉にも行きたいなぁとか
あれやこれやと旅行気分。邪念多過ぎ!
全部できなくても(あ、もちろん打ち合わせはしますけど)
出かける前に用意をしながらこうやって考えるのがいいんですよねぇ。
ワクワクして。
夜中にコーヒー飲んで
帰り道、無性にコーヒーが飲みたくなっても
寄れるお店が無く、家に帰って
今、この日記を書きながら夜中にコーヒーを飲んでます。
今日はお店が終わってからアノニマのみなさんとゴハン。
ただゴハンじゃなく、送別会に混ぜてもらったのだけど
そんな特別な感じはしなくて、
もうもうの煙にまみれて食べる肉がひたすら美味しかった。
でもなんというか、ぽか~んとどこか上の空というか。
普通にみんなで楽しく美味しく焼肉を食べたなぁという感じで。
飲んでても全然酔いがまわらなかった。
透明のフィルムでカバーをされた店内のテレビでは
「風の谷のナウシカ」をやっていた。
焼肉屋さんにテレビなんて無くてもいいよね、と思っていたけど
あってもいいなと今日は思ったり。
夜空には久しぶりに見る薄ーい月と星が。
でもそれも一時だったようでお店を出る頃には
雲で見えなくなっていました。
居眠り
昨日は久しぶりにUさん宅へ。
初めての雛まつりを迎える9か月の
おうこちゃんに会うのも今年が初めて。
おうちゃん、横ノリでリズムを取っていたけれど、
それも昨日が初めてだったらしい。
赤ちゃんは何もかもはじめてずくしなんだなよなぁ
とあらためて考えたら感動してしまった。
ぷにぷにしていて、だっこのとき全身を委ねきるその体の重みも
すべてがいとおしい。誰だお前はってくらい乳母気分。
ゴハンは1品持ち寄りだったけど、昨日は見事に
じゃがいもが大集合(笑)
だって新じゃがが美味しそうで・・・
久々のUさんのお料理やスイーツは
やっぱりすごい。
Uさんの味がする。って変な言い方だけど、でもそう。
と、日記を昨夜のうちにアップするはずだったのが
気づいたらパソコンのキーボードに手をかけたまま寝てました。
昨夜のようにいつの間にか電池が切れるみたいに
寝ているときもあれば、いつまでも目が冴えて眠れない日もあったり
やっぱり2月はムズムズとどこかがおかしい。
昨日はおうちゃんα波をもらってきたんだな、きっと。
時間の流れが
昨日の金つぎ教室・クッシー先生が
器に手を加えていくにつれて、
「どんどん器がかわいくなっていきますね」
と言っていた。
はい、本当に。
見た目がじゃなくて、情が移ってそう思う感覚。
それをじわりじわりと感じながらゆっくりとした時間の流れを味わう。
たぶんそれは宮下夫妻が作りだしているものなんだと思う。
今日はその時間の流れ方の余韻をひきずっていたら
あっという間に一日が過ぎていった。
でも決してもったいないとは思わなくて、いい時間の流れ方だった。
家に帰ってきて夕飯を食べながら
やーっと借りることができた「歩いても 歩いても」のDVDを観る。
くすっと笑ったり、ゾワっとする一瞬もあったり、涙がにじんだり。
どれも家族という小さな世界で起きているできごとややりとり。
普段、私が流してしまっているような両親とのちょっとした会話の中にも
あとから思い返すことが色々あるのだろうな。
あたりまえと思っていることが永遠ではないということは
頭でわかっているけどなかなか大事にできていないなぁ。
今日もこんなに寒いのに、映画の中はお盆の頃で
スイカをお風呂場で冷やしていたり、とうもろこしの天ぷらを
揚げていたり・・・百日紅の花のピンクや夏の日差しが羨ましくて
ちょっとあちら側へ行きたくなった。
夏になったらまた観よう。何度も観たい映画。
金継ぎ教室
今日も雨が降ったり止んだりの寒い一日。
春から金継ぎ教室をin-kyoで行う予定で、
その前にまずは自分が体験せねばと
今日はお昼前からご近所の漆作家夫妻の宮下家へ
不注意で割ってしまったり欠けをつくってしまった
器を持って金継ぎを習いに行く。
先生は宮下妻・クッシーこと櫛谷明日香さん。
今日一日では全部はできない作業だけれど、
どんな工程があって、実際どれくらいの
時間が必要かも身をもって体験するために。
なんてことを考えていたのも最初のうちで、
どんどん作業にひき込まれて集中してしまう。
割れたり欠けたりしたものが次第に再生されていく
姿をみるのが、しかもその修復作業を自分で
やっているのがとにかく楽しい。
あんまり説得力が無いかもしれないけど、
ひとりで黙々とやる作業が案外と好きなんだと思う。
普段、早い時間の流れの中にいたりするので
あせらず自分のペースで少しずつゆっくりと進めていく
作業というのが好きなのだと。
お昼は宮っちが作ってくれたゴハンを。
そして夕飯の時間になり晩御飯までごちそうになってしまった。
考えてみたら、ひとつのことにまる一日集中していた。
一日が24時間じゃなくて48時間だったらいいのになぁ。
続きの作業はまた次回。
作業が進むにつれて、自然と直した器に愛着が生まれていくのが
なんだか不思議な感じがした。
教室の詳細などは決まり次第また追って
お知らせ致します!