朝、お店に到着するとその向こうに見える
蔵前幼稚園の桜がうっすらと色づき始めました。
昨日の朝よりも全体がふんわりとやわらかく見える。
こうやってあっという間に咲き始めてしまうんだよなぁ。
咲き始める前は「まだかな、まだかな」なんて思っていたくせに。
自然は思うようにはいかないんだよって
わかってるはずなんだけど身勝手なもんです。
朝の掃除も寒さに震えることなく
窓を開け放ち、風を通すことが気持ちいいと
やっと思えるような陽気になってきました。
射しこむ朝の光のなんと美しいこと。
外食が続いていて、久しぶりに今夜は自宅でごはん。
家のゴハンはいつものとおり素食。
今日はきつねうどん。
先日個展を行っていた宮下氏の個展で購入した
丼ぶりを早く使いたくて、それでうどん。
丼ぶりのサイズって難しい。
案外と小さいのが多い気がします。直径だけではなく深さも重要。
汁と麺のバランス。持った時の重さと手の中でのおさまり方。
一見大きいように見えるものが実はちょうど良かったり。
大きめのものがずっと欲しかったので
自分が思っていたサイズにぴったり。
お揚げとうどんの白と漆の赤の組み合わせも美しい!
「ふつう」という言葉は、モノに対して言うと場合によっては
やや評価が低い印象を受けるかもしれません。
が、「ふつう」は「普遍」。
その難しさやおもしろさをあらためて感じた今回の宮下くんの展示でした。
「ふつう」の丼ぶり。すごくいい。じわじわ嬉しさがこみ上げてくる。
ふつうのゴハンを特別にしてくれる器だ。