昨日、Mさんがお仕事の帰りにお店に寄って下さった。
コーヒーを飲みながらおしゃべりをして。
ちょうど頂いたお菓子があったので
Mさんにも差し上げたら、
「あら、じゃあこれお返しに」
と、バッグの中から頂き物のお菓子があるからとまた頂く。
その感じが懐かしかった。
私が子供の頃は近所の人が
よくおばあちゃんとおしゃべりをしに家に来ていた。
お茶をしながらひとしきりしゃべって、
ご近所さんが帰るときには、おばあちゃんが
茶箪笥にあるおせんべいや飴なんかのお菓子をササッと半紙にくるんで
輪ゴムかなんかで止めて。それをおみやげに渡すのが当たり前だった。
半紙などがないときはビニール袋に入れてたな。
おみやげっていうほどの仰々しいものじゃないけれど、
それはウチだけじゃなくて、よそのお宅に行けば同じように
何かしらを頂いて帰って来た。
忘れていたなぁあの風景。
ササッと手早くお菓子をさりげなく用意して、
負担にならないくらいのものを渡して。
だからおばあちゃんの手首には輪ゴムがはまっていることが
多かったっけ。
昨日のやり取りで急に思い出した。