三春のお店をオープンさせてから1ヶ月が過ぎました。
早いような、もうずいぶん経ったような。
どちらとも言える不思議な感覚。
お店の大きな窓からは同じようでいて
見飽きることなどない光景が毎日繰り広げられている。
軒先にできたツバメの巣は
ツバメの滞在時間が長くなって…そろそろ卵が産まれるのかしら。
1ヶ月前には町中が桜一色だったのが今は桐や藤の紫が色を添えている。
お次は白い花だそう。まるで花のバトンリレーみたいだ。
先日の定休日、仕事を兼ねて我が家に滞在していた駒形家族のSちゃんと夫くんと3人して
まだ頂上までは登ったことがなかった城山公園の頂上へ車で向かった。
天候に恵まれた日の夕暮れ時。
夫くんには我慢してもらい、私とSちゃんは缶ビール片手に。
夫くんはかわいそうに炭酸水。
ちょうどくっきりと大きな夕陽が辺りを染めながら沈むところ。
ぢりぢりぢりぃぃぃと何かが焦げる音がしそうなほど燃えるようなオレンジ色が
山と雲の合間に沈んで行く。そんな景色を見ながらのビールは最高だった。
今度は歩いて頂上へ向かおう。そこで夫くんともビールで乾杯だ。
お百姓さんがその昔、お天道様に向かって
「今日も一日ありがとうございました」と
手を合わせるように、自然と首が垂れる思いがした。
今日の無事をありがとう。
日々の中にあるシアワセとはそんなことかもしれない。