松本の余韻をまだまだ引きずっている感じですが、
それをすぱーんと振り切って、明日は井藤さんの
個展搬入日。
in-kyoにとって作家の方の個展は今回が初めて。
ワクワクしているのはもちろんだけど、
それと同じくらい常にどこかがピーンと張っている感じ。
色々なことをずーっとずーっと今回の為に準備をしてきたはずなのに、
足りないことが山ほどあるような気がしてしまう。
自分ひとりがやることならどこかで線を引けるのかもしれないけど、
やはり今回は井藤さんの個展であって、庄村米穀店さんにもご協力頂いているから。
だからここはもうひとふんばり頑張ろう。
やることがいっぱいのときに「テンぱる」という言葉を
使ったりするけど、これの意味って
「テンションがパリっと」?
とか、「テンパーセントでいっぱいっぱい」?
何なの??と、意味を考えていたら気になって
仕方なくなってしまったので
調べてみると、どうやら麻雀が語源のようですね。
麻雀やらないから知らずに使ってました。
(閑話休題)
井藤さんのシェーカーBOX。
先月末に郡上を訪れた際に、ひとつのBOXが出来上がるまでの工程を見せて頂きました。
もとは1本の木だったものが、伐採、切断、いくつもの工程を踏んでかたちになります。
本来ならその工程も、いくつかを同じ段階まで平行して作業を進めて行きます。
ある作業がどこかの工程まで進んだら、別のものの作業を進めて・・・お料理に例えるなら3品くらいを一緒に作って同時に食卓に並ぶ感じとでも言ったら良いのでしょうか。だから、ひとつのものができあがるまでの工程を流れとして見せて頂くのは、とても贅沢なことなのです。
伐採した木を使ってモノをつくるのだから長く使い続けたいと思ってもらえるものを作り続けたいと井藤さんはおっしゃってました。だから選んで手にして下さるお客様にも大切に使い続けて頂けたら・・・と思います。
お忙しい中、時間を割いてまで見せて頂いた工程は、
わたくしの写真ではありますが、展示中、皆さまにファイルでご覧頂けるようにする予定です。
シェーカー教徒の「手は労働に、心は神に」という教えそのもののような丁寧な手仕事。「うわぁぁ」と心の中で何度も叫びながら夢中でシャッターを切ってしまいました。
そして井藤さんにご紹介頂いた郡上八幡の「庄村米穀店」さん。雑穀という食文化を伝える為に、まっすぐに真剣に取り組んでいらっしゃいます。
31日、6/1の二日間のみですが庄村さんで扱う食材が井藤さんの作品とともに並びます。
そしてほんの少しですが井藤さんの奥様万紀子さんの手づくりパンや雑穀などが入った焼き菓子も。
あぁ書きながら自分が一番楽しみにしていることに気がついた!長い日記だかお知らせだかわからないものになってしまった。
やっぱり「テンションがパリッと」しているのかも。