日曜日。日帰りで千葉の実家へ。
いつもなら2~3日はゆっくりして
迎え盆から送り盆までをきっちり済ませるのが
夏の行事だったのに、今年はお店も営業したので
とんぼ返りで東京へ戻ってきました。
実家へ向かう途中の車窓から見える景色。
あぁこんなにも緑が濃かったんだっけと思うほど、
木々に囲まれていることを今さらながら気づいたり。
青々とした田んぼでは、すでに稲穂がこうべを垂れておりました。
そして月曜日は再び山崎さんちの田んぼへ草取りに。
前回はまだ水がたっぷりとあって、その照り返しが厳しかったけれど、
今回はずぶずぶと足が泥にとられて尻もちをついたり、膝をついたり。
稲も雑草も生え方もまるで違っていて、たくましく育った雑草は
手では抜けずに鎌を使って、ワシワシ刈る。
が、これもなかなか進まない。
ふぅ。とひと息ついて、かがんだ腰を伸ばし、あたりを見回すと、
きれいに刈ったはずの場所に、ヒエやアワの穂がひょっこりと頭を出しているのが見える。
それでもいちいちがっかりなどしていられなくて黙々と作業を進めていく。
ずっとずっと「美味しい」を届けるために、山崎さん夫妻はその作業を続けていく。
本当に頭の下がる思いがします。
「美味しいに」は理由があるのだ。
手のひらひとすくいのお米がどれだけ尊いか。
手伝いとも言えないほどの体験作業のようなものだけれど、
やらせて頂いて良かった。
全身汗と泥まみれになって、まるごと着替えたその後には
この日誕生日を迎えたオカズ・ヒデさんの誕生祝い。
青々とした田んぼを目の前にハッピーバースデーを歌って、
ケーキにロウソクも立ててアイスコーヒーで乾杯。
山崎さんが用意してくれた折り紙であらかじめ飾りなんかも作ったりして。
いい夏の思い出。心地良い疲れ。
どうかどうか稲刈りまで台風が来ませんように。