開店前、眩しい光が店内を照らして初夏のよう。
店頭に置いている甕の中に住むメダカも、
最近は水面近くを泳いで、エサをあげると
瞬く間に食べてしまう。ほんの2ヶ月前までは
姿さえ見せなかったというのに。
先週の日曜日は美味しい美味しいバームクーヘンが人気の
デルベア・熊倉さんが奈良からいらして、
ジャム作りのワークショップを開催しました。
前日に美味しい完熟の大粒のイチゴに甜菜グラニュー糖を
和えておくという仕込み作業は助手?であるわたくしが。
朝、お店に行くとイチゴの甘い香りが店内に充満していて
めまいがしそうなほどシアワセでした(イチゴは好物のひとつでもあるので)
ワークショップではそのイチゴを火にかけるところから
熊倉さんがデモンストレーションをして下さいました。
単に作り方の手順だけでなく(もちろんそこはしっかりとですけど)
どのような食べ方が好みで、そのためにどのような素材を選び、
どういう作り方をするのがベストなのか。
デルベアさんのジャムは粉の味わいがするハード系の
パンに合うしっかりとした味。バターを塗ってそこへジャムを少し。
砂糖は決して多くなく、糖度を上げる工程を踏みます。
ジャムだけでなくもちろんバームクーヘンについても
美味しさのひみつをしっかり伺うことができました。
他にも食をとりまく社会のしくみなど色々なお話も聞けて、
本当に濃く充実した教室となりました。
ジャム作りから広がる想像力。
正解はこれですと示すのではなく、自分の正解はどこなのかを考える。
出来上がったジャムを14gのパンにぬって。
デルベア・ブレンドのコーヒーも一緒に味わいながら
そんなことに思いをめぐらす贅沢な時間だったと思います。
熊倉さん、参加して下さったみなさま、ありがとうございました!
ジャム作り。ぜひご自宅で試してみてください。