度々登場する師匠。
ご本人はまさか師匠と私が心の中で思っているなどとご存知ありません。
が、ことあるごとに思わず「師匠!」と呼びたくなることがしばしば。
つい先日も作りたてのちらし寿司をご主人が運転する
車に乗って持って来て下さった。
ひとつひとつ丁寧に煮含めて手間をかけて味つけした具の数々。
どんこはぷっくり肉厚で、かみしめるとジュワリと口の中に
美味しさが広がる。
卵はうす〜い錦糸卵ではなく少し厚みがあるのがどんこに負けずに馴染む。
でんぶとショウガは添加物が入っていないものを探して買っているそう。
その他の具はそぼろ、油揚げ(朝日屋さんの三角揚げ)、キュウリ、もみ海苔。
そして寿司飯のやわらかいのにパラッとした具合も
すし酢の加減もとっても好み。
夕飯どき、隣りでは夫君が美味しそうに喜んで食べていた。
困ったな(福島の方言で「あやまっちまったな」と言います)
おちおち気軽に私のちらし寿司など作れなくなるなぁ。
こうした何グラム、大さじ何杯じゃない年季の入った料理が
作れるようになりたい。
「なんども自分で作ってみ。私は料理の先生でもなんでもないんだから。
自分で失敗してみないと覚えないからねっ」って。
本当にそうですよねぇ。
毎日ごちそう!というのではなく、手をかけたもの。
忙しい日はそれなりに、でも簡単にでも作ったものを。
三春に来てからは夜の外食がめっきり減りました。
なんせ、20:30を過ぎたらたいがいどこのお店も閉まってますから。
そのことに落胆するよりもならば普段は自宅での食事をもっと楽しもうと。
年季の入った味。
まだまだ時間はかかりますが毎日、毎日ですね。師匠!