床の接着剤剥がしの作業をしてからかれこれ1ヶ月以上が経つ。その間、何度か用事があってアノニマへ行っていたのだけれど、行く度に内装工事が着実に進んでいる。今日アノニマへ行くと、ワイヤーが入った曇りガラスから透明のガラスに入れ替えが済んでいて、明るく開放的な空間になっていた。それだけでも印象はぐんと変わる。グレー系のペールグリーンに縁取られた鉄枠のガラス窓もなんともアノニマらしい。お隣は幼稚園で、お迎えの幼稚園ママは前を通るたびに、何ができるのかと興味津々のご様子。
お店のことについて、細かなことなども含めて打ち合わせを行う。始めてからでないと正直わからない部分もあるけれど、最初にルールを決めておく必要ももちろんある。小さなことだとしてもきちんと積み重ねられるように、土台づくりはしっかりしなければ。
アノニマでの打ち合わせが終わったその足で、古物商申請について話を聞くために蔵前警察署に立ち寄る。何も悪いことなどしていないのにどうも緊張してしまう。受付のおじさんは声が太くて大きい。何が苦手って声が大きな男の人は怒られているようでちょっと恐い。いっそ帰ってしまおうかとも思ったけれど、そうもいかないので案内してもらった2Fへ向かう。サスペンスドラマで見たような札がついた扉がいくつかあってそのうちのひとつ、「防犯科」へ。幸い申請担当の方は感じの良い方でホッとした。事前に調べて用意したもの以外に、足りないものが無いかどうかを申請前に念のため確認したくて伺ったのだけれど、丁寧に説明して頂いたお陰で助かった。