昨日の金つぎ教室・クッシー先生が
器に手を加えていくにつれて、
「どんどん器がかわいくなっていきますね」
と言っていた。
はい、本当に。
見た目がじゃなくて、情が移ってそう思う感覚。
それをじわりじわりと感じながらゆっくりとした時間の流れを味わう。
たぶんそれは宮下夫妻が作りだしているものなんだと思う。
今日はその時間の流れ方の余韻をひきずっていたら
あっという間に一日が過ぎていった。
でも決してもったいないとは思わなくて、いい時間の流れ方だった。
家に帰ってきて夕飯を食べながら
やーっと借りることができた「歩いても 歩いても」のDVDを観る。
くすっと笑ったり、ゾワっとする一瞬もあったり、涙がにじんだり。
どれも家族という小さな世界で起きているできごとややりとり。
普段、私が流してしまっているような両親とのちょっとした会話の中にも
あとから思い返すことが色々あるのだろうな。
あたりまえと思っていることが永遠ではないということは
頭でわかっているけどなかなか大事にできていないなぁ。
今日もこんなに寒いのに、映画の中はお盆の頃で
スイカをお風呂場で冷やしていたり、とうもろこしの天ぷらを
揚げていたり・・・百日紅の花のピンクや夏の日差しが羨ましくて
ちょっとあちら側へ行きたくなった。
夏になったらまた観よう。何度も観たい映画。