木のキャッシュトレー

 先日、発注をお願いした作品について
木工の渡邊浩幸さんと電話をしていた。
「こんな感じ」とか「こっちよりもうちょっと
深さがあるといい」とか。電話やメールよりも、
たとえ言葉は拙かったとしても直接会ってでしか
伝わらない空気というものがきっとあるのだと思う。
電話ではどうにも・・・という段になって「じゃあ
今から車で行きます」と渡邊さん。あっそうか。
家が近かったんだとようやくそこで気づく。
1時間後に家にやってきた渡邊さんに、サンプルを
色々見せて頂いた。そこであれこれ私の言葉を
もとにノートへササッとスケッチ。電話だけでは
こうスムーズにはいかなかっただろう。ササッと
スケッチをする渡邊さんにも「すごいなぁ。
先生っぽいなぁ」と妙に感心。まぁ先生も実際
されているんですけど。打ち合わせも無事終えて
コーヒーを飲みながらひと落ち着き。すると帰り際、
「もう用意しているかもしれないけどこれ良かったら
お店で・・・」と渡邊さんから手渡されたものは
キャッシュトレー用のお皿と大きなトレー。
まだまだそこまで気がまわっていなくて、
準備などしているはずもなく・・・。本当に嬉しい
頂きものでびっくりした。大きなトレーの方は
裏に手彫りの部分があって指の収まりが良く、
滑らず持ちやすいようになっている。これから
お店で大切に使わせて頂きます。私もこんな風に
ササッと気の利く人間になりたい。20071013-渡邊さんトレー 003.jpg
 そして今日は、渡邊さんともうすぐ結婚をする
真琴ちゃんのふたりにつくばへ連れて行ってもらう。
つくば山の麓にある美味しいお蕎麦屋さん
(かなりお話好き店主だけど)や、久しぶりに
Shingoster LIVINGへ行って伊藤夫妻に会うことも
できたし、近所に住むよしぼーにも声をかけて
お茶もすることができた。車さえ運転できれば
普段の行動範囲もかなり広がることはわかって
いるけど、ペーパードライバーはもうコワクて
なかなかそれができない。
私が運転できればチームちばらぎ(千葉+茨城)が
結成できるのに。20071013-つくば 008.jpg