まだまだイベントの余韻に浸りながら迎えた
定休日の昨日は七夕。
空に天の川…というには厳しい小雨が降る朝。
in-kyoに集合をしてOくんの車に乗って、
4人で米農家の山崎さんちの田んぼへ
草取りに行ってきました。
あちらに到着するとS夫妻も来ていて
ヘルプチームは6人。
今年は田植えの時期は仕事で都合がつかず、
行くことができなかったけれど
スクスクと健やかに育った稲の姿を見るのは嬉しくて、
勝手にホッとしてみたり。
暑さが厳しくなってくるこれからの時期は、雑草たちとの大格闘。
まだまだ成長しきらない今のうちから地道に草取りを進めていく。
これを山崎さん夫妻は毎日毎日やっているんだなぁと
考えながら作業をしていると、本当に頭の下がる思いがします。
まわりの田んぼは不思議なくらいシーンとしていて、
雑草の姿も人の姿も見あたらない。
よそ様の田んぼには入らないからわからないけれど、
虫やザリガニ、蛙なんかもいないんじゃないかな?
それってとっても不自然なこと。
草取りは本当に大変な作業だけれど、
その手間を省くために農薬を使うというのは、
人間の都合で、お米のためにも田んぼの
土や水、そこに生息する虫や微生物のためにはならないだろう。
農家さんの苦労も知らないでと、
お叱りを受けるかもしれないことも承知で。
でもやっぱりそう思う。
山崎さんちのお米は本当に健やか。
笑い声やおしゃべりが田んぼには響いて。
長靴を履いたみんなが作業をしながら歩を進めることで
田んぼに空気が入って循環する。
「音を聞かせると稲がよく育つんだって」
Sちゃんが作業をしながら教えてくれた。
それは何も音楽を聞かせるとかじゃなくて、
田んぼの中を歩くといった作業の音で十分なのだ。
たった数時間しか草取り作業をしていないというのに
体が今もきしんでいる。
同時に田んぼの水と土を素手で感じた気持ち良さも
体に染み込んでいる。
健やかな田んぼはearthなんだなぁ。
何かをスーッとすくい取って、エネルギーを与えてくれる。
台風が接近中で各地域の農作物に影響がないことを祈るばかり。