山崎さんちの田んぼへ

月曜日の定休日にお米農家山崎さんのつくばの田んぼへ
友人が運転する車に乗せてもらって行ってきました。
先週の寒い雨降りの中、40人くらいの方々が行った
稲を干すために竹を組み、水没して倒れ、泥まみれになった
稲を起こして手刈りして救い出さす作業。
部屋の中でも肌寒かった日、さぞかし重労働だったろうに。
私たちが田んぼに到着すると、組まれた竹にはずらりと
稲穂が天日干しされていた。。
手伝いに来た人たちの姿がそこに並んでいるようだった。
月曜日の作業はその思いを引き継ぐ作業。
コンバインが上手く稼働できるように機械に絡まりそうな手強い雑草を
抜く人。倒れても発芽をしていない稲は手で刈り、稲穂を束ねて干す人。
壊れた作業小屋の屋根を直す人。美味しい賄いの準備や子どもたちの面倒を
みてくれる人。作業に来れない人からは応援物資が届いたり。
みんなの気持ちに応えようとふんばる山崎夫妻の思いはいかばかりかと思うと
鼻のあたりがツーンとしてしまったが、子どもたちが走り回っている姿や笑い声、
田んぼに集まったみんなのよく働き、よく食べ、よく笑っている様子にこちらが元気をもらった。
山崎さんの田んぼへ向かう途中の住宅街付近では
冠水した住宅のものらしき家財道具や瓦礫を運ぶ車を何台も見かけた。
川の色は泥水のような色をして、
川沿いの木の枝には洋服やら何やらいろんなものが引っかかっていた。
被害の爪痕と穏やかな秋晴れの空とのギャップがかえってつらいほどだったが、
作業を終えて帰る頃にはきれいな夕陽をご褒美のように見せてくれる。
自然の力強さ、あらがえない美しさと怖さ。
山崎さんの田んぼはこれからまだまだ作業も続くし、
(埼玉の田んぼの稲刈り作業もあるので)
状況に合わせた支援が必要となってくるでしょう。
お昼ご飯に炊いて頂いた新米は
疲れた身体をじんわりほぐしてくれるような美味しさにホッとしましたが、
販売や入荷の状況はまだ未定です。
状況が見えましたらお知らせしたいと思います。
この日は浜松から一人ボランティアでいらしていた方が
いらっしゃいました。その方が着ていたTシャツには
「できる人が できるときに できることをやる」と書かれていた。
これは2011年の震災のときにボランティアに行かれたときの
Tシャツだそうです。
本当にその言葉の通り。
私も私なりにできることを考えてやっていこうと思います。