食堂ヒトトにて

寒くなってからの定休日は
2日間のうち、1日は家にこもって
家仕事をしていることが多い。
(先日の実家の引越作業は別として)
が、今週はめずらしく連日の外出。
昨日は福島の食堂ヒトトで行われた「FOLKLORE」のライブへ。
実は「ヒトト」が東京・吉祥寺での営業の最後のしめくくりの演奏を
したのも「FOLKLORE」でした。
私もその場に立ち会うことができたのですが、
「はじまりの音」として昨日、移転後はじめてとなる
彼らの演奏を聴いていたら、一体ここはどこなのだろう?
と吉祥寺のあの空間と時間とろうそくの灯りが
福島の今の場所と解け合ってわからなくなってしまうようでした。
ライブが終わりに近づく頃に台風のような強い風が吹き始め、
そこに雪が混ざるのを目にして
「あぁここは福島なんだな」って目覚めるような感覚。
吉祥寺から地続きのまま、でもまたここでの時計の針があらたに
そして確実に動き始めている。
ヒトトとin-kyoは偶然にもほぼ同じ時期に東京のお店を閉じることになり
(ヒトトはビルが老朽化による建て替え工事で解体されることになったため)
これもまた偶然にもここ福島でお店を構えることになったのです。
closeとopenのそれぞれの経緯は違うけれど、
福島でお店をはじめて続けていくということ。
それを決めたことにお互い変わりはない。
私にとってそれは支えというか励みにもなっている。
この日のために東京からやって来てライブに一緒に出かけた
駒形家族の大沼ショージくんは
今日はPLAY TIME CAFEの丹治さんとin-kyoにやって来て
駒形のin-kyoの頃のようにカウンターで3人でコーヒーを飲んで。
in-kyoもこの地をしっかり踏みしめて日々歩んで来た1年だったろうか。
心地良いとか、落ち着くとか、楽しいとか、ワクワクするとか。
そんなことを感じて頂けるような場所に。これからこの先もそれは変わらず。
昨日の演奏会、そして蔵前・駒形の頃のような
日常の風景を目の前にして思ったこと。