一昨日、近所の居酒屋「魚三酒場」の前を通ったら、
PM6:00の時点で満席。
カウンターのテーブルには各自
自宅から持参したのであろう懐中電灯を置きながら
いつもと変わらない様子で杯を酌み交わしている様子。
ちょっと嬉しくなった。ほぐれた。
今日はYかぁさんやオカズデザインの呼びかけで
20人近くの人がカモシカに集まり、オイルサーディンや
アンチョビ作り、天気も良かったからドライトマトも大量に作った。
何をのんきな。などと思われるかもしれないけど、
地震による飲食店の営業休止などで築地では
物が売れず、処分されるものも多いと聞き、
何かできないかとYかぁさんやオカズたちが声をかけてくれたのだ。
築地班、スーパー買い出し班、お昼ご飯仕込み班にそれぞれ分かれ、
私は築地班に任命される。
築地を案内してくれたのは京橋で「ラ・ボンヌ・ヌーベル」を営む
佐々木さん。鰯10kgも手配してくれた。
葉っぱの一部が黄色くなりかけたルッコラ10束近くが
「無料」と書かれて隅っこに置いてあったのでそれもみんなで持ち帰る。
ルッコラはその後美しい色のジェノベーゼになった。
市場はガシガシと作業車(ターレ)などが走り、そこで威勢よく働く人がいて、
ぴんぴんの食材がみっしり集まっていた。「生」(勢?)がそこにあった。
カモシカではお昼ご飯のおむすびもみんなで作って、
オカズともさんが作ってくれた美味しい豚汁(澄まし汁の!)と一緒に頂く。
あたたかい湯気とみんなで囲む食卓は涙がにじむほど
きれいでシアワセな景色だった。
早寝早起きをしてしっかり睡眠時間をとっているはずなのに
みんなと一緒にいる間、ずっとずっと眠かった。瞼が重くてしかたなかった。
顔を見て、話をすることができて安心したんだろうなぁ。
こんな時間と場を与えてくれたYかぁさんとオカズデザインに心からありがとうを。
今夜は深く眠れそう。