笑顔の未来 と いちにち いちにち

今日も取材。この日は台東区のご近所さんの
お店やアトリエを訪ねる一日。
普段はお互いお店でゆっくり話す時間もなかなか取れずにいるけれど
会えばあれこれ話が弾む。話は仕事のことだったり、
モノの話だったり、町の情報交換がこうしてできる人たちが
近くにいることが心強い。本当に。いつもありがとうございます!
夕方までかかって腹ペコでタバコ臭いことを覚悟でひとりで近くの喫茶店へ。
タバコ臭いけれど、ここのサンドイッチやホットドッグはとても真っ当。
お店のおじさんたちの黒い蝶ネクタイとベストも◎
特別ではないけれど、それがホッとさせてくれる。
コーヒーを飲みながら先週のことを思い出す。
先週の月曜日。
午前中自宅にて取材。
気づけばいつから休んでないんだろう?
思い出せない・・・。
早寝をしても春が近づいているからなのかなんなのか
早起きができなくなっている。
春眠暁を・・・というにはまだ寒い。
などとぐずぐず言っている場合じゃない。
取材が終わってからは柏木江里子さんの展示を観に青山へ。
展示を観てすぐさま反省した。
昨年他界された柏木さんのしごと・ことば・花や植物の線・いろ・かたち・・・
それらを見みていたら、もっもっと自分がやらなければならないことが
たくさんあって、それをやらねばと柏木さんからエネルギー頂いたような気がした。
何度かごあいさつさせて頂いただけでしたが、
知らずに手にしていたもののなかには柏木さんがデザインをされた
ぽち袋やハガキなどなどがありました。
スッと背筋が伸びる思いでギャラリーを後にして
余韻に浸りながら大坊珈琲でひと息。
その後に吉祥寺のbase cafeで行われていた馬場わかなさんの写真展
「笑顔の未来」へ。
閉店一時間前のギリギリ到着。
月曜の夜だったのでお客さまも比較的少なくゆっくり観ることができました。
わかなさんにも会えて。
写真の向こう側からは笑い声まで聞こえてきそうな
元気な子供たちの姿。
笑顔は笑顔を呼ぶ。
私の口角も自然に上がっていたのに
頭の中とはまったく別のところで別のスイッチが入って
不覚にも涙がこぼれた。
何だったんだろうな。
前を向く彼らの姿以外のモノの写真でだ。
柏木さんの展示からもわかなさんの写真からも
やさしさは強さということを感じた。
抱えきれずにあふれてしまいそうな濃い一日だったけれど、
見に行くことができて良かった。
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柏木江里子さんの絵に青木美詠子さんが言葉を添えた作品集
「いちにち いちにち」 多くの方に手にとって頂きたい素敵な本です。
in-kyoにも今後入荷予定です。