先週末。つくばで禿鷹プラスという名前で
いちご農家をやっている島津くんに頼んだいちごが届いた。
大粒のぜいたくいちご。
一粒の中にいろんな味がして、それだけで
お菓子の様な満足感。
オカズデザインのともさんは
「バナナのような味わいだったね」と言っていた。
なるほど!さすがの表現。
言われてみたらそれぐらいねっとりとしていて、
甘味だけではない複雑な奥行きがある美味しさだったな。
実はずいぶんと大人になってから自分がイチゴが大好きだということを自覚した。
一粒で満足。などと書いてしまったけれど、ウソです。
食べはじめたら止まらない。
他にも小粒のとちおとめや紅ほっぺを送ってくれたけれど、
それぞれ個性がはっきりとしていて甘いのと酸味があるのを
行ったり来たり。食べ比べができるなんて本当に贅沢。
前に畑にお邪魔した時にいたヤギがこどもを産んだそうな。
そのときにヤギ乳と美味しいヨーグルトと凍らせたいちごを
ミキサーにかけて出してくれたスムージーがびっくりするくらい美味しかったっけ。
あ、産みたてのニワトリの卵の卵黄も入れてたな。
いちごは放射能検査で不検出だったと。そう聞いてホッとして。
そういうことが自分の中で日常になっている。
川上弘美さんの「神様」みたいだ。
作物や器や道具、日常のものたち。顔が見えている人たちから届く
それらのものがあることで元気をもらっている。支えてもらっている。
早川ユミさんの展示が本日で終了した。
ユミさんご本人はもちろん、展示や本を通して
何が大事なことかをあらためて強く感じたアノニマ・スタジオの企画展でした。
展示期間中に流していた映像を見ていたら、無性に高知へ行きたくなってしまった。