開花宣言

待ちに待った滝桜の開花宣言が昨日発表されました。
パチパチパチ!
今日は終日あたたかったので、散策も快適だったのではないでしょうか?
とはいえ、観光でいらしたお客様に滝桜の様子をうかがうと
まだまだこれからといったようで…。
やはり見頃は来週となりそうですね。
滝桜だけでなく、三春の町なかにも桜の見所はたくさんあるんですよ。
町あるきマップ片手にぜひ散策してみて下さい。
さて。
今日でin-kyoが三春へ移転OPENをして1年が経ちました。
季節の風景も匂いも色も、そして日々の出来事や人との出会い…
全部といっていいほど新しいことの連続で
あっという間に今日がやってきたように思います。
それでも無事1年が迎えられたのは
本当に多くの方々のお陰です。
何もお返しができていませんが、今はまず元気でいることと、
お客様に喜んで頂けるお店を続けていくことでしかないかなと。
お店がより良く、そして長く続けて行けるように
2度目の季節も頑張ります。
来週21日〜は陶芸家・くまがいのぞみさんの個展が始まります。
福島でははじめての展示となりますのでどうぞお楽しみ!

サクラ サクラ

ころころと天候が変わるこの頃。
今日は昼頃から冷たい雨が降り始めた。
これが「花おこしの雨」となるのだろうか?
三春観光協会のHPでは滝桜の開花状況が
逐一画像で更新されている。
ずいぶんとつぼみは赤みを帯びて膨らんできているけど
まだもう少し。開花予想は13日との情報ですが
さてどうでしょう。
気が急いてなんだかそわそわしてしまう。
今日は父の誕生日。
そして明日は2011年にこの世を去った美術作家・永井宏さんの命日。
お通夜の日の帰り、鎌倉駅に向かう道の途中では桜吹雪が舞っていた。
毎年桜に心奪われ、でもそこには切なさも混じって
だからなおさら涙が出るほど美しく感じるのかもしれない。
永井さんは福島にも何度か足を運んでいらした。
かれこれ15年以上前だったと思う。
「こんなところがあってね、行ってみたらいいよ」
こうしてよくみんなにいいと思う場所や人を
気軽に(そそのかすように?)すすめていた。
どういいかはあまり教えてくれない。
そんな調子だからこちらも「ふぅ〜ん」と軽く聞き流したいのだけれど
だいたいが気になってしまって頭の片隅にしっかりと残っている。
そうして訪れた場所のひとつが福島市の「あんざい果樹園」であり、
あんざい家のみんなとの出会いでもあり、新潟のエフスタイルのお二人とも。
永井さんからお話を聞いていたお二人には会ってみたいとずっと思っていた。
それが10年以上前になんと三春で行われたとあるイベントでご一緒することに。
その後、福島に縁が生まれ、私は現在三春で暮らし、お店を構えることになるとは。
なんだか全て永井さんにコマを動かされているような気さえしてくる。
でもその采配に今更ながら感謝しています。
たまに永井さんが今にも扉を開けて、
「やぁ」とお店にやって来そうな気がするときがある。
いや、すでにフットワークの軽い永井さんのことだから来てますね。きっと。
少し先を行って、こちらがウロウロと進む道にあかりを灯してくれていたんだなぁ
って今だから思える。気づける。そのことを直接言うことができなかった。
三春は今日はこんな寒い雨降りだけれど、
明日、葉山の海は晴れてウィンドサーフィン日和になるといいですね。永井さん。

昨日は

我が家に来客があり、お店が終わってからは
いつもより早く家に帰って張り切って晩ごはん。
仕度をしながらどんどん楽しくなってしまって
モリモリ作りすぎ?
が、3人でみんな良く食べ、きれいに平らげた。
地味〜なごはんでもこうして喜んで食べてくれる人がいると
根が単純なのでやっぱり嬉しい。
もっと美味しく作れるようになりたいなぁとやる気がわく。
ま、本当に簡単でシンプルなものしか
なかなか作れないのだけれど、家庭料理はそれでいいのかなと
自分を甘やかしている。
さて。
三春の町なかをツバメが飛び交うようになりました。
桜もいよいよ。かな?
今度の週末には開花予想が出ているようです。
「お知らせ」のページには交通案内を含め三春町観光協会のサイトへの
リンクを張りましたのでどうぞご覧下さい。
そして!
くまがいのぞみさんの展示期間中、4/22(土)に販売する
もりかげ商店さんの「桜のどらやき」はまだまだご予約受付中です!
この機会にぜひ美味しい春を味わって下さい。
20170318-もりかげ商店どら焼き.jpg

ケキョ ケキョ

ケキョ ケキョ
ここ数日早朝、家の近くでウグイスが鳴き方の練習をしている。
ホーケキョ。
惜しいなぁ…
目覚まし時計ではなかなか起き上がれないというのに
このなんとももどかしい鳴き方を聞いてしまっては
起きないわけにいかなくなってくる。
昨日のウォーキングは雨降りだったのでお休み。
今日は徒歩通勤という名のウォーキング。
あたたかな春雨のお陰か、つい数日前よりも
草花が育っている気がする。
梅や桃は早いところで満開を迎え、だいたい8分咲きといったところ。
お待ちかねの桜は蕾はまだまだ固く、
遠くからだと木々が赤みを帯びているように見える。
冬の間にはそれほど主張していなかったのに、
自分が気にかけているからか、歩ける範囲でも町にはこんなに
桜の木があるのかと感心してしまうほど。
歩きながら刻々と変化する春のこの息吹の瞬間を見逃したくないと思ってしまう。
もうすぐ。もうすぐ。
この時期に遠方からお越しの方のために
「交通のあんない」をお知らせページにUP致しますので
ご参考になさって下さい。

人生フルーツ

つばた修一さん 英子さんのドキュメント映画
「人生フルーツ」
三春には映画館はなく、郡山の映画館は
大手配給会社の映画の上映がほとんどなので
気になる映画もなかなか観ることができないことが多い。
先月に東京で上映していたものの、
上京の際にもタイミングが合わず残念に思っていたところ、
福島市にある映画館フォーラムで1週間だけ上映されると知り、
色々なスケジュールをきゅーっと調整して
昨日の休みになんとか行くことができました。
いやぁ観に行けて本当に良かった。
お二人のことを知ったのは、あんざい果樹園のお母さん・久子さんに
「素敵な二人がいるのよぉ」と本を見せてもらったことがきっかけ。
その後自分でも出ている本を揃えて何度も読み返している。
映画はそんなお二人の3年間を追ったドキュメントなのだけれど、
お二人の暮らしのリズムでコツコツと重ねていく日常が
静かなのにとてもドラマティックというか、色鮮やかで豊かなことに
感動してしまった。こんな風に自然とともに歳を重ねられたらと。
もちろんまったく同じようにはできない。
でもそれはまた私たちの暮らしの中でできることを
探していくおもしろさにもつながっていくかと思うと
やはり毎日大事に暮らさねば…
そんなことをつらつら思いながら家に帰ってからもずーっと余韻にひたっていた。
フォーラム福島での上映は明日、7日まで!
他の地域の方も近くで上映しているところがあればぜひ。
おすすめです。

春の味

今朝も気持ち良く晴れていたのでウォーキング。
夫君は仕事で早朝に出かけなければならなかったので
今日はひとり。
家からお店までの距離に加えて、お店のすぐ裏手にある
不動山散策路へ。TOTAL40分ほど。
ここの頂上(といっても丘くらいだけれど)に登ると
遠くに安達太良山を望むことができる。
真っ白い雪に覆われた山が美しい。
そういえば、昨日今年はじめてウグイスの鳴き声を聞いた。
そして今朝も。
もうだいぶこなれた鳴き方だったから山で練習済みだったんだろうか。
林に入ると、冬とは違う緑の匂いがする。(土の匂い?)
春がやってきたんだなぁ。
昨夜の晩ご飯は春の食卓。
昨年はじめて知った土地の味、茎立ち菜。
これをサッと湯通ししてオリーブオイルと塩で和えたもの。
おひたしにしたのも食べたかったので別に分けたものに鰹節を削って。
ぱっと見コシアブラに似た山菜「あいこ」は胡麻よごしに。
黒ごまを擂ってお味噌と少しのお水とお醤油を混ぜて、
砂糖代わりに甘酒で甘みを。
ウドとわかめの梅味噌和え。
さしみこんにゃくにゆず味噌を添えたもの。
揚げ物が食べたくなったので厚切り揚げじゃが。
と、ごはんとお味噌汁。
春の苦味は大人になってわかった美味しさ。
冬の間、体に溜まったものを掃除してくれる。
ついこの間もフキノトウと
富山土産の山菜・なるこゆりの天ぷらを食べた。
体が欲しているらしい。

ウォーキング開始

あまり意気込んでも失速しそうなので、
できるときに無理なく長く続けよう!と
今朝から始まったウォーキング。
でもウォーキングではなくこれは朝の老夫婦の散策だなという我ら。
ま、いずれにしても早起きをして澄んだ空気の中、
土の上を歩き、鳥の鳴き声を耳にして…という状況は
なんともいえず気持ちがいい。
しかも坂や山道が多い三春。
ふつうに歩いていてもなかなか良い運動になりそう。
今日は福じゅう寺から裏手に上がって、
歴史民族資料館に出る散策路へ。
梅の木は満開で、桃も場所によってはちらちらと紅色の花を咲かせている。
が、境内のしだれ桜の蕾はまだ固い。
20170403-梅.JPG
梅・桃・桜が同時に咲くことが三春の地名の由来と
聞いているけれど、ここ数年の気候ではなかなかその景色を
見ることはできなくなっている様子。
三春は深い雪に覆われて…というほどではない土地だけれど、
こんなにも春を待ち遠しいと思うようになるとは。
20170403-フキノトウ.JPG

今日から

昨年のことをついこの間のことのように
思い出してしまいますが、まさにOPEN準備まっただ中でした。
エープリールフールも嘘などつくヒマもなく過ごしたように
記憶しています。
4月に入るとなんとなく何かを始めたくなるもので
あたたかくなってきたら、運動でもしようと
まだまだ寒い頃からジョギングシューズをPCで検索。
(たぶんそこが間違っているんでしょうけど)
なんてことをしていたら夫君に
「はじめはウォーキングからはじめてみたら」と。
確かに。
そんなこんなで4/1からウォーキングをはじめるぞー!と
意気込んでいたというのに今朝は雨。
出鼻をくじかれるとはこのことか。
でもその雨もお店に着く頃にはやんでしまった。
あれれ。
明日からは絶対に!
なーんて力まずにできる範囲で体を動かしていこうと思う今日この頃。
こう見えて元陸上部。
エープリールフールですがこれはホント。
写真は関係ないけれど、こちらは日暮里にある古くからある喫茶店
↓  久しぶりに前を通ったらまだ営業中で嬉しくなってしまったので。
20170401-日暮里喫茶店.JPG

お江戸へ

私用と仕事と諸々あって
定休日を使い、今月2度目のお江戸へ。
三春に比べればさぞかし暖かいだろうと
思ったものの昨日の日中以外は思いのほか肌寒かった東京。
今回の仕事は打ち合わせやら買い出しやら。
その合間に神楽坂で行われていた漆の宮下智吉さんの
個展の最終日に滑り込み。
今年の12月にはin-kyoでまた個展を開催する予定で、
その前に新作やずっと作り続けているお椀などを
またあらためて見ることができて展示のイメージがむくむくと
わいてくるようだった。
そして昨日は木工の渡邊浩幸さんと打ち合わせ。
長い長いスパンでものごとを積み重ねていくような
提案を渡邊さんがしてくれて、ここ数日モヤモヤしていたことが
晴れるヒントを与えてもらった気分。
誰かと何かをかたちにするのはこういうことがあるからおもしろい。
7月か8月に親子で楽しめるワークショップを企画予定しておりますので
乞うご期待!詳細は決まり次第「お知らせページ」にUPします。
その他は久しぶりに日暮里の生地問屋街へ足を伸ばしたり、
突発で連絡をしたというのに友人夫妻のお宅に
遊びに(晩ごはんまで!)行かせてもらったり、
15年以上通っている美容室へ髪の毛を切りに行ったり、
友人達がつくりあげた映像・音楽・空間に触れたり…
思いがけずバッタリとたくさんの人たちに会うことができた。
それでもまだ会いたい人、行きたい場所があるっていうのは
欲が深すぎるかも。また次回のお楽しみだな。
私の頭の中にメモリがあるとしたらもう情報が溢れ出るほどでメモリ不足。
東京は刺激がいっぱいだな。ほんの1年前まではその中に
とっぷりと浸かっていたというのになぁ。
あの頃はどこかフタをしてしまっていたのかもな。
しばらくはスルメを齧るみたいにしてこの情報を反芻しよう。
東京桜はまだほとんどが咲き始めたばかりだというのに
中にはこんな満開の木も

20170331-東京夜桜.JPG
帰りはできたばかりの新宿バスタから高速バスに乗って
帰ってみることにした。
新宿から郡山まで4時間。
バスからは咲き始めたばかりの桜をあちこちで見ることができた。
集中して本を読んだり、途中ウトウトしつつ、
三春に帰ったらやりたいことがどんどん頭に浮かんで来て
なかなか良い時間だった。
が、家に着いたらくったりとしてしまい、夫君が晩ご飯を作ってくれた。
玄米ごはん、お豆腐とわかめたっぷりのお味噌汁。
夫君の富山出張のお土産のお魚の照り焼き、山菜の酢みそ和え
レタスと新タマネギ、ニンジンのサラダ
私が出かける前に仕込んで行った鶏の胸肉の三五八漬けを
カブと一緒に土鍋蒸しにしたもの
お腹いっぱい美味しくいただきました。
無いものもいっぱいあるけれど、おウチはやっぱりいいな。

春雪

先々週の雪景色とほぼ同じようですが…
20170328-IMG_5480.JPG
朝目覚めて外を見ると真っ白!
昨夜にはそんな気配すらなかったのに、
雪はじゃんじゃか降り続けています。
水分をたっぷり含んだ重い雪は春の雪。
あんざい果樹園のお父さんが、おっしゃるには
この時期の雪は「春雪」といって浜通に降ることが多いのだとか。
(三春は中通ですが)
この寒さでは桜の開花は遅れるかなぁと言っていたら
夫君が雪が降った後、暖かくなると目を覚ますみたいに
逆に開花が早まることもあるんだよと。なるほどぉ。
昨年はご近所の方に咲き始めの桜の時期に「花おこしの雨」の話を
教えて頂いたっけ。
ここは広大な大自然の中ではないけれど、
小さな自然を身近に感じられる。
それにしても雪が降る勢いがすごくて、
雪かきをしてもまたすぐ積もる。
結局、開店前に2回戦の雪かき。