明日は

くまがいのぞみさんの展示が6日から始まります。
明日(5日)は設営のため通常営業は終日お休みを頂きますので
何卒ご了承下さい。
月曜日の定休日にはオカズデザインのフードアトリエ「カモシカ」で
行われている坂野有紀さんの展示に行ってきました。
この日は朝9:00〜朝ごはんのスープと青木隼人さんのギター演奏会。
岡山県蒜山の清らかな水を温めた白湯にはじまり、
蒜山工藝の皆さんの手で大切に育てられたエビ芋を使ったやさしいスープ。
そして青木さんの透き通るようなギターの音色。
オカズデザインの素材の声を聞くような料理が身体を喜ばせてくれる。
そしてその料理をすくいあげるスプーンは坂野さんの手から生まれた道具たち。
同じ時間、同じ空間にいた方々。
激しく降る雨も美しく感じるような心がなだらかになるような時間でした。
まるで修道院の中にでもいるようだったな。
同じようにとはたぶんいかないけれど、自分もこうありたい。
すごくすごく特別なことのようであり、
でもそれがふつうのこととして日常の中にあったら
さぞかし日々は素晴らしいことでしょう。
がんばろ。私も。

今年も

毎年周年の記念日にはくまがいのぞみさんが
お祝いのケーキを送ってくださいます。
今年は八王子にある「ハナユラカヒミ」さんのガトーショコラと
家(名前の由来となった隠居部屋)のかたちをしたクッキーや
8の文字のクッキー。
ハナユラさんは毎年くまがいさんの展示にも来て下さっていて、
お二人からの愛情ケーキ。
8本のろうそくに火を灯してふーっと!
願い事?
は内緒です。笑
ありがとうございました。
そうそう。
昨日用意した日本酒はセレクトをいつも頼りにしている福島の橘内酒店さん。
洋梨はあんざい果樹園さんからの差し入れ!そして仁井田本家「秋あがり」のお祝い酒まで。
札幌たべるとくらしの研究所からはトマトソースとセロリペーストの差し入れも。
ペーストはこちらも用意をしていたcimaiさんのカンパーニュに添えて。
えーっと。
その他にもNAOTの宮川夫妻からは素敵なリースが。こちらは店内にさっそく飾っていますので
ぜひご覧下さい。
他にも昨日ご来店のお客様や友人からもお祝いを頂いてしまい恐縮です。
本当に本当にありがとうございました!

8周年を迎えました!

10月31日
8年前にin-kyoがスタート。
今年でまる8年が経ちました。
日頃ご来店下さっているお客様はもちろん、
遠方のお客様、お取り引きをさせて頂いている
作家の皆様、会社の皆様。
そしていつも支えてくれている友人・知人、家族。
昨年の日記を見直してみても、同じようなことしか
今年も言えないのですが、本当に感謝の言葉しかありません。
毎日必死であっという間。
でも日々いろんなことがたくさんたくさん積み重なって、
中身がぎゅっとつまった8年です。
今日は「スナックちえ」と称して
私と駒形家族のカワウソ・萬田氏が料理を、
お会計やらサーヴやら色々お手伝いを同じく
駒形家族の大沼ショージ氏というメンバーで開催。
最初は立ち飲みでしたが次第にテーブルを囲んで着席に。
みんなが楽しそうに飲んで、食べて。
in-kyoという場でワイワイと会話をして笑顔でいてくれて
もうそれだけで至福でした。
今年は色々と変化の年で、結婚をし、環境も変わっていきます。
変わっていくこと。ずっと変わらないこと。
何事も「絶対」ということはないのだと
震災後に考えるようになったけれど、できることならばずっと。
夜中までかかってひとりゆるゆると片付けをしながら
そしてどうしてもコーヒーが飲みたくなって、
コーヒーを飲みながらそんなことを思った9年目スタートの夜。

シンプル

ひょんなことから以前に「また一緒にここで飲みましょう!」と
なった陶芸家の五月女寛さん(同い年)と
shopオーナー大先輩のIさん。
そこに急遽お誘いしたこちらも大先輩のTさん。
「ここ」というのはともすけさん。
食いしん坊は自認してますが、ある程度の年齢にさしかかり
あとどれくらい外食をするのだろうか?なんてことを考えると
年齢のこと、身体のこと、食欲だってこの先どうなるかわからない。
老け込んだ気持ちになっているのでは決してないのだけれど、
あれこれ調べて積極的に多くを知ろうとしなくても、
季節ごとに訪れたいなぁと思えるお店が自分の中で
数件あれば、もう十分満たされているような気が最近はしている。
1ヶ月ぶりのともすけ料理は秋メニュー。
栗やキノコ、いちぢく、その他にあれもこれもと
今日も感激の皿たち。
料理に合うワインも相変わらず美味しいし、
テーブルを共に囲むみなさんは
大先輩だというのに気さくで楽しくて素敵な大人の方々。
気づけばこの日の店内には知り合いがそれぞれのテーブルに。笑
まるで大家族で美味しい食卓を囲んでいるような。
美味しいだけではない幸せな空気。
これもごちそう。
先輩方も五月女さんも共通して言えることは
大変な仕事をしているように見えても(実際に大変だけれども)
ご本人たちはそれもひっくるめて楽しもうとするバイタリティの
ようなものを持っていること。
「好きだから」と言ってしまってはあまりにも簡単すぎるけど、
でも結局はそれだけシンプルなことが原動力なのかもしれない。

TFCの前身

今日はUちゃん宅でTFC(台東区フォーククラフト協会)の
立ち上げメンバーに混ざって飲み会。
Uちゃんの美味しい料理がどんどん出来上がって
テーブルに並び、みんなで囲んでワイワイごはん会。
協会などとつくと堅苦しいもののように
聞こえるかもしれないけれど、
いえいえそこはTFC。
台東区のものづくりに関わる気持ち良く、楽しい人たちが集まって
飲み会をする…というそんな口実?の会?なのかな?
でも雑談の中から面白いアイディアが生まれたり、
なんといっても仲間がいるという心強さに
助けられたりしているのです。
お店はひとりでやってはいても、一人では
そんなに大したことはできないのです。
ひとりじゃないんだなって思わせてくれるみんなよ、ありがとう。
青白いほどに光る満月がきれいな夜。

秋の夜長

涼しくて寝心地が良いからか、
いつまでも眠れそうなくらい起きては寝て
起きては寝てを繰り返す。
が、さすがに気持ちのいい陽射しに誘われて
昼前には観念して起きることに。
今日は何もしない日と昨夜から決めていた。
何もしないといっても「仕事は」ということで
本を読んだり編み物をしたり、合間にコーヒーを入れて。
そうやってのんびり過ごしていると
頭にプカプカとやらなければならないことが浮かんで来る。
つい気になって結局仕事も合間にちょこちょこやって。
あぁなんという貧乏性。
結局仕事と暮らしときっちりわかりやすく
切り離すことができないことをやっているんだなぁと今更ながら。
ま、編み物もことのほかはかどった。

一ヶ月

月日が経つのは早いもので。
月に一度、定休日の日を使ってお店で漆継教室を行っています。
ついこの間…と思っていたのにもう一ヶ月が経ったのだなぁ。
(すみません。新規クラスの募集は今のところ予定しておりません)
漆作家・宮下智吉さんの奥さま明日香さん(くっしー)が先生。
全行程を月に一度×8回で進めていくゆっくりとした作業。
仕事の具合で参加できないこともあるものの、何より私自身が
この教室での時間を楽しみにしている。
地味かもしれないけれど、静かで集中しながら黙々と
自分のペースで進めていく作業がたまらなく好きなのです。
しかも欠けたり割れたりした器がまた使える様になり、
今までよりも手をかけた分、さらに愛着がわいてくるのです。
20151025-漆継カップ.JPG
今日はその教室の合間に12月に開催する宮下智吉さんの
DM撮影をご近所カワウソの大沼ショージ氏にお願いしました。
展示のテーマは「家族の漆」
漆の器には美味しそうなお料理がたくさん盛りつけられたのですが
それはすべて宮下さん自ら作ったもの。
これがまためちゃくちゃ美味しいのです。
とーっても素敵な写真になりましたので乞うご期待!
もちろん作品となる漆の器たちも素敵なものばかりなので
どうぞお楽しみに。
DMは11月頭には店頭での配布ができると思います。

洗濯機

なんだか考えなければならないことだらけで
頭の中がいっぱい。
洗濯機の中で洗濯物どうしが絡まっているみたいに
どこから引っぱり出して何から干せばいいんだろう?
という状態になっていた昨夜。
それを夫に言うと、
「とにかく箇条書きにして書き出してみようよ」
「はい。そうですよね。」と私。
冷静だなぁ。よく怒らないなぁ。
私だったらそんなこと言われても困るよなぁと思う。
せめて「大変だねぇ」と言うくらいだろうなぁ。申し訳ない。尊敬します。
早速A4のわら半紙にザーーーーッと書き出したら
2枚とちょっとになった。頭の中の地図。
洗濯物が洗い終わって洗濯機から全部出された状態。
ちょっとすっきりした。
今日はお店の掃除をしながらその箇条書きの中から
作業としてできることを頭の中でリストアップ。
すぐには片付けられないというか、考え続けなければ
ならないことはひとまず置いておいて。
掃き掃除や窓ふきなどの拭き掃除などいつもの掃除に加えて
換気扇の掃除も。考え事しながらだから気づいたら
掃除が進んでいて、頭の中も少しずつ整理。ふぅぅ。
頭の中を半ぶんこ。
洗濯機で言ったら二層式?助けられてるなぁ。

朝駒形

ご近所カワウソで朝ごはんを食べようということになってお呼ばれ。
気持ちの良い時間。景色。
20151023-朝カワウソ.JPG
なんてことはないことかもしれないけれど、
こんな時間がある日常がいとおしい。
in-kyoを掃除しているときにも
ふとしたときにそんなことを思う。
夏とは明らかに違う光の具合や影。
毎日の様に目にしているというのに
きれいだなぁとまた今日も飽きずに思う。

歳をとるということ

先日訪れた福島のあんざい果樹園の
安斎久子さんに教えて頂いた、
つばた英子さん つばたしゅういちさん夫妻のこと。
早速Amazonで(本屋さんが近くにないので)お二人の本を購入。
こんなことをいつかしてみたいと自分が思っていることを
実際に、しかも80歳代で楽しそうに実践されているお二人の
暮らしぶりに興味津々。
歳を取るならこんな風に年齢を重ねていきたいものです。
お互いのことを尊重し合う…いってみれば思いやりですね。
夫婦の関係性もとても素敵。
一年先のことですらどうなっているかなんてわからないけれど、
やってみたいと思っていること、こうでありたいと考えることを
少しずつでいいからはじめてみようと人生の大先輩の本を読んで思いました。
読書の秋だな。
無性に手を動かしたくなって、編みかけの編み物を引っ張り出して
数分だけでも編んだらなんだか気持ちが少し落ち着いた。
手を動かすことで頭の中の整理が少しはできたんだろうか。