本日は蔵前界隈の月イチイベントの日

今日は蔵前界隈の月イチイベントの日です。
気温がぐっと下がって今朝は一段と冷えこみました。
どうぞあたたかくしてお出かけ下さい。
石川さんのガラスに加えて
in-kyoではアノニマ・スタジオの月イチ本棚と題して
この時期にぴったりな絵本、新刊の本、おもてなし料理に
おすすめのレシピ本などをセレクトした本が本棚に並んでいます。
どうぞこちらもぜひゆっくりとご覧下さい。
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石川さんのガラス。
冬の陽射しにかざしてみたり、夜のライトの陰を楽しんだり。
ひとつひとつ微妙な違いを見比べてみるのも楽しいです。
明日の日曜日も営業しておりますので
どうぞ週末の蔵前へ、そして展示開催中のin-kyoへお出かけ下さい。
ご来店お待ちしております。

本日5日から

石川硝子工藝舎・石川昌浩さんの展示が
本日から始まります。
写真のUPが追いつかなくて残念ですが
今朝は冬らしくキュンと引き締まるような
澄んだ空気とやわらかな朝陽に照らされて
ガラスが美しく輝いています。(写真は後ほどUPします)
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コップなどのグラス類の充実さはもちろんのこと、
大鉢やリムプレート、入れ子にもなるサイズ違いの
切り立てのような円柱の器。酒器、ワイングラス…
その他にも花器やヒヤシンスなどの球根用の瓶、
グラスジャー、燭台などのインテリアに馴染むガラスもたくさんあります。
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中には琉球張り子の豊永盛人さんとのコラボ作品や
石川さんのガラスを撮影した大沼ショージさんの
吸い込まれるような光と陰を切り取った写真も展示しております。
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冬にガラスの展示?などとどうぞ思われませんように。
やわらかく、しなやかに。
冬の暮らしをあたたかく豊かにしてくれるガラスたちの展示を
ぜひぜひご覧下さい!

エッセンス

何を誰とどこで、どんなふうに。
アハハと笑いながら囲む食卓。
ひとりでもじんわりと味わう食卓。
料理を美味しくしてくれる大事なエッセンスは
そんなところにもある。
器や調理道具なんかも手助けしてくれる。
あんざい家の食卓を思い出してふとそんなことを思った。
今日はおだやかに晴れたあたたかな一日でした。

an apple’s day

日曜日の夕方から友人の四分一亜紀さんと一緒に
福島のあんざい果樹園に行ってきました。
今回の福島行きは「an apple’s day」と題して24日に行われた
あんざいファミリーと四分一さんが企画したイベントのお手伝い。
イベントには札幌のたべるとくらしの研究所のあんざいファミリー、
お父さんのあんざい果樹園、お母さんのUtsuwa gallery あんざい、
茨城県の結城市からフォルクスワーゲンのキッチンカーでやって来た
カフェ ラ ファミーユ&ジェネラルストア、ライヴはtico moon、
そして手ほぐし足ほぐし隊が参加!
三連休最後の月曜日。
お天気も素晴らしく良く
頂上にうっすらと雪が積もる遠くの山が近くに感じるほど。
キリッと清々しい初冬の空気に包まれる中、
たくさんのお客様がいらっしゃいました。
私は直売所で草ちゃんとリンゴや洋梨の販売を手伝ったり、
駐車場係りをやったり、その合間にファミーユさんの
美味しいガレット(ランチガレットとリンゴガレット両方・笑)を味わったり。
ゆったりと和やかにイベントを満喫。
あ、ライヴの受付嬢も。嬢?
tico moonの幸せな音の連なりに包まれて。
さらにその合間には給食のおばちゃん部隊のようにお昼ごはんや
晩ご飯の準備を手伝ったり。
おむすびをわっしわっし握って、夜には餃子200個以上!!!を
裏方チームみんなで作って。
イベント終了後の打ち上げではあんざいファミリーの地元の友達たちも
加わって、30人以上はいたんじゃないかなぁ。
朝も昼も夜も
みんなで食卓をワイワイと囲んでよく笑い、よく食べて。
イベント自体ももちろん素晴らしかったけど、
そうそう。
このワイワイと楽しいひとときがあんざい家の醍醐味。
行けて良かった。
みんなと一緒にあの時間を過ごすことができて本当に良かった。
そうした時間がまた日々の栄養にもなっていく。

先週からのこと 4 たなかれいこさんのお料理教室

まだまだ思い出し日記。
こうして振り返っているということは
今月はインプットの多い月だったんだなぁ。
月に一度通っていた食のギャラリー612を主宰する
たなかれいこさんのお料理教室も今月が最終回。
お料理のレシピを覚えるというよりも、
もっともっとそれ以前の大切なことも教えて頂いた時間でした。
切れ味の良い包丁とその正しい使い方、姿勢ひとつ変わるだけでも
料理の味や香りはもちろん、料理への向き合い方が違ってくる。
気分だって良くなって、疲れていても「さぁて頑張ろう」なんて
思えてきたりして。
体が必要としている季節のものを美味しく、楽しく味わう。
そのためにどうするか?に尽きるのだけど、
奥が深いからこれまたおもしろい。
教えて頂いたお料理はどれも美味しいし、
お話は勉強になる興味深いことばかりで
まだまだ知りたいことがたくさんあるけれど、まずはひと区切り。
また継続の教室に通える機会があったら続けたいと思ってます。
たなかれいこさんは
「100%の正解は人から聞こうとするのではなく、
自分で見つけるものです」
ということをおっしゃってました。
わからないことや知らないことは人に聞いたとしても、
それを自分の目や耳、舌、体を使って確かめる。考える。
判断して決めるのは自分。何にでも言えることだなぁと。
日常の中では委ねたり流されてしまったりしていることって案外と多い。
ジャッジは自分でしているだろうか?ちょっと意識してみたい。
12月の上旬にはたなかれいこさんの新刊のお料理本が
発売されるそうです。こちらも非常に楽しみ。

先週のこと 3 酉の市

今年の酉の市は二の酉まで。
しかも二の酉となる22日は更なる混雑が予想される土曜日。
それを考えると是が非でも一の酉に行かねばと、
ちょうど昭和村へ出かける日だったので、
早朝4時起きをして鷲神社へ行って参りました。
まだ真っ暗なうちから鷲神社へ向かい、
その時間はさすがに参拝客もまばらで
余裕でゆったりとお参りをすることができました。
(日中から夜にかけては境内に入るだけでも長蛇の列となるわけです)
が、が、さて熊手を買おうといつも購入しているよし田さんへ行くと、
何とネットがかけられていてお店の人不在!
寝ぼけた頭な上にショックすぎて
しばらくボー然と立ち尽くしてしまったものの、開くはずもなく、
泣く泣く諦めて帰って来ました。
というわけで、今年の熊手は夕方から酉の市に行くという友人に頼んで
買ってきてもらうことに。
熊手ならどこのでもいいのではなく、
やっぱり手作りの良さが伝わるよし田さんのなのです。
友人のお陰でホッとひと安心。
今年もこれからどうぞよろしくお願いしますと
手を合わせるのでした。

先週のこと 2 からむし織

先日からむしの里、福島県昭和村へ行ってきました。
「からむし」という存在を知ったのは、
からむし織作家のますみえりこさんに出会ったことがきっかけでした。
しかもますみさんにはじめてお会いしたのは
原宿のオーパギャラリーで行われていた
くまがいのぞみさんの展示で。
確か、お店を始める前だったからかれこれ10年近く前になるのかな?
縁というのはおもしろいものです。
ところでからむし(苧)とは?
イラクサ科の多年草植物で、別名苧麻(ちょま)ともいいます。
からむし織はその繊維を使って織られる織物で…などと簡単に言葉で
言ってしまっては申し訳ないほど。
からむしを育てるための畑作りが5月の小満の頃に始まり、
夏には育ったからむしを刈り取り、糸の素となる繊維を
取り出す苧引き(おひき)という作業をし、
秋から冬の間には糸作りの作業に入ります。
細く裂いた原麻を組み合わせ、先端どうしにヨリをかけながらつないで
糸をつくることを苧績み(いとうみ)と呼ぶのだそうです。
「糸を生んでいく」
耳に届くその言葉の響きの通り、ますみさんはこの作業が
大好きだと言っていました。
そうしてうまれた糸に今度は糸車でヨリをかけていきます。
ここまでが織りを始めるための下準備。
ようやく織りの作業へと取りかかるわけです。
これでも実際の作業を考えると、びゅーんとワープするかのように
簡単に説明してしまいましたが…
お米や果樹を育てるのと同じように
一年を通してじっくりゆっくり、
全てが手作業で行われる、まさに手仕事なのです。
以前に素描家・しゅんしゅんさんと
ますみさんのアトリエへ伺ってお話を聞き、
先日は三人で福島県の昭和村へ行って来たのです。
地元の方々のお話も伺って、すぐに何かを伝えたいという
気持もわく一方で、そこにはそんなに簡単なことではない難しさや
素晴らしさ、深さなども知り。
私が何かを伝えるには、からむし織りができあがるまでの速度のように
ゆっくりじっくりの時間がまだまだ必要かもしれません。
ただ、モノが生まれて育ち、継がれていこうとしている土地の空気を
感じられたことは、また確実に何かへと繋がっていくのだろうな。
まずは私はからむし織りを知るきっかけとなった
ますみさんが生みだすからむし織の魅力を伝えていきたいなと。
来年の展示のかたちをこれから頭の中で熟成中。
小さな織地ひとつも大切にしているますみさんが作った
小さな小さなポシェット。寅さんのように首から下げます。

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先々週からのこと 1

くまがいさんの展示が終わってから、あーっという間。
2週間近くが経ってしまい、今は来月の展示、
ガラスの石川昌浩さんのDMを店頭で配布しております。
先日、朝の散歩の途中でたまたま手に取った
ドキュメント映画「ある精肉店のはなし」。
ずっと見たいと思っていたものの、機会を逃しておりました。
日時を見ると、定休日でしかも都合のつく時間。
神楽坂にあるお寺での上映会ということにも
興味がわいて行って来ました。
牛の飼育、と畜、加工、販売
その全てに関わり「いのちを頂いて生きる」ご家族の姿を目にして
力強さというのか、今に?自分に?足りない何かを教えてもらったような、
見ることができて本当に良かったと心から思える映画でした。
終わってからのご住職と監督のトークイベントも良かった。
星野道夫さんが「循環する生命」という言葉を本の中で
書かれていますが、それは遠く離れた自然界のことだけでなく、
自分の家の食卓でも日々行われているということ。
そんなことを映画を見ながら考えてました。
映画の中での家族の食事の風景がどれも
楽しそうで、美味しそうで。
生きてるなって。
肉を食べることを完全にやめているわけではないのだけれど、
段々減ってきているこの頃。
でも映画を見ていたら、この家族の中に入って一緒に
バーベキューを食べたいと思った。
東京では11/29(いい肉の日)〜東中野ポレポレで
上映されるようですよ。

くまがいのぞみさん個展『ドロップ』

昨日で終了致しました。
天気予報よりも少し早く雨が降り始めましたが
最終日にもたくさんのお客様が足を運んで下さいました。
期間中お越し頂いた皆さま
本当にありがとうございました。
くまがいさんのつくるものは
器そのものの使い勝手の良さや楽しさはもちろんのこと、
サービス精神がたっぷりで、使う人のことを考えて
また次へのものづくりへと活かして…
そんな人を大切にする人柄もあらわれていることが魅力なんだと思います。
毎日交代で作るまかないのおむすびやおかず。
腹ごしらえをして元気に「さぁスタート!」と
開店する毎日は本当に楽しかったです。
なので今日はその余韻を味わって、少し寂しくもありましたが。
くまがいさん、今回も本当にありがとうございました!
今日はゆっくり休めたかな?
毎回私自身が学ぶことが多くある展示です。
心から感謝。
今日からin-kyoは通常営業です。
肌寒くなってきたので、PUENTEのアルパカニット小物や
ハチ蜜の森キャンドルのみつろうキャンドルなど
体も気持ちもあたたかくなるモノたちが揃っています。
いつものin-kyoへもぜひまた遊びにいらしてください。

11/6 本日最終日です

家のベランダから見える公園の緑も
気づけばずいぶんと色づいてきました。
10/31から始まったくまがいのぞみさんの展示も
本日が最終日となりました。
昨日は「ドロップ」のテーマに合わせて
多肉植物やくまがいさんの花器、器に活けた生花を
用意して下さったkukkaの永井さんがお店に来て下さいました。
後半の展示のために新しいお花や青リンゴなどが加わり、
またさらに店内が生き生きとしています。
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最終日の本日も通常の営業時間通り18時まで営業しております。
くまがいさんも終日在店。
お買い上げの方にはくまがいさんからのプレゼントで
料理研究家の瀬戸口しおりさんが作って下さった
ショートブレッドを差し上げております(サクサクでとってもおいしいのです!)
ご来店お待ちしております!
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