お米農家の山崎さんとライスクッカー

台風18号。
昨夜から雨足がひどくなり、今日の午前中も
どうなるのだろう?という雨風でしたが、
お昼過ぎには台風一過で青空が広がった東京。
他の地域はどうだったのでしょう…
大きな被害が無いことを願います。
土曜日はお米農家の山崎さん夫妻が
一日在店して新米を炊き、
小さなひと口サイズの塩むすびを試食用に
こしらえて下さいました。
山崎さんご夫妻!ありがとうございました。
ホカホカ炊きたての新米を口にした皆さんからは
「おいしい〜」
の声があちこちから。
小さなお子さんが夢中になって塩むすびを食べている姿からは
言葉はなくともストレートに伝わるものがあって
こちらまで嬉しくなってしまいました。
お陰さまで新米が飛ぶように!?(笑)売れて。
白米は完売(10/10以降に入荷予定です)
只今、玄米のみとなっております。
山崎さんちの新米の玄米の美味しさも格別ですよ。
玄米が苦手という方も「これは美味しい」と言って下さる方が多いです。
ところで土曜日にお米を炊いたライスクッカーですが
こんなかたちをしています。
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私もはじめて見たときには何の壷だろう?と思った風貌でしたが
取っ手が無い分、スリムで収納の幅をとらない優れもの。
(くぼみの部分が取っ手の代わりになるわけです)
もちろんお米も美味しく炊けます。
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お米(新米)を炊くときは中強火にかけて
くつくつと沸騰し始めるまで約10分弱
(蓋を開けるなとよく言いますが、そろそろかな?と思ったら
私は蓋を開けて沸騰しているか様子を確認してます)
その後弱火にして4〜5分
あとは15分ほど蒸らして出来上がり。
蓋が沈んでいる作りになっているので吹きこぼれず、
ガス台を汚すこともありません。
(↑上の写真は火を止める直前。この後蒸らし始めます)
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火にかける時間は15分ほどで、
ふっくらツヤツヤのご飯が頂けるのです。
昨日のお昼ご飯にはお店でお米を炊いて
アツアツ卵かけごはんに。
おかずはナシでしたが玉ねぎとカボチャのお味噌汁も作って
十分満足。肌寒い一日でしたが温まりました。 
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めし碗展はじまりました!

本日からめし碗展「新米を美味しく楽しくいただきます!」が
はじまりました。
ご来店頂きました皆様、ありがとうございます。
作家の方々がとらえるめし碗のかたち。
それぞれ個性があり、それらがまた様々な家庭の食卓へと
旅立ってご飯がよそわれて…と想像するだけで
本当にワクワクして楽しいです。
明日はお米農家の山崎さんが、
炊きたての新米をおふるまい!
山崎さん夫妻は見ているだけでシアワセな気持ちになるというか、
お二人が作ったお米は絶対美味しいんだろうなと思わせてくれるんです。
実際美味しいのですが。
今日は暑い一日となりましたが明日は肌寒いとか?
着るものに困りますが羽織りものやストールなどの巻き物で
調整しつつ、風邪をひかないようにお出かけください。

設営日

今日はお休みを頂いて、明日から始まる
飯碗展の設営日。
今回は5人の作家さんと砥部焼の中田窯さん。
個性の違う飯碗たちがin-kyoのひとつの空間に大集合。
店内に並べながら手に持ち、白米が似合うな、とか
炊き込みご飯を盛ってみたい…などなどどれも
お腹が空いてくるような、美味しそうな風景が
想像できる飯碗ばかり。
うーん。自分で企画しておいてなんですが、
楽しい展示となりましたよ!
小さなお子さんの飯碗を探していますというお声も
よく聞きますが、お子様にもピッタリの小さな飯碗も入荷してます。
子供のときだけでなく、成長したらご家族の食卓の中で
小鉢としても使えそう。
たっぷり食べたい男性の方には、小どんぶりくらいの
大きめサイズも。
飯碗はおそらく日々手にする器の中でも一番身近な器なんじゃないでしょうか?
お気に入りのひとつをこの展示で見つけて頂けたら嬉しいです。
土曜日はお米農家の山崎さんが、
今年の取れたて新米(無農薬米)を
大谷哲也さんのライスクッカー(土鍋)で炊いて下さいます。
炊いたご飯は小さな塩おむすびにしてご試食頂きますので
ぜひぜひお越し下さい。
また4日の土曜日は蔵前界隈の月イチイベントの日です。
新しくホームページもできてMAPもダウンロードできるようになりました。
各SHOPの企画も楽しいものばかり。
どうぞお楽しみに。

本日から秋冬物時間です。

10/1
本日からin-kyoの秋冬時間が始まって、
閉店時間が18:00までとなります。
陽が暮れるのもずいぶんと早くなって、少し寂しいですね。
ほんの1時間の違いなのに時間を早送りしたかのように
あっという間に閉店時間。
3日からめし碗展が始まるのでその準備に取り掛かろうとも思ったけれど、
明日の設営でみっちりやることにして、
今日はスパッと帰ることに。
ここのところ外食が以前よりめっきり減って
自宅で食べることが増えている。自然と。
出汁をしっかり取ったお味噌汁。
炊きたての新米と頂き物の秋刀魚に美味しい野菜たち。
手の込んだ料理はしていないけれど十分美味しい。
今日は家で二人ごはん。会話もごちそう。

明日から

10月。
今年は残暑も昨年ほど厳しくなく、
静かに涼しく秋めいてきたような気がします。
が、今日は少し暑い。
先週末はもみじ市や銀座松屋で毎年恒例となっている
銀座手仕事直売所。
もみじ市へは行けませんでしたが
松屋には月曜日に行って、
お知り合いの方々と立ち話をしつつ、
お店とは頭を切り離して、モノの面白さを純粋に楽しんだ。
とはいえあまり時間もなかったので、ひとつひとつじっくりと
とはいかなかったけれど、パッと目に留まったやちむんの
小皿と小さなぐい呑み、そして豊永盛人氏の張子の人形を。
小皿と小さなぐい呑みだけでも
自宅の器の顔ぶれに新しく加わると
ちゃーんと存在感を発揮して、
食卓を新鮮にしてくれるんだなぁと嬉しくなった。
この小さなワクワク感。大事だなぁ。

漆継教室と料理教室

日曜日は月に一度の漆継教室の日。
毎回宮下夫妻と一緒に9月末で9ヶ月になるさなえちゃんも
教室に参加?見学?笑
月に一度。
大人の速度からいうとあっという間で、
その1ヶ月のうちに自分が何か成長なり何なりがあるかというと
挙げられるものが情けないかな、まるでない。
けれどもさなえちゃんは着実に
めまぐるしい成長が見られて、こちらがびっくりするほど。
このエネルギーはなんだろう?
漆継ぎの教室に加えて、さなえちゃんに会えることも
楽しみのひとつになっている。
午後は青山へ、食のギャラリー612の
たなかれいこさんのお料理教室へ。
以前の日記にも書いたけれど、
たなかれいこさんのお話は興味深いことばかり。
レシピを習いに行っているというよりも
「おいしい」の本質を知るために
もっともっと広い範囲で食べもののこと、
体のこと、社会のしくみなども
同時に考えようという気持ちになる。
料理だけ作れて覚えたらそれでおしまいなんかじゃなく、
色々なことはつながって、そして自分の体へと
かえってくるのだなぁと。
学生の頃の授業とは全く違って
とにかく新鮮で楽しいし、何より美味しい。
大人になってから通う教室というのは
なかなか良いもんです。
子供の頃、ピアノ教室をよくサボっていたけど、
興味を持って今行き始めたら違うのかも。

余韻

東川から札幌へ戻る安齋ファミリーの車に同乗して
帰りは千歳空港から羽田へ。
月曜日の夜中に帰ってきました。
強行スケジュールのようかもしれないけれど、
取り立てて詰め込む用事も無かったので気持ちが
急かされることもなくゆったり。
雄大な自然を目に焼きつけてきたので心地良い疲れが体に残っているだけ。
今回トークイベントを一緒にやってくれた
安齋明子さんの言葉を思い出していた。
明子さんには福島から札幌へ移住して、
現在の暮らしのことや考えの変化などお話をして頂いた。
「10年先とかずっと先にあぁしたい、こうしたいといったことは
考えていないんです。それよりも今目の前にある幸せをかみしめて
大切に暮らしていくこと。その積み重ねなんです」
私も震災後にそんな風に考えるようになった。
あまり遠い未来のことが考えられなくなっている。
いつ何時何が起こるかわからないのだから。
今この瞬間を大切に。その積み重ねなんだと。
この先そのときの選択と判断で、変化していくことがあるかもしれない。
それがたとえ今までとは違う方向に向かうことになったとしても
自分のこと、ましてやその決断をした他人を否定せず認めたい。
それぞれの立場の選択というものがあって、
自分の考えとはまるで違って受け入れ難いことが
日常にはたくさんある。
葛藤もするし、怒りもあると思う。
けれどもそこでピシャリとシャッターを下ろすだけじゃなく
(たぶんその方が簡単だと思うけど)自分とは考え方が違うけれど
そういう考え方の人がいるんだと思えるくらいの余力のようなものは
持ち合わせていたい。その上で自分のスタンス、
軸はどこに持っていくのかはっきりとさせておく。
休日の蔵前はお隣浅草と違って、
青空の下、のんびりと穏やかな空気に満ちていた。
旅の余韻に浸りつつ、あれこれと考えをめぐらす。
震災がなかったらここまで暮らし方や生き方を真剣に考えることも
なかっただろう。
考え続けていくんだろうな。
そうしていかなければ。

古い校舎を改装したギャラリーで

21日。
空港に車で迎えに来て下さった雅美さんの
案内で、東川へ行く前に美瑛まで足をのばした。
車中お話をしながら目の前に広がる景色の美しさに
ついつい見惚れてしまう。
黄金色に染まる田んぼの光景は、関東や先日の鳴子で目にしたものとは
少し違う。なぜだろうと車を降りたときに見た稲は
背が低くてガッチリとたくましい印象。
田んぼ全体を見ても隙間なくみっしりと生え揃っている様子。
これも気候や環境の違いなんだろうか。
どこまでも広がる田んぼや畑の風景は、ヨーロッパか
どこかのようにも感じられるほど。
遠くに見える大雪山にはすでに白く雪が積もっていた。
途中途中、野菜の直売所に寄りながら、
到着したばかりだというのにどれもこれも
美味しそうな野菜や豆、珍しい果物を目にして我慢できずにお買い物。
荷物を抱えていざ北の住まい設計社へ。
なんと美しいところなのでしょう。
ちょうど札幌から到着した安斎ファミリーと合流して、
お昼に用意してくださった美味しいスープやパンを
中庭でご馳走になる。子供たちも一緒でまるでピクニックにでも
来たような気分になってしまった。
が、これからが本番。
築80年の木造校舎の一部を改装したギャラリーに
馬場わかなさんの写真が展示され、その空間で
安斎明子さんとトークイベント。
参加して下さったみなさんが素敵な方ばかりで
「暮らしは…」とか「大切なことは…」とか「豊かさとは…」など
私が話をするまでもないな。というか私が発した言葉が
宙に浮かんで消えてしまうような気が話しながらしてしまった。
あ、でもそれは悲しいことではなく、むしろ
それは素晴らしいことで、私が元気というか刺激を頂きました。
あの雄大な自然を前にして、ヒトがどのように寄り添って
生きていくべきかを知っている方々なんじゃないかと。
こうした豊かさやシアワセのかたちの連鎖を広げるためのお話会。
これからも機会をつくっていろんな場所で続けられたらと思います。
参加して下さったみなさま本当にありがとうございました。
またこのような機会を与えて下さった
北の住まい設計社・渡辺雅美さんはじめスタッフのみなさま
大変おせわになりました。ありがとうございます!
馬場わかなさんの写真展は引き続き10/5(日)まで、場所を店内の方へ移動して
ご覧頂けますのでお近くの方はぜひお立ち寄り下さい。
東川は水も美味しくて自然が美しくて、
人もお店も素敵な魅力溢れる土地でした。
快晴だった21日の夜は空気も澄んでいて、
見上げた夜空には満天の星。
安斎ファミリー&家族の一員どっちゃん。
楽しい滞在になりました。ありがとう!
いつか雪の降る季節にも訪れてみたいなぁ。

北海道・東川へ

旅の前はいつもバタバタ。
めし碗展のDM発送のために開店前と閉店後に郵便局へ。
21日に東川にある北の住まい設計社さんでのイベントで使う
コーヒー道具一式、お泊まりセットの準備などなど。
変なところでA型が顔を出し、
旅へ出る前に部屋が片付いていないと
どうにも落ち着かず、夜中に掃除や片付けなんかをしてしまう。
誰も見てないんだからいいのにと思うのだけれど、困った性分。
朝4時起きして羽田空港へ。
家を出たときにはまだ暗かったのに、
モノレールに乗っていると、ちょうど日の出の時間で
朝焼けに照らされた真綿のような雲がキラキラと輝いていて美しかった。
6:45発の旭川行きの飛行機。
乗って読み始めた文庫本のページは
見開き1ページほどしか読み進めることができずに
深い深い眠りに落ちた。
旭川の空港へは早い時間だというのに
北の住まい設計社の渡辺雅美さんが迎えに来て下さった。
気持ち良さそうな白のリネンのシャツに、
地厚のリネンでできた墨黒のエプロン。
使い込まれた風合いが体に馴染んでいらっしゃって
とても素敵。雅美さんの清潔感のあるその佇まいは、
空港の到着口で朝陽みたいに輝いて見えた。

またまた振り返り日記

19日 出張・旅ベーグルの日。
金曜日の定休日に朝焼きたてのベーグルを
旅ベーグルの店主、松村純也氏・通称 松純(谷中の)が
持って来てくれる。
お店はお休みなのに、休みになっていなくて申し訳ないのに
in-kyoで販売することを楽しみにしてくれているのが有難い。
この日は6月に生まれたばかりの赤ちゃん、日美(ひび)ちゃんも
連れてきてくれた。久しぶりに会う奥さんのいくみちゃんも
元気そうで何より。
まわりはなんだかベビーラッシュ。
私に抱っこされているとも知らずに
スヤスヤと眠る日美ちゃんは天使そのもの。
こちらまでシアワセな気分になって眠くなってしまった。